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Kiss キッス/OH,USA 1997

遂に再結成を果たし、オリジナルKISS復活!の衝撃を全世界に振り撒いた“ALIVE/WORLDWIDE Tour”。あの興奮がリアルに甦る極上プロショットが登場です。そんな本作が撮影されたのは「1997年4月12日トレド公演」。そのマルチカメラ・プロショットです。“ALIVE/WORLDWIDE Tour”のプロショットと言えば、『KISSOLOGY VOLUME THREE』で公式化されたデトロイト公演が有名ですし、『ROCK AM RING 1997』も大定番。そんな中で本作のポジションはいかなるものなのか。まずは、全世界を揺るがした世紀のワールドツアー全景を俯瞰しながら確認してみましょう。1996年《3月12日『KISS UNPLUGGED』発売》・6月15日ー8月10日:北米#1a(32公演)←※公式デトロイト映像・8月17日:Monsters Of Rock出演・8月21日ー11月10日:北米#1b(57公演)・11月20日ー12月21日:欧州#1(19公演)・12月28日ー31日:北米#2(4公演)1997年・1月18日ー2月15日:日本/オセアニア(15公演)・3月7日ー14日:中南米(5公演)・3月21日ー5月6日:北米#3(35公演)←★ココ★・5月16日ー7月5日:欧州#2(23公演)←※ROCK AM RING 1997 これが1996年/1997年に実現した“ALIVE/WORLDWIDE Tour”。公式のデトロイト映像はかなり序盤で、『ROCK AM RING 1997』は真逆の最終盤。本作のトレド公演は、母国アメリカでありつつ時期的は後者に近い「北米#3」。その17公演目にあたるコンサートでした。そんなショウを伝える本作は、流出系の超極上マスター。ひと口に「プロショット」と言っても実は様々な種類があるのですが、本作は(恐らく)現場スクリーン用の映像。ステージから遠い観客にもメンバーの姿が楽しめるようにドアップが多用され、逆に会場のスケール感などは映らないタイプです。もっと分かりやすいのは曲間。よくある放送プロショットなら大群衆の姿を舐めまわすところですが、本作は真っ暗になり、MCだけが流れてくる。実のところ、公式化されたデトロイト映像もこのタイプだったりするのですが、本作はさらに流出感が強い。公式デトロイトはMCに反応した観客の声援は聞こえるのですが、本作はそれも遠く遠くのさざ波のようなのです。もちろん、これは個性の話であって優劣の話ではありません。スクリーン映像には通常プロショットとは違う旨みもあり、とにかく各メンバーのドアップがたっっっっぷり楽しめる。メイクアップしたポールの表情やエースのロケット・ソロはもちろんの事、特にスゴいのはジーン。舌ベロベロも顔芸も血吐きもエロく激しい腰づかいまで画面いっぱいにドデカく映し出される。放送プロデューサーだったら下品すぎて流せないようなシーンも限界突破のド迫力で見せつけてくれるのです。そして、絶大なのがマスター鮮度。恐らくはスクリーン映像のデジタル・クローンなのでしょう。ダビング痕も劣化の跡もまるでなく、時空を越えてコンサート会場と自宅を直接繋いだような超鮮明な映像美なのです。そんなスーパー・リアル・プロショットで画かれるのは、全世界を夢心地にさせた“ALIVE/WORLDWIDE Tour”のフルショウ。セットは究極的なグレイテスト・ヒッツではあるものの、実は公式デトロイト映像とも『ROCK AM RING 1997』とも若干異なっている。ここで比較しながら整理しておきましょう。地獄の軍団(6曲)・King Of the Night Time World/Do You Love Me?/Shout It Out Loud/God of Thunder/Detroit Rock City(★)/Beth(★★)その他(14曲)・地獄からの使者:Deuce/Firehouse/Cold Gin/100,000 Years/Black Diamond(★)・その他:Let Me Go, Rock 'N' Roll/Watchin' You/C’mon And Love Me(★★)/Rock And Roll All Nite/Calling Dr. Love/Shock Me/Love Gun/New York Groove(★★)/I Was Made for Lovin' You(★)※注:「★」印は公式化されたデトロイト映像にない曲。特に「★★」印は『ROCK AM RING 1997』を併せても観られなかった曲……と、このようになっています。後のツアーでは新風を吹き込むための変わり種も仕込みましたが、“ALIVE/WORLDWIDE Tour”はただただ「オリジナル復活」こそがウリ。『KISS』『DESTROYER』を2本軸としながら70年代を総括している。その濃度は凄まじく、まさに「目で観るベスト盤」「動くグレイテスト・ヒッツ」なのです。再メイクアップKISSは現在も続いていますが、オリジナル4人が勢揃いしたのはわずか5年弱。その中でも100%純粋に「70年代の復活」に専念していたのは“ALIVE/WORLDWIDE Tour”だけでした。全員が元気な40代半ばで黄金時代を再現して見せた唯一無二のツアー。「1997年4月12日トレド公演」のマルチカメラ・プロショット。現場スクリーン用の映像で、ステージから遠い観客にもメンバーの姿が楽しめるようにドアップが多用されるタイプ。メイクアップしたポールの表情やエースのロケット・ソロはもちろんの事、ジーンの顔芸や血吐き、激しい腰づかいも画面いっぱいにドデカく映し出される。「Beth」「C’mon And Love Me」「New York Groove」など、公式デトロイト映像や『ROCK AM RING 1997』とも異なる“ALIVE/WORLDWIDE Tour”をたっぷり楽しめます。Live at Savage Hall, Toledo, OH, USA 12th April 1997 PRO-SHOT 1. Deuce 2. King of The Night Time World 3. Let Me Go Rock 'n Roll 4. Do You Love Me? 5. Firehouse 6. Watchin' You 7. Shock Me 8. Ace Solo 9. Calling Dr. Love 10. Shout It Out Loud 11. Cold Gin 12. Love Gun 13. C'mon And Love Me 14. I Was Made For Lovin' You 15. Gene Solo 16. God Of Thunder 17. Peter Solo 18. God Of Thunder(Reprise) 19. New York Groove 20. 100,000 Years 21. Paul Solo/Black Diamond 22. Detroit Rock City 23. Beth 24. Rock And Roll All Nite Paul Stanley - Guitar, Vocal Gene Simmons - Bass, Vocal Ace Frehley - Guitar Peter Criss - Drums, Vocal PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 120min.

Kiss キッス/OH,USA 1997

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