【2022年5月のRAH公演初日の完全収録映像!】エリック・クラプトンがコロナ禍を経て、今年行なったロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(以下RAH)連続公演から、5月7日、初日の素晴らしい完全収録オーディエンスショットをリリース致します!このRAH公演は昨年予定されていましたものがコロナ禍で一年延期になり、遂に実現した特別なものでしたので、晴れてこのクオリティの高い画質と音声で観ることができるのは、観に行けなかったファンの方々には嬉しいことでしょう。アングルは、ステージに向かって右の1階スタンド席(30度くらいの角度)から狙ったもので、前方には一切障害物がなかったことから、クラプトンの全身を斜め右から鮮明に捉えており、時にはステージ全景やソロが振られたメンバーにもカメラを向けているという、素晴らしい構成です。先般、当店はRAH2日目のオーディエンスショットの完全版映像をリリースしておりますが、それとセットリストは同じものの、ステージとの距離は本作の方が近く、観ごたえがあります。但し、ラストのLaylaとアンコールだけは、本編撮影者に不都合が生じたようで、別の人物がステージに向かって左30度の1階スタンドからモバイルフォーンで撮影した映像に切り替わります。やはりこの2曲は本編に比べ、画質が落ちますが、全体を通して撮影時のトラブルはなく、音声は多少ホールの鳴りを拾っていますが、聴きやすく、トータルとして優れた映像だと言えます。面白いのは、Laylaのイントロが流れると、オーディエンスが一斉にステージ前に殺到し、ほとんどの人がスマホ片手にクラプトンを撮影していることです。日本では考えられないことです。撮影、録音に厳しく、セキュリティもきちんとしているRAHでも、もはや収拾がつかない状態だったのですね。【昨年および今年の3月ツアーからガラリと変わったセットリストが魅力!】この公演の魅力は、今年77歳を迎えたクラプトンが単に元気に弾き捲る姿が観られるということのみならず、彼にしては珍しくセットリストを大幅に変えてきたことです。彼もこうした楽曲をプレイしたいのでしょうが、ファンのことも考えて、常にステージをアップデートしていく姿勢には、プロフェッショナリズムを感じます。オープニングナンバーが、今年2月に亡くなったかつての盟友で親友だったゲイリー・ブルッカー(元プロコル・ハルム)に捧げられているところにまずグッと来ます。クラプトンにはいつもこうした血の通った想いがあるのです。そして注目は、目下の最新曲Heart Of A Childをセットインさせたことでしょう。配信のみでリリースされたデジタルシングルですが、原曲はラテンの薫りを漂わせるテイストになっていましたが、ここではそのムードを残しつつ、いつものクラプトンらしいアコースティック・パフォーマンスに昇華しています。「子供の純真な心を汚さないで」と訴える、今の情勢に向けたとてもいい曲です。さらに今年の3月にもプレイしていましたが、チャップリンのSmileを何と74年以来48年ぶりにセットインさせています。この今の時代だからこそ「微笑み」を求めたクラプトンの心情が推し量れます。この曲から始まるアコースティックセットには、地元ということもあってアンディ・フェアウェザー・ロウが飛入り参加して、好サポートしているのも見所です。後半はいつもの王道構成です。この安心感!元気なクラプトンがここにいてこの曲をプレイしるだけでファンは喜んだことでしょう。また、Laylaがアコースティックセットとエレクトリックセットで2回プレイされている事も非常にレアなことです。過去にこのパターンがあったのは、2001年のジャパンツアーのみの一度きり。大人気曲だけにファンはアレンジ違いで二度も楽しめるという特別な一夜でした。エレクトリックのLaylaにおける後奏のソロは、2日目よりもいいフレーズを長く弾いているので観ごたえがあります。このステージをご覧になれば、また来日公演を待望したくなるでしょう。Live at Royal Albert Hall, London, UK 7th May 2022 AMAZING-SHOT!!!(111:28) 1. Intro 2. Lead Me To The Water 3. Key To The Highway 4. Pilgrim 5. River Of Tears 6. I Shot The Sheriff 7. White Room 8. Heart Of A Child* 9. Nobody Knows You When You're Down And Out* 10. Smile* 11. Layla* (acoustic) 12. Tears In Heaven* 13. Badge 14. Wonderful Tonight 15. Crossroads 16. Little Queen of Spades 17. Layla 18. High Time We Went Eric Clapton - guitar / vocals Nathan East - bass / vocals Sonny Emory - drums Doyle Bramhall - guitar / vocals Chris Stainton - keyboards Paul Carrack - organ / keyboards / vocals Katie Kissoon - vocals Sharon White - vocals Guest: Andy Fairweather Low - guitar * COLOUR NTSC Approx.111min.