世界中のコレクターを震撼させ続けている黄金時代プロショットの関係者マスター・コレクション。その最新弾は、オリジナル・リールから起こされた絶頂“DESTROYER Tour”篇が登場です。そんな本作に収められているのは「1976年8月13日ヒューストン公演」。そのマルチカメラ・プロショットです。1976年は3つのツアーが隣接する時期ですし、今週は似たタイトルの『HOUSTON 1977 1ST NIGHT/2ND NIGHT』も同時リリース。混乱を避けるためにも、まずはちょっと広めに当時の活動全景を俯瞰してみましょう。1976年“ALIVE! Tour”・1月23日-3月28日:北米#1(35公演)←※DETROIT 1976(三部作)“DESTROYER Tour”・4月11日ー5月4日:北米#2(13公演)・5月13日ー6月6日:欧州(17公演)・7月3日ー9月12日:北米#3(35公演)←★ココ★ “ROCK & ROLL OVER Tour”・11月24日-12月30日:北米#4a(22公演)1977年・1月1日ー3月7日:北米#4b(38公演)←※MSG FEBRUARY 1977・3月24日ー4月4日:初来日(10公演)←※COMPLETE BUDOKAN 1977(二部作)“LOVE GUN Tour”・7月8日ー9月5日:北米#5(30公演)←※HOUSTON 1977(二部作)“ALIVE II Tour”・11月15日ー12月31日:北米#6(27公演)←※LARGO 1977 これが1976年/1977年のKISS。今週同時リリースとなる『HOUSTON 1977 1ST NIGHT/2ND NIGHT』は“LOVE GUN Tour”の記録でしたが、本作は約1年前の“DESTROYER Tour”。「北米#3」の22公演目にあたるコンサートでした。“DESTROYER Tour”のプロショットと言えば『ANAHEIM 1976』も大定番ですが、本作はその一週間前でもあります。この日は古くからプロショットが知られており、“DESTROYER Tour”を代表する定番として君臨。当店でもアップグレードの度にご紹介してきました。本作は、その最終版とも言うべき最新版マスター。当店の関係者流出シリーズと同じルートでもたらされたオリジナル・リールからデジタル化された過去最高峰を更新する銘品なのです。収録時間/クオリティの両面でアップグレードしているわけですが、まずクオリティ。これがもう圧倒的! これまでの最高峰版であった『HOUSTON 1976 EXPANDED EDITION』と比較しても一目瞭然。ディテールの解像度も発色の美しさも数段向上しており、滲みもなければ曇りもなくなり、ヨレや劣化が発生していたパートも艶やか。その映像より鮮烈なのがサウンドでして、従来のTV音声をラジカセで録音したようなサウンドとはまったく違う。流出サウンドボード然としたオンな密度と極太感が圧倒的。映像美にせよ、サウンドにせよ、このまま『KISSOLOGY』に収録できるレベルです。そして、後半にタイムカウンターがない! 「いきなり何のこと?」と思われるかも知れませんが、実はこのショウのプロショットは前半/後半が別々に流通していました。古くから知られるのは前半の約31分の放送プロショットで、後半の約33分は後年になって発掘されたものでタイムカウンター付き。既発『HOUSTON 1976 EXPANDED EDITION』は、両者を合わせていたのです。ところが、本作は後半パートもタイムカウンターがなく、クオリティも前半と統一された極上版なのです(ただし前後半マスターの切り替えで「Nothin' To Lose」後半/「God Of Thunder」序盤が欠けている点は同じです)。さて、もう1つのアップグレードなのが収録時間。『HOUSTON 1976 EXPANDED EDITION』が約64分だったのに対し、本作はなんと約94分に及ぶ長尺マスターなのです。これまでカットされていた曲間も長めに収録されていますが、何よりも長尺なのは開演前シーン。ここでは、開演を待つ大観衆の姿が長ーく収録されているのです。もちろん、このシーンもプロショット。放送プロショットではタイトル画面として10秒ほど使われていた映像ですが、本作では30分も収録しているのです。もちろん、音楽的にはどうという事のないシーンではあるのですが、70年代丸出しのファッションやカメラに向かってはしゃいだり、見せびらかすようにいちゃつくムードも楽しかったりする。しかも、バックには会場で使われていたと思しきTHE ROLLING STONESの名曲群がサウンドボードで流れる。意外と見入ってしまうシーンだったりします。そうは言っても主役は絶頂“DESTROYER Tour”のショウそのもの。最後に、前後ツアーの代表作と比較しながらセットも整理しておきましょう。前後のツアーと共通(6曲)・地獄からの使者:Cold Gin/Nothin' To Lose/Firehouse/Black Diamond・その他:Let Me Go, Rock And Roll/Rock And Roll All Nite『DETROIT 1976(ALIVE! Tour)』で観られなかった曲・地獄の軍団:Detroit Rock City/King Of The Night Time World/Shout It Loud Loud/God Of Thunder『MSG FEBRUARY 1977(ROCK & ROLL OVER Tour)』にない曲・地獄からの使者:Strutter/Deuce・その他:King Of The Night Time World/Hotter Than Hell 数々の名作プロショットを究極アップグレードしてきた関係者流出マスター・シリーズ。本作は、その“DESTROYER Tour”篇です。タイムカウンターもなく、圧倒的なマスター・クオリティの映像美で迫る約97分の秘宝「1976年8月13日ヒューストン公演」のマルチカメラ・プロショット。過去最長・最高峰クオリティを更新する関係者流出マスターです。従来版を圧倒するクオリティは、このまま『KISSOLOGY』に収録できるオフィシャル級で、後半のタイムカウンターもありません。会場で流れていたであろうTHE ROLLING STONESの名曲に乗せて開演前の会場を約30分も見せるシーンも貴重で、絶頂のDESTROYER Tourを体験できる絶対映像です。The Summit, Houston, Texas, USA 13th August 1976 PRO-SHOT(UPGRADE & LONGER!!!!!!!) 比較にならない程に向上。(96:40)1. Pre-Show Audience Footage ★会場スクリーンに写った観客をそのまま収録。生々しくて面白い!BGMは全編60年代のストーンズ 完全初登場・超綺麗 2. Soundcheck / Intro ★サウンドチェック音が貴重 3. Detroit Rock City 4. King Of The Night Time World 5. Let Me Go, Rock 'N Roll 6. Strutter 7. Hotter Than Hell 8. Shout It Loud Loud 9. Cold Gin 10. Guitar Solo 11. Nothin' To Lose 12. God Of Thunder 13. Drum Solo 14. God Of Thunder (reprise) 15. Rock And Roll All Nite 16. Deuce 17. Firehouse 18. Black Diamond Intro 19. Black Diamond Paul Stanley - Guitar, Vocals Gene Simmons - Bass, Vocals Ace Frehley - Guitar Peter Criss - Drums, Vocals PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.97min.