2010年、ジェフ・ベックとのUSツアーとスティーブ・ウィンウッドとのUK&ヨーロッパ・ツアーの間で11日間行われた北米でのソロ・ツアーより、最終日の3月13日のフロリダ州オーランド公演を、複数台のカメラソースでショウを1時間33分に渡って収録した、ファン必携・必見の高品質な一枚。冒頭2曲は遠目の映像ながら画面は安定しており、音声も良好。3曲目のTell The Truthは頭欠けでスタートするものの、アリーナ前方から捉えられたクリアーな画面で見応え満点。やはり頭欠けでスタートするOld Loveはステージをほぼ真下に見下ろす位置からの映像でおそらく携帯で撮影されたものだと思いますが、画質・音声共にクオリティは上々です。I Shot The Sheriffも頭欠けでスタート。今度はアリーナ中位置からで、その画素数から携帯映像と思われますが、音声は別マスターを使用しているらしく、十分に良好。この曲は少なくとも3種のソースから上手く編集されており、接近したり遠方になったりするものの、十分なクオリティは有しているので全くストレス無く見入ることができます。特にしっかりと捉えられたロングギターソロは必見パートになっています。アコースティックのDriftin' Blues、Nobody Knows You When You're Down And Outアリーナ前方からのベストショット。アングル・音声とも最高で見応えのあるトラックです。Running On Faith はかなり前方右側からのショットで、クラプトンを右側から捉えた形になっています。まるで映画のような非常に美しい映像ショットです。Laylaはアリーナ後方向かって左側からの映像ですが、デジタルカメラでのしっかりした映像でズームアップシーンも美しいです。I've Got A Rock 'N Roll Heartはステージ直ぐ近くからの映像でその質感から携帯映像かと思いますが、安定感抜群の接近映像はその高品質なサウンドとあいなって見応え十分。Badgeも携帯映像と思われますが、とにかく近いポジションで撮影されており、右はじの画面を遮る頭が邪魔なシーンもありますが、質的には上々です。Wonderful TonightとBefore You Accuse Meはアリーナ後方中央からのカメラ映像で寄りはそれほどありませんが、画面は安定しています。Little Queen Of Spadesはステージ向かって右側からのやや距離を感じさせる映像。Cocaineは中盤のLayla同様にステージ向かって左側からのカメラによるクローズアップ映像ですが、質的には最も高く、アップも美しい見応え満点の映像です。ラストのCrossroadsはアリーナ後方中央席からのおそらく携帯映像で、音声がややダンゴ気味なのは残念ですが、画面は安定しており見応えある内容です。非常にクオリティの高い編集が施されており、複数ソースと言っても、あまりに不安定な映像は一切ないので、ストレス無く長時間の鑑賞を楽しむことができます。全体の映像品質・音声も十分に高度なため、ファンにとってはマストのタイトルに仕上がっています。オリジナル・メニュー付。Live at Amway Arena, Orlando, Florida, USA 13th March 2010 AMAZING SHOT(Multi Cam) 1. Going Down Slow 2. Key To The Highway 3. Tell The Truth 4. Old Love 5. I Shot The Sheriff 6. Driftin' Blues 7. Nobody Knows You When You're Down And Out 8. Running On Faith 9. Layla 10. I've Got A Rock 'N Roll Heart 11. Badge 12. Wonderful Tonight 13. Before You Accuse Me 14. Little Queen Of Spades 15. Cocaine 16. Crossroads Eric Clapton - Guitar / Vocals Chris Stainton - Keyboards Walt Richmond - Keyboards Willie Weeks - Bass Steve Gadd - Drums Michelle John - Backing Vocals Sharon White - Backing Vocals COLOUR NTSC Approx. 93min.