1979年5月6日ロンドンはブルネル大学での公演を高音質オーディエンス録音で収録。残念な事に、Track1のHells Bellsラスト辺りまでは、高音部の抜けの悪い若干こもった音質ですが、Track 2のSample And Holdからは一転して、楽器音がダイレクトに伝わる、臨場感抜群の素晴らしい音質に変わります。1978年10月9、10日に行われたコネチカット州ウェストへブンのハードロック・カフェ公演を最後にUKを脱退したブラッフォードとホールズワースですが、11月にデイヴ・スチュワートとジェフ・バーリンを加えて(「Feels Good To Me」でも共演)「ブラッフォード」を結成、1979年1~2月にバンドとしては初のアルバムとなる「One Of A Kind」をロンドンのトライデント・スタジオでレコーディング、翌月3月7日にブラッフォードのお披露目となるライヴをオックスフォードのポリテクニックで行っています。(ヴォーカルのアネット・ピーコックもゲスト参加のこの時のライヴは“Rock Goes To College”としてBBCでも放送され、現在ではオフィシャルでもDVDがリリース済)5月5日のマンチェスター・ポリテクニック公演を皮切りにスタートした、ブラッフォード名義では初の本格的なUKツアーの2回目の本公演ですが、驚くべき事にこのツアーでのホールズワースの活動期間は極端に短く、なんと、5日マンチェスターから20日フェニックスシアターでの公演までわずか12公演のみでバンドを突如脱退している為、この4人でのアンサンブルがライヴで聴ける今回の音源はとても貴重なものと言えます。幻想的な雰囲気を漂わせる、このバンド独特のグルーヴが魅力的なFainting In Coils、シンフォニックなキーボードが演出する高揚感が素晴らしいForever Until Sunday、絶妙なリズム展開、コード・ワーク(ヴォイッシング)が鮮やかな名作中の名作The Sahara Of Snow等、全編に亘り繰り広げられる、4人の縦横無尽なアンサンブルは本当に聴きどころ満載です!これまでにリリースされているものはいずれも(“Rock Goes To College”を除けば・・・)ジョン・クラーク加入後の音源ばかりだけに、ホールズワース入り、ピーコック抜きのカルテットによる演奏を収めた唯一といえる音源の初パッケージ化は、まさにファンが待ちにまったこれ以上はない超究極のものと言えるでしょう!サウンド、アンサンブル、インター・プレイ、全ての面で磨き尽くされた無敵のブラッフォードが放つ驚異的なパフォーマンスの数々をたっぷりとご堪能下さい!! Live at Brunel University, Uxbridge, UK 6th May 1979 TRULY AMAZING SOUND 1. Hells Bells 2. Sample And Hold 3. Fainting In Coils 4. Back To The Beginning 5. Forever Until Sunday 6. Joe Frazier 7. Travels With Myself/And Someone Else 8. Beelzebub 9. The Sahara Of Snow 10. Goodbye To The Past Allan Holdsworth - Guitar Jeff Berlin - Bass Bill Bruford - Drums Dave Stewart - Keyboards