歴史的な大定番プロショットの究極進化! 歴史的な“第一回ROCK IN RIO”をかつてない映像美で楽しめる絶対の1枚が登場です。そんな本作が撮影されたのは、もちろん「1985年1月15日リオ・デ・ジャネイロ公演」。そのマルチカメラ・プロショットです。当時の蠍団は、絶頂を極めた『LOVE AT FIRST STING』時代。数々のオフィシャル/準オフィシャル映像がひしめいてもいますので、まずは当時の活動歴を振り返って本作のポジションも探ってみましょう。1983年《夏:『LOVE AT FIRST STING』製作開始》・12月8日ー17日:欧州#1(4公演)←※ROCKPOP 1983 1984年・1月23日ー2月29日:欧州#2(27公演)《2月13日『LOVE AT FIRST STING』発売》・3月17日ー7月18日:北米#1(86公演)・7月30日ー8月12日:アジア/日本#1(9公演)←※SUPER ROCK '84・8月14日ー9月2日:北米#2(13公演)・10月26日ー12月3日:欧州#3(26公演)1985年・1月15日+19日:ROCK IN RIO(2公演)←★ココ★・1月28日ー2月7日:日本#2(8公演)《6月20日『WORLD WIDE LIVE』発売》・6月22日:ネブワース公演・8月24日ー9月2日:北米#3(4公演)←※DAY ON THE GREEN 1985 1986年・8月16日ー9月5日:欧州#4(7公演)これが大代表作『LOVE AT FIRST STING』にまつわる活動の全体像。世界が求めるままに長大なツアーに臨み、丸3年を費やすという絶頂時代でした。その模様は当時の公式映像『WORLD WIDE LIVE』『SUPER ROCK '84』だけでなく、『ROCKPOP 1983』『DAY ON THE GREEN 1985』といった準オフィシャルな名作プロショットも残されました。本作は、そんな「準オフィシャル」なプロショットの1本。これまで上記の中で唯一「オフィシャル級」とは言えなかった“ROCK IN RIO”映像の究極アップグレード版なのです。実際、本作の正体はオフィシャル公開マスター。本稿に目を留められた方ならご存知かも知れませんが、最近SCORPIONSは公式チャンネルで歴代プロショットのアップグレード版を公開中でして、本作のその1つなのです。当店でも『ROCKPOP IN CONCERT 1983』や『BREMERHAVEN 1996: DEFINITIVE PRO-SHOT』等が大好評となっておりますが、その映像美は圧倒的。大元マスターと思しきジェネも究極的ですが、さらに公式ならではのデジタル・マスタリングも施されており、脳裏にこびりついた映像でもまったくの別モノ感覚に生まれ変わっているのです。そして、その威力は本作でも炸裂。もちろん撮影自体のアナログ感は否めませんが、艶やかな発色も微細部まで鮮明なディテールも完全に生まれ変わっている。演奏シーンは当然の事ながら、大観衆シーンにもド肝を抜かれる。これまでは潰れた画質のせいで虫の大群のように見えましたが、本作ではちゃんと人間に見える……と言いますか、振り上げられた腕の1本1本までクッキリはっきり。これまで脳内補正が必要だった南米クオリティの“ROCK IN RIO”が、まさかここまで美しくなるとは……。そんな公式アップグレードの映像美で描かれるのは、歴史的なフルショウ。本作だけの激レア曲の類はありませんが、それでも公式映像『WORLD WIDE LIVE』よりも長尺で全盛の名曲群がたっぷり。比較しながら整理してみましょう。禁断の刺青(5曲)・Coming Home/Bad Boys Running Wild/Big City Nights/Rock You Like A Hurricane/Still Loving You その他(8曲)・ラヴドライヴ:Coast To Coast(★)/Holiday/Can't Get Enough(★)・アニマル・マグネティズム:Make It Real(★)/The Zoo(★)・ブラックアウト:Blackout/Can't Live Without You(★)/Dynamite ※注:「★」印は公式映像『ワールド・ワイド・ライヴ』で観られなかった曲。……と、このようになっています。当日はドラムソロもあったのですが、残念ながらそれだけは今回も復刻されませんでした。また、公式マスターは1年前から1曲ずつ小出しに公開されてもいたのですが、本作はそれとは異なり、ごく最近公開された最長版からDVD化。そのため、曲間のカットもありません。歴史的なの伝説プロショットが公式アップグレードを果たした究極版です。それにしても、伝説の“第一回ROCK IN RIO”が完全オフィシャル級クオリティで楽しめるとは、まさに驚異です。ぜひ全出演バンドもSCORPIONSに倣って続いて欲しい……そんな筋違いな願いで頭がいっぱいになる1枚。「1985年1月15日リオ・デ・ジャネイロ公演」のマルチカメラ・プロショット。公式チャンネルで公開されたアップグレード・マスターで、大元マスターをデジタル・マスタリングで磨き込んだと思われるクオリティはまさに「オフィシャル級」そのもの。大群衆が振り上げる腕の1本1本まで鮮明な映像美で、歴史的なステージを楽しめる。伝説プロショットがオフィシャル化を果たした絶対作です。Rock In Rio Festival, Rio De Janeiro, Brazil 15th January 1985 PRO-SHOT UPGRADE!!!! 1. Intro 2. Coming Home 3. Blackout 4. Bad Boys Running Wild 5. Make It Real 6. Big City Nights 7. Coast To Coast 8. Holiday 9. Still Loving You 10. Rock You Like A Hurricane 11. Can't Live Without You 12. Dynamite 13. The Zoo 14. Can't Get Enough PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.71min. Klaus Meine - Vocals Rudolf Schenker - Guitar, Backing Vocals Matthias Jabs - Guitars, Backing Vocals Francis Buchholz - Bass, Backing Vocals Herman Rarebell - Drums, Backing Vocals