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Whitesnake ホワイトスネイク/Netherlands 2016

パープル復興事業を終え、正道(?)の“THE GREATEST HITS Tour”に立ち返った2016年のWHITESNAKE。盟友エイドリアン・ヴァンデンバーグも飛び入りする現場を極上体験できる新発掘映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「2016年8月11日ティルブルフ公演」。エイドリアンの故国オランダでの一夜で記録された絶景オーディエンス・ショットです。デヴィッド・カヴァデールの全キャリアを追っている当店としては、“THE GREATEST HITS Tour 2016”も当然のようにリアルタイム・レポートをしてきましたが、それらはことごとくライヴアルバム。(意外にも)映像作は今回が初登場となりました。初とは言っても5年前でもありますので、改めてツアー・スケジュールからショウのポジションを確かめてみましょう。《4月8日:DEEP PURPLEが”ロックの殿堂”入り》・6月1日-7月2日:北米(20公演)・7月12日-8月13日:欧州(18公演)←★ココ★・9月9日-10月2日:中南米(11公演) ・10月9日-13日:日本(3公演) これが2016年のデヴィッド・カヴァデール。物議を醸したロックの殿堂セレモニーから約2ヶ月後にツアーを開始。本作のティルブルフ公演は、中盤となる「欧州」レッグの17公演目にあたるコンサートでした。そんなショウで撮影された本作は、目も醒める絶景オーディエンス・ショット………です、たぶん。いきなり気弱になってしまいましたが、それほどまでに衝撃的な絶景なのです。何しろ、超アップ&高画質の連続。開演の瞬間、1階アリーナ席を一望するシーンがあるのでステージ中央を真正面に据えた遠景ショットだと分かるのですが、それは照明が付いた一瞬だけの事。証明の光度でステージとの距離感/焦点を確認したら、すぐさま後はグイグイグイグイとズーム。カヴァデールのバストアップが画面いっぱいになるほどの果敢なズームになるのです。日進月歩な機材の進化とシンクロするオーディエンス・ショットなのですが、5年前にこれだけのズーム力と画質を両立する機材があっただろうか……思わずカタログが頭をよぎるほどの異様な高画質が目の前に広がるのです。しかも、超・安定。ステージ全景を一望するサイズに引いても、カヴァデールの歯並びがハッキリ分かるほど寄っても、微塵もブレない。いかに手ブレ防止機能が話題となった時期とは言え、これほどの安定感は三脚を使っているのは間違いなく、その安定感のまま、右へ左へと激しく移動するカヴァデールを画面中央に捉え続ける。もちろん、各曲のソロ等、他メンバーの見どころも逃さないわけで、ビシッとした安定感とアクティヴなカメラワークの両立は、そんじょそこらのオーディエンス・ショットでは考えられません。そう、本作のクオリティから沸々と思うのは「まるで関係者ショット」。あえて遠方にカメラを据えることで遮蔽物をゼロにし、ステージのあらゆるポイントを見放題。その上で周囲の視線を気にしない特権が三脚を使う安定感を可能にし、ショウ運びを熟知しているからこそ見どころを逃さない。実際に本作を撮影したのがファンなのか会場/バンドの関係者なのかは判然としませんが「オーディエンス・ショット」という言葉よりは「関係者ショット」の方がしっくり来る事実は動かしようがないのです。それほどまでの映像美で描かれるのは、ツアータイトルに偽りなしのグレイテスト・ヒッツ。ジョエル・ホークストラ/ミケーレ・ルッピ加入後の映像と言えば、公式作『THE PURPLE TOUR』が一番有名ですので比較しながら整理してみましょう。スライド・イット・イン(3曲)・Slide It In(★)/Love Ain't No Stranger/Slow an' Easy(★)サーペンス・アルバス(6曲)・Bad Boys/Crying in the Rain(★)/Is This Love/Give Me All Your Love/Here I Go Again/ Still of the Night スリップ・オブ・ザ・タング(3曲)・The Deeper the Love(★)/Fool for Your Loving/Judgement Day(★)その他・Ain't No Love in the Hearth of the City ※注:「★」印は公式作『THE PURPLE TOUR』では聴けない曲。……と、このようになっています。ツアーのコンセプトが違うのでセットが異なるのも当然。「★」印ナンバーもお馴染みの名曲ではありますが、ジョエル&ルッピによって染め変えられたバージョンですし、それを極上クオリティで目撃できる映像は意外に貴重だったりもします。そして何より、エイドリアン・ヴァンデンバーグ。ショウ終盤に登場し、「Here I Go Again」「Still of the Night」の2曲で共演するのです。当時のエイドリアンは引退して画家になったとも思われていましたが、実はすでにVANDENBERG'S MOONKINGSを結成していたタイミング。そのギターワークは80年代と変わらぬキレを気亜kせてくれるのです。当時、このショウは「最後のオランダ公演」と告知されていました。実際には“FLESH & BLOOD Tour”でもオランダ公演が実現したために最後ではなかった(近年のカヴァデールは来日の度に引退を仄めかしている印象がありますが、他国でも同じよう)ですが、「これが最後」という思いと集中力があったからこそ本作が生まれたのかも知れません。それほどまでに贅を尽した究極クオリティの映像なのです。オーディエンス・ショットの可能性、限界にまで思いが至る凄まじい映像作品。「2016年8月11日ティルブルフ公演」の超絶景オーディエンス・ショット。最近になって公開された映像で、目も醒める超アップ&高画質の連続。実際には遠方から撮っているようなのですが、ステージ中央を真正面に据えつつカヴァデールのバストアップが画面いっぱいになるほどの果敢なズームが凄い。しかも、三脚を使っていると思われる安定感も超絶で「関係者ショット」の方がしっくり来る。ジョエル・ホークストラ&ミケーレ・ルッピによって染め変えられたGEFFEN時代のヒット曲も美味しい超絶映像です。 013, Tilburg, The Netherlands 11th August 2016 AMAZING SHOT!!! 01. My Generation (Intro) 02. Bad Boys 03. Slide It In 04. Love Ain't No Stranger 05. The Deeper the Love 06. Fool for Your Loving 07. Ain't No Love in the Hearth of the City 08. Judgement Day 09. Guitar Solo's (Reb Beach/Joel Hoekstra) 10. Slow an' Easy 11. Bass Solo 12. Crying in the Rain 13. Drum Solo 14. Crying in the Rain (Reprise) 15. Band Introduction 16. Is This Love 17. Give Me All Your Love 18. Here I Go Again (with Adrian Vandenberg) 19. Still of the Night (with Adrian Vandenberg) 20. We Wish You Well David Coverdale - Vocal Joel Hoekstra - Guitar Reb Beach - Guitar Michael Devin - Bass Tommy Aldridge - Drums Michele Luppi - Keyboards COLOUR NTSC Approx. 91min.

Whitesnake ホワイトスネイク/Netherlands 2016

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