BLACK COUNTRY COMMUNIONを再始動させつつ、『BURN』50周年のソロ・ツアーも精力的に取り組んでいる2023年のグレン・ヒューズ。DEEP PURPLEの名曲を復活させた最新ステージをフル体験できる極上映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「2023年11月7日ポルト・アレグレ公演」。その極上オーディエンス・ショットです。BLACK COUNTRY COMMUNIONは2023年中に5枚目の新作アルバムを完成させるそうですが、ツアー計画はまだ未定。グレンはあくまでソロとして全世界を巡っています。まずは、そんな彼の近況をスケジュールでおさらいしておきましょう。2023年・5月6日ー17日:欧州#1(8公演)・6月24日ー8月17日:欧州#2(11公演)・8月16日ー9月23日:北米#1(23公演)←※NEW YORK 2023・9月30日:サンパウロ公演・10月6日+7日:トルコ(2公演)・10月10日ー29日:英国(11公演)・11月1日ー18日:南米(12公演)←★ココ★・12月3日:ポーチコール公演 2024年・2月2日ー4月10日:北米#2(17公演)・4月17日ー6月21日:欧州#3(22公演)これが現在までに公表されている2023年/2024年の活動概要。イングヴェイ・マルムスティーンとのカップリング・ツアーも話題になりましたが、それは「北米#1」のみ(『NEW YORK 2023』でお楽しみ頂けます)。他はすべてソロツアーで、本作のポルト・アレグレ公演は約2ヶ月半後の「南米」レッグの5公演目にあたるコンサートでした。そんな現場を伝える本作は、画に描いたような超絶景。ステージ左寄りからの斜めアングルではありますが、アリーナ客の遙か頭上を素通りしてステージを直視。現場となった“Bar Opiniao”は「バー」とは言っても2000人規模のホールクラスでもあり、スタンド席の最前列から撮影しているのかも知れません。遮蔽物が一切なく、ステージだけが視界を占領するのです。また、そのナナメ角度がステージ上の4人を綺麗に押さえているのもポイント。歌いっぱなしのグレンも含めて4人とも定位置からほとんど動かないステージでもあり、もし誰か1人でも隠れしまうとそのメンバーはずっと見えないことになる。本作は、まるで最初から4人の位置取りを把握していたかのような特等席なのです。もちろん、音声も素晴らしい。音色的にサウンドボードと間違える事はありませんが、芯の力強さ、ディテールの細かさ、セパレート感の鮮やかさ……チェック・ポイントを1つずつ挙げていくとサウンドボードにも負けていない。あまりに強力なダイレクト感ゆえに左チャンネルがビビリ気味になることもありますが、それを差し置いても”Classic Deep Purple Live”有数の名録音でもあります。そんな映像美で描かれるのは、現代最強とも言うべきPURPLEミュージックの夕べ。 先述の『NEW YORK 2023』はイングヴェイとのカップリングのためにショート・セットでしたが、本作は堂々のフルセット。比較しながら整理しておきましょう。第III期(6曲+α)・紫の炎:Might Just Take Your Life/Sail Away/You Fool No One(★)/Mistreated/Burn(2テイク)・嵐の使者:Stormbringer/High Ball Shooter(★)その他(3曲)・Gettin' Tighter/You Keep On Moving(★)/Highway Star※注:「★」印はイングヴェイとのカップリング盤『NEW YORK 2023』で聴けなかった曲。……と、このようになっています。50周年を迎えた『BURN』ナンバーを中心にIII期・IV期の名曲群が目白押し。まさに紫の饗宴です。追加されたレパートリーの中でもポイントなのが「You Fool No One」でしょう。ギターソロやドラムソロ、さらには「High Ball Shooter」まで盛り込んだ17分に及ぶメドレーなのです。なお、本作はポルト・アレグレのフル映像に続いてボーナス映像も追加収録。4日後(3公演後)となる「11月11日サンパウロ公演」の最前列ショットです。この日はチャド・スミスがドラムでゲスト参加しており、必殺の「Burn」の他、本編ポルト・アレグレでは演奏しなかった「Highway Star」も楽しめます。歴代PURPLEシンガーの誰よりも若々しい歌声をキープし、今なお“THE VOICE OF ROCK”の威厳を放っているグレン・ヒューズ。そんな彼がDEEP PURPLEの名曲だけを歌いまくるフルショウを極上体験できる映像傑作です。大名盤『BURN』の50周年にこれ以上無い1枚。「2023年11月7日ポルト・アレグレ公演」の極上オーディエンス・ショット。アリーナ客の遙か頭上を素通りしてステージを直視する絶景ショットで、ステージ上の4人を綺麗に押さえて見どころを逃さない。衰え知らずのグレンによるPURPLEナンバーは凄まじく、17分に及ぶ「You Fool No One」メドレーも70年代のスポンティニアスなムード満点。大名盤『BURN』の50周年ショウを極上フル体験できる映像傑作です。Bar Opiniao, Porto Alegre, Brazil 7th November 2023 AMAZING SHOT!!! 1. Intro 2. Stormbringer 3. Might Just Take Your Life 4. Sail Away 5. You Fool No One 6. Guitar Solo/Blues 7. High Ball Shooter 8. You Fool No One 9. Drum Solo 10. You Fool No One (reprise) 11. Band Introduction 12. Mistreated 13. Gettin' Tighter 14. You Keep On Moving 15. Burn VIP Station, Sao Paulo, Brazil 11th November 2023 16. Highway Star (with Chad Smith) 17. Burn (with Chad Smith) COLOUR NTSC Approx.106min.