『ESCAPE』の天文学的ヒットで一大全盛の扉を開いた1981年のJOURNEY。その象徴映像がまさかのアップグレード。公式クオリティも超越した1枚が緊急リリース決定です。その象徴映像の正体とは「1981年11月6日ヒューストン公演」のマルチカメラ・プロショット。そう、かのオフィシャル名作『LIVE IN HOUSTON 1981: THE ESCAPE TOUR』の最高峰更新版なのです。さて、その気になるクオリティの前に、まずはショウのポジション。大全盛の“ESCAPE Tour”から俯瞰してみましょう。1981年《1月30『CAPTURED』発売》・6月7日ー14日:北米#1(4公演)《7月17日『ESCAPE』発売》・7月27日ー8月1日:日本#1(5公演)・8月15日ー12月12日:北米#2(91公演)←★ココ★・12月21日+22日:ホノルル(2公演)1982年・4月9日ー17日:日本#2(7公演)・4月23日ー7月2日:北米#3(35公演)《秋『FRONTIERS』製作》これが1981年/1982年のJOURNEY。二度の来日を含む大規模なツアーは、まさに黄金時代の勢いを表しています。特に強烈なのは90公演を超える「北米#2」レッグ。本作のヒューストン公演は、その64公演目にあたるコンサートでした。さて、『LIVE IN HOUSTON 1981』はそんな全盛JOURNEYを目撃できるオフィシャル映像。2005年には公式DVD化も実現した定番中の大定番なわけですが、本作はそのオフィシャル映像を海外マニアがリマスターしたもの。そのクオリティは、ド肝を抜く「オフィシャル超越」級。元から問題のなかった傑作映像だったのですが、本作はさらに鮮明できめ細かく、鮮やかで艶やか。実のところ、2年前(2022年)にも個人リマスターされたバージョンが出回ったのですが、本作はそれともまったく違う。2022年版は単にハイライトを強調しただけで、まるでどのキツすぎるメガネをかけたようなドギツイ画面でした。それに対し、本作はスーパー・ナチュラル。発色や質感、細やかなディテールは、まるで昨日獲ったかのように新鮮……いや、現場で本物のJOURNEYを目の当たりにしているかのようにリアルなのです。リマスター作業の詳細は明かされていないのですが、もしかしたら生成AI技術なのかも知れません。そうでもなければ「オフィシャルDVDより自然」がナゾすぎるのです。そんなオフィシャル超越の映像美で描かれるのは、歴史的大ブレイクの真っ直中にいたJOURNEY。ブレイクスルー時代の勢いが滲むセット内容もチェックしてみましょう。エスケイプ(8曲)・Escape/Open Arms/Mother, Father(★)/Who's Crying Now/Dead or Alive(★)/Don't Stop Believin'/Stone In Love/Keep On Runnin’(★)その他(7曲)・ディパーチャー:Line Of Fire/Stay Awhile/Where Were You(★)/Any Way You Want It・その他:Lights/Wheel In The Sky/Lovin', Touchin', Squeezin'※注:「★」印は公式ライヴアルバム『GREATEST HITS LIVE』で聴けなかった曲。……と、このようになっています。軸となるのは『ESCAPE』で、アルバム全10曲中「Still They Ride」「Lay It Down」以外の全曲が披露される。新曲だらけでもウケまくる大全盛だからこその堂々たるセットなのです。また、このショウは公式ライヴアルバム『GREATEST HITS LIVE』にもなりましたが、あちらは他ツアーとも混ぜられた編集作。それに対して、本作は100%ピュアな“ESCAPE Tour”作品であり、そこで採用されなかった「Mother, Father」「Dead or Alive」「Keep On Runnin’」も楽しめるのです。元から欠点などなかった公式映像が、まさかまさかのアップグレード。それもマニアによるリマスターでオフィシャル超えを果たしたのです。もしかしたら、音楽アーカイヴの世界は新たな時代に入ろうとしているのかも知れません。そんな未知なる予感さえ漂わせる超絶の映像傑作。オフィシャル名作『LIVE IN HOUSTON 1981: THE ESCAPE TOUR』のアップグレード版がリリース。海外マニアによるリマスターで、さらに鮮明できめ細かく、鮮やかで艶やかに変貌。公式超えの異常クオリティです。The Summit, Houston, TX, USA 6th November 1981 PRO-SHOT 1. Intro 2. Escape 3. Line Of Fire 4. Lights 5. Stay Awhile 6. Open Arms 7. Mother, Father 8. Piano Solo 9. Who's Crying Now 10. Where Were You 11. Drum Solo 12. Dead Or Alive 13. Don't Stop Believin' 14. Stone In Love 15. Keep On Runnin' 16. Guitar Solo 17. Wheel In The Sky 18. Lovin', Touchin', Squeezin' 19. Any Way You Want It Steve Perry - Vocals Neal Schon - Guitar, Vocals Jonathan Cain - Keyboards, Vocals Ross Vallory - Bass, Vocals Steve Smith - Drums PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.77min.