おお何という事か…。あのレッド・ツェッペリン稀代の名演かつ名音源「LIVE ON BLUEBERRY HILL」当日の模様を捉えた8?映像が出土しました!この時期のZEPのステージを捉えた8?映像としてはツアー最終日マディソン・スクエア・ガーデンの映像も記憶に新しいところですが、今回はLAフォーラムでのブルーベリー・ヒル・ショーの映像が遂に明らかになったのです。同ライブから今年で52年(よって同日音源はパブリックドメインと化しています)が経過した9月、ネット上で映像が発掘され、しかも公開されることが告知。もちろん公開日はライブの日である9月4日という粋な計らい。この衝撃的な映像を撮影したのは、つい最近「L.A. FORUM 1971 1ST NIGHT: 3 SOURCE MIX」の目玉であった、あのピーター・グラントによって録音が止められた音源の録音者であるエディ・ビンセント。彼は71年だけでなく70年のLAフォーラムにも参戦していたのでした。何とうらやましいZEP体験であることか。映像の冒頭では彼によって撮影のエピソードが語られており、当日はステージの真後ろかつ真ん前の席をゲット、そこから8?カメラにて撮影を敢行してくれたそうです。もっとも家庭用8?ですので、一度に30秒単位の撮影しかできないスペック。よって映像が細切れ状態なのはもちろん、トータルで8分にも満たない長さでした。ですが、撮影ポジションが功を奏して非常に見応えのある映像かつ画質も驚くほどクリアー。とても50年以上眠っていた8?だとは思えないレベル。そんな貴重映像をマニアがかの同日音源できっちりアフレコしてくれたことで、いよいよ素晴らしいライブ記録映像となったのです。主に収録されているのは「Since I've Been Loving You」と「Thank You」の演奏場面で、中でも後者の冒頭でオルガンを弾くジョンジーの姿が見事なアングルで捉えられている様には「本当にこの日の映像なのだな…」と感慨深い気持ちにさせてくれるでしょう。そして極めつけは「Whole Lotta Love」メドレーにおける「Some Other Guy」の演奏シーンがかなりの長さで捉えられてくれていたのには思わず身を乗り出してしまいそうな衝撃が。正に「ブルーベリー・ヒルの日」を象徴する場面の一つですし、まさかこの場面が映像で見られる日が来るとは。本当に生きててよかった!最初に申しましたようにトータルでは7分、細切れで全体のアングルは演奏するボンゾ以外のメンバーを捉えた状態でありながらもまるで見飽きない衝撃の発掘映像。何しろブルーベリー・ヒルの映像版なのです。これはZEPマニアでなくとも必見な掛け値なしの聖杯。Live at The Forum, Inglewood, CA, USA 4th September 1970 (9:43) 1. How the 8mm Film Survived 2. Dazed and Confused 3. Since I've Been Loving You 4. Organ Solo 5. Thank You 6. What Is and What Should Never Be 7. Whole Lotta Love Medley 8. End Credit COLOUR NTSC Approx.10min.