フレディ生誕70年にして没後15年に日本に戻ってきてくれたQUEEN。今回のツアーは日本武道館3日連続公演のみで、彼らが伝統のステージに立つのは“THE WORKS TOUR 1985”以来、31年ぶりのことでした。3日間とも満員御礼の大盛況となったわけですが、特に特別だったのは、20回目の日本武道館公演となった最終日。そんな幾重にもモリアルな「9月23日:日本武道館公演」の特級ライヴアルバムがリリース決定です。今週は、このショウの『BUDOKAN 2016 FINAL NIGHT』もリリースされますが、もちろん本作は別録音。まったく違う録音家による作品で、本人から直接お預かりしたマスターをダイレクトに使用したオリジナル音源です。確かに『BUDOKAN 2016 FINAL NIGHT』の超美麗にして奇跡的なサウンドには譲りますが、本作もまた素晴らしいライヴアルバムなのです。何よりも素晴らしいのは、ぶっとい楽音。「太い」ではありません。「ぶっとい」。生々しい大歓声のスペクタクルも拾っているので確実にオーディエンス録音ですが、その極太ぶりはライン録音にも匹敵。あまりにも太いせいか低音にリミッターがかかるためにプレス化は逃しましたが、それほどの激近サウンドでQUEENに密着できるアルバムなのです。その上で、熱い“現場感覚”も猛烈。もちろん、いかな大歓声でも極太の楽音が押し負けることはありません。実際の詳しい録音ポジションは明かしていただきませんでしたが、聴いた感じではPAと大群衆の間にサンドイッチされているかのよう。日本武道館のはずなのですが、サウンドのニュアンスはまるで小さなホールのような濃縮感。ここでカン違いしないでいただきたいのは「間近な観客の大騒ぎ」では(決して!)ないこと。「手をとりあって」などで起きる唱和のスペクタクルは大きく広がり、間近の観客がうるさいわけではありません。ただ、プレス盤が武道館全体のスペクタクルを感じさせたのに対し、本作はその熱狂が小さな会場に押し込まれたような濃度になっているのです。そんなサウンドが醸し出す親密さ、密着感が実に美味しい。もちろん、本当は日本武道館ですし、音楽や演奏にはQUEENらしいダイナミズムがいっぱい。ブライアンの日本語MCやセルフィ(自撮り棒)での撮影会もしっかりと記録されているわけですが、それがやけに身近に感じられる。もし小さな会場でQUEEN+アダム・ランパートを体験することができたら、どれほど素晴らしいか。それがもしクラブだったら……。本作は、そんな夢までも見させてくれるライヴアルバムなのです。あらゆる意味でメモリアルだった日本武道館の最終日。その現場の大気をスピーカーからはき出すだけでなく、どこまでも身近に感じられる夢のような1枚。本作は「小さな会場にQUEEN+アダムと押し込まれたい」という願望までも満たしてくれる熱いライヴアルバムです。
Live at Budokan, Tokyo, Japan 23rd September 2016 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1 (66:25)
1. Intro. 2. Seven Seas of Rhye 3. Hammer to Fall 4. Stone Cold Crazy 5. Fat Bottomed Girls 6. Don't Stop Me Now 7. Killer Queen 8. Somebody to Love 9. Love of My Life 10. Teo Torriatte (Let Us Cling Together) 11. These Are the Days of Our Lives 12. Drum Battle
13. Under Pressure 14. Crazy Little Thing Called Love
Disc 2 (67:24)
1. Another One Bites The Dust 2. Vocal & Guitar Improvisation 3. I Want It All 4. Who Wants to Live Forever 5. Guitar Solo 6. Tie Your Mother Down 7. I Want to Break Free 8. I Was Born to Love You 9. Bohemian Rhapsody 10. Radio Ga Ga 11. We Will Rock You
12. We Are the Champions 13. God Save The Queen
Brian May - Guitar, Vocal Roger Taylor - Drums, Vocal Adam Lambert – Vocal Spike Edney - Keyboards, Backing Vocals Rufus Taylor - Drums, Percussion, Backing Vocals Neil Fairclough - Bass, Backing Vocals





























