RAINBOWの「RISING」リリースに伴う北米ツアーでは、序盤の6月17日・ニューヨーク公演を収めた「THUNDER ROAR」や、「BURBANK MASTER」として知られるツアー最終日の8月3日・バーバンク公演が特に有名で、それぞれがツアーを代表する音源とされています。その両者の中間を埋める7月のマイアミ公演を収録した本作「MIAMI WIZARD」はツアー中盤きっての優良音源であり、ファンから大きな支持を受けました。今回はこの極上オーディエンス録音が再登場決定!前回入手できなかったRAINBOWファンの皆さんには嬉しいビッグ・ニュースです!'76年7月15日のフロリダ州マイアミ"ジャイ・アレイ・フロントン"公演を収めた音源は、昔からマニアの間で「音質と演奏の良さを備えたソース」・「聴き所の多いライヴ」とされ、定番のひとつになっています。本作ではその既発と同系統の録音ながら、素材そのものは特に上位のマスターをダイレクト使用。聴いた瞬間に既発とは鮮度・クオリティの差を直感できる、極上のオーディエンス・ソースで、マニアからも高い評価を受けたライヴを楽しめます。オープニングの「Over The Rainbow」そして「Kill The King」から、ライン録音のような安定感とバランスの良さは特筆モノ。さらに35年前の録音とは思えない抜群の明度が絶品で、太くパンチ力に富んだ音色で収録された演奏は聴き手もア然とするはずです。明確なエッジとオンなサウンドでありながら、マイルドで不自然なイコライズが無いナチュラルなトーンは大変聴き易く、ここも嬉しいポイント。演奏は全般的に手堅さと発展途上の手探り感が共存し、「Kill The King」エンディング部分の6連キメもまだ登場していません。しかし演奏の随所で光る「アンサンブルをさらに磨いていこう」とするバンドやプレイヤーの試みが、ライヴを面白みのあるものとしています。色々なプレイを試しているリッチーのロングソロが過渡期的な「Mistreated」、対照的にほぼ完成の域に差し掛かっている「Sixteenth Century Greensleeves」の対比は、後の来日公演のテイクと較べても興味深いです。これらに加えて「Catch The Rainbow」までが飛び出すライヴの前半だけで、聴き手は"三頭政治"RAINBOWが生み出す唯一無二の世界観に酔いしれてしまうはず。ロニーのヴォーカルとリッチーのギターが織り成すドラマ、コージーのラウドなドラミングに、聴き手の誰もが言葉を失うでしょう!この時期「Man On The Silver Mountain」ではイントロに「Lazy」が登場するようになっています。しかし4分台で聴けるリッチーのロングソロには「Blues」はインサートされず、フリーフォームのプレイに終始しているのが特徴です(なお、5:37でテープチェンジのカットがあり、唐突な形でヴォーカルパートに移行します)。「Starstuck」も登場せず、一気にエンディングパートへ雪崩れ込む構成は、来日音源に馴れた耳にはむしろ新鮮です。ディスク2は'76年北米ツアーの最大の売りである「Stargazer」と「A Light In The Black」の組曲が待ち受けます。ロニーがアルバムとは違うアドリブ・メロディを交えた歌唱を聴かせれば、リッチーも絶妙なコントロールで壮大なロング・スライド・ソロを放つ「Stagazer」、ステージ上の5人が一丸となって大爆発する「A Light In The Black」が、ライヴのクライマックスをドラマティックに演出します。2曲で50分近くを費やす事もあった'70年頃のDEEP PURPLEには及ばないにしても、トニー・カーレイのキーボードソロから始まって「A Light In The Black」が締めくくられるまで実に約25分! 全編に緊張感を漲らせながらも長大な構成を一気に聴かせてしまうこの当時のRAINBOWは、演奏のテンションだけでなく、メンバーのプレイアビリティがいかに高かったかを物語っています。本作の元マスターでは残念ながら「Still I'm Sad (Reprise)」以降が未収録で、完全収録ではないのですが、時代を超越した圧巻の演奏と、当時の一般レベルを楽に越えたオーディエンス録音に不満を感じる人などいないでしょう!本作にはボーナストラックとして、「Ritchie's Blues」を追加収録しています。これはロニーのヴォーカルが入る「Blues」で、このパターンは「BURBANK MASTER」等で聴ける北米ツアー後期の演奏です(通常は「Man On The Silver Mountain」後半に登場)。音質の違いから別日のテイクと思われますが、ファンには嬉しく貴重な2分間です。 ショウ終盤の欠落が残念ですが、この時期のRAINBOWライヴを捉えたテイクは貴重です。本作はRAINBOWの'76年アメリカツアーを知る上で「THUNDER ROAR」や「BURBANK MASTER」と並び必聴の音源です。ファンなら絶対手元におきたいマストな一本を、この機会にどうぞお楽しみください!
Live at Jai Alai Fronton, Miami, Florida, USA 15th July 1976 TRULY AMAZING SOUND
Disc 1
1. Over The Rainbow 2. Kill The King 3. Mistreated 4. Sixteenth Century Greensleeves 5. Catch The Rainbow 6. Man On The Silver Mountain
Disc 2
1. MC 2. Keyboard Intro. 3. Stargazer 4. A Light In The Black 5. Still I'm Sad incl. Keyboard Solo 6. Drum Solo feat. 1812 Overture 7. Blues (with Ronnie James Dio)
Ritchie Blackmore - Guitar Ronnie James Dio - Vocal Cozy Powell – Drums Jimmy Bain - Bass Tony Carey – Keyboards





























