『マネーゲーム』『いけないチェリーパイ』の連続ヒットで一大全盛を築いたヘアメタルの雄、WARRANT。そんな彼らの来日公演を目撃できる超・極上プロショットが登場です。そんな本作が撮影されたのは「1991年4月21日:中野サンプラザ」公演。そのマルチカメラ・プロショットです。もうピンと来ていらっしゃる方も多いと思いますが、このショウは当時TV放送もされ、そのエアチェックが大定番となってきました。本作も同じプロショットではあるのですが、これまでのエアチェック・マスター群とはまったく次元の異なる最高峰版。独自ルートで入手した業務用VHSからダイレクトにデジタル化した放送前バージョンなのです。一口に「放送前マスター」とは言っても、実は多種多様。中にはカメラ割りテストやタイムカウンターが入った作業段階のものから、実際の放送と何が違うのか分からないものまで様々です。その中で本作は思いっきり後者。カメラ割りもミックスも完璧に仕上がっており、放送バージョンと違うのは「ステレオ」などのロゴやテロップ等がない事くらいです。もちろん、そうした違いはあくまで放送前マスターの証拠に過ぎず、本作の真価はクオリティそのもの。時代柄、撮影自体のアナログ感は拭えませんが、一度も電波を介していないマスター鮮度は絶大。故ジェイニー・レインの輝くブロンド1本や滴る汗の一滴まで鮮やかなディテールも、色あせも滲みもない発色も当時そのもの。もちろん、デジタル化に際しても細心・ハイエンドの環境で臨んでおり、テープヨレやトラッキング・ノイズの類も皆無。それこそ公式ビデオのような美しさなのです。そして、その映像美で甦るショウはヘアメタルの極地となるフルショウ。まずは当時のスケジュールを振り返り、ショウのポジションを確認しておきましょう。・4月13日:渋谷公会堂・4月15日:大阪厚生年金会館・4月18日:簡易保険ホール・4月21日:中野サンプラザ ←★ココ★ 以上、全4公演。前1990年4月の初来日は事故によってショウが中断してしまいましたが、約半年後の再来日では見事に完遂。本作の中野サンプラザ公演は、そんなリベンジ・ツアーの最終日でもあったわけです。また、その半年の間には『いけないチェリーパイ』も大ヒット。本作では2大代表作の濃縮還元ともなりました。その豪華ぶりを実感していただくためにも、ここでセットを整理しておきましょう。マネーゲーム(5曲) ・So Damn Pretty (Should Be Against the Law)/Down Boys/Sometimes She Cries/Heaven/Big Talk いけないチェリーパイ(9曲)・Thin Disguise/Uncle Tom's Cabin/Love in Stereo/Song and Dance Man/I Saw Red/Train, Train/Mr. Rainmaker/Sure Feels Good to Me/ Cherry Pie その他・Instrumental Jam/Baby Loves to Rock(CHEAP TRICK)/Jailhouse Rock(エルヴィス・プレスリー)……と、このようになっています。日本盤ボーナストラックだった「Thin Disguise」も含め、『いけないチェリーパイ』から9曲の大盤振る舞い。そこにデビュー作の必殺曲や美味しいカバーで回りを固めたスタイルです。もちろん、単にセレクトが豪華なだけでなく1回のショウならではの自然な流れが素晴らしく、1曲1曲もステージテンションでアップグレードしている。「動くベスト盤」でありつつ、それ以上のハイエナジーに彩られたWARRANTの最高傑作ともなる1枚なのです。LAメタルの終焉期に登場したために全盛は泡沫に終わり、極めつけな存在だったためにグランジの波もまともに受けてしまったWARRANT。しかし、短いと言えども絶頂の光度はシーンを照らし出すほどに目映いものでした。その輝きを史上最高峰クオリティで甦らせてくれる衝撃の業務用マスター。「1991年4月21日:中野サンプラザ」公演のマルチカメラ・プロショット。大定番のTV放送ですが、本作は独自ルートで入手した業務用VHSからダイレクトにデジタル化した放送前バージョンです。一度も放送電波を介していないクオリティは史上最高峰で、故ジェイニー・レインの輝くブロンド1本や滴る汗の一滴まで鮮やかなディテールも、色あせも滲みもない発色も当時そのものの。『マネーゲーム』『いけないチェリーパイ』を濃縮還元した全盛のフルショウを目撃できる最高傑作です。放送録画ではなく、関係者経由で入手した業務用ビデオ(放送前マスター)からのデジタル化。 Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 21st April 1991 PRO-SHOT(from Original Masters) 1. We Will Rock you (Intro) 2. So Damn Pretty (Should Be Against the Law) 3. Down Boys 4. Thin Disguise 5. Uncle Tom's Cabin 6. Sometimes She Cries 7. Heaven 8. Love in Stereo 9. Song and Dance Man 10. I Saw Red 11. Joey Allen Guitar Solo 12. Train, Train 13. Mr. Rainmaker 14. Sure Feels Good to Me 15. Drum Solo 16. Instrumental Jam 17. Cherry Pie 18. Big Talk 19. Baby Loves to Rock 20. Jailhouse Rock 21. End Credit (Uncle Tom's Cabin) Jani Lane – vocals, guitar Joey Allen – guitar Erik Turner – guitar Jerry Dixon – bass Steven Sweet – drums PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.90min.