本作に収められているのはCDと同じ「1985年1月19日リオ・デ・ジャネイロ公演」。2公演あった“ROCK IN RIO”でも2日目のマルチカメラ・プロショットです。「ROCK IN RIOのプロショット」と言えば古くからの有名映像ですし、当店では現在でも2日間を丸ごと楽しめる『ROCK IN RIO 1985』が大定番。それだけに「また?」という方もいらっしゃるかと思いますが、実のところ本作はちょっと違う。2021年に発掘されているベスト・マスター洗い直し、再構成し直したミニ・アップグレード版なのです。ここで「ミニ」と付いたのがポイント。本編プレスCDの解説でも触れましたが、現在はクオリティの異なる部分的なマスターが数種類登場している。そこで、全長版としては今なお最高峰である当店マスターをベースにしつつ、部分的なクオリティアップ・マスターを継ぎ足した1枚なのです。そのアップマスターが登場するのは……いきなり冒頭から炸裂! 開演を知らせるシンセに乗せて佇む4人の姿が映し出されますが、これがもう完全にオフィシャル級! 30年以上も噂に上っては「そんなの残ってないよ」と言われてきた、まさかのマスター・クオリティ版なのです。しかも、音声も超極上のステレオ・サウンドボード。何年か前にカヴァデールがオフィシャル復刻しようとマスターの所有者に持ちかけ、高額をふっかけられたために頓挫したという話がありましたが、これがそのマスターなのかも知れません。是非ともWHITESNAKE編の完全版を出して欲しいところですし、白蛇が残ってるならQUEENやオジー、AC/DCなんかも……と、妄想と期待で気が変になりそうな程の超極上ぶりなのです。前述のように極上マスターは部分的なので数分で従来マスターに戻りますが、開演パート以外はボーナス映像としてまとめてあります。そして、もう1つのボーナス映像が"WHISTLE TEST"。これもCDにサウンドボード音声が収録されていますが、基本的にはTV放送プロショット。「Love Ain't No Stranger」だけではありますが、やはり本放送を超えるクオリティ激レア別バージョンが映像付きで楽しめます。概要ばかりで長くなってしまいましたが、このショウはやはり素晴らしい。この日が最後だと知っていたコージーと、知らずに最後になってしまったジョン・サイクス&ニール・マーレイ。全員が英国ロックシーンきってのスター・プレイヤーであり、全員が絶頂期にいました。後にカヴァデールは「シンガーに殺意を抱いているドラマーとのショウ」と述懐していますが、その言葉が誇張に聞こえない緊張感たっぷりのショウなのです。白蛇史の……いや、英国HR史上の最強バンドであった4人編成時代のWHITESNAKE。そのラスト・ステージを目撃できるマルチカメラ・プロショットです。最長ベスト・クオリティの当店マスターにオフィシャル級新マスターをパッチした特別バージョン。Rock In Rio Festival, Rio De Janeiro, Brazil 19th January 1985 PRO-SHOT(UPGRADE)(61:05) 01. Intro 02. Walking In The Shadow Of The Blues 03. Guilty Of Love 04. Ready An' Willing 05. Love Ain't No Stranger 06. Crying In The Rain 07. Guitar Solo / Crying In The Rain (Reprise) 08. (Ain't No Love) In The Heart Of The City 09. Slow An' Easy 10. Slide It In Bonus Tracks 11. Stereo Mix Digest "WHISTLE TEST" 12. Love Ain't No Stranger (Rock In Rio 19th January 1985) 13. David Coverdale Interview David Coverdale - Lead Vocals John Sykes - Lead Guitars Neil Murray - Bass Cozy Powell - Drums Richard Bailey - Keyboards PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.61min.