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Beatles ビートルズ/シェア・スタジアム NY,USA 1965 2016 Remaster Version

今回「THE BEATLES AT SHEA STADIUM (NEW REMASTER)」で述べましたように、シェア・スタジアムの最新バージョンであった2016年の映画「EIGHT DAYS A WEEK」公開時に同時上映されたシェアは当時劇場だけでの公開となり、その後のDVDやブルーレイの特典には含まれませんでした。それどころか2016年当時ですらシェア・スタジアムの方はソフトとしてのリリースの予定がないと明言されていたほど。さらに「EIGHT DAYS A WEEK」が配信で簡単に見られるようになった現在ですらシェアの映像が含まれていません。何かとリリースが積極的な現在において、これは非常に珍しい、そして変わった扱いだと言えるのではないでしょうか。そんな状況に一石を投じてくれるのが今回。それは2016年の劇場公開時にスクリーンを接写してくれたマニアがいたのです。つまりオーディエンスショットということになる。これは劇場の前の席から撮影されたようで、画面がちょっと斜めってるのですが、現代テクノロジーの進化の恩恵を受けて意外なほど見やすい。さすがにオリジナルの4Kレストアの域には及びませんが、それでも画質自体は非常に鮮明。日本の映画館だと必ず冒頭で登場するキャラ(笑)に捕まってもおかしくない行為を敢行してくれたおかげで、多くの人にとっては当時度!)が紛れてくるのも微笑ましいものがあります。また撮影が見つかりそうになったのか「Help!」においてカットが生じていますが、それも苦労を忍ばせてくれる努力賞ものの映像と言えるのでは。こうして見られるおかげで、2016年版ならではの独特かつ大胆な音声の処理もあらためてじっくり楽しめます。中でもオープニングの「Twist And Shout」において1963年のスタジオ録音をアフレコさせてしまうという処理にはマニアがのけぞったもの。「Baby’s In Black」においてライブ音源とスタジオ録音をミックスさせるという処理も大胆なものでしたが、これはジョンの歌詞の歌い間違いを隠蔽させるための苦肉の策だったように映ります。一方でリンゴのボーカル以外の足りない部分をスタジオ録音で補った「Act Naturally」は2016年版のベスト・ワークと呼べるもので、強引にスタジオ録音で押し切ったテレビ放送、あるいはリンゴのボーカル以外の音が沈んでしまったサウンドボード録音よりもバランスの良い仕上がりには関心させられます。こうした処理も2016年当時に見ただけで、以降はご無沙汰だった…というマニアは多いはず。久々に、そして手軽に2016年版シェア・スタジアムを楽しませてくれる便利なアイテム! Live at Shea Stadium, New York City, NY, USA 15th August 1965 (28:41) 1. Introduction 2. Twist And Shout 3. I Feel Fine 4. Dizzy Miss Lizzy 5. Ticket To Ride 6. Act Naturally 7. Can't Buy Me Love 8. Baby's In Black 9. A Hard Day's Night 10. Help! 11. I'm Down / Ending PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.29min.

Beatles ビートルズ/シェア・スタジアム NY,USA 1965 2016 Remaster Version

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