1970年「ウマグマ」リリース後、1月10日からスタートしたUKツアーのあと、短期間行なわれたヨーロッパ・ツアーより、3月14日ドイツ、ニュルンベルグでのライブを、近年発掘された、ハイクオリティー・オーディエンス・マスターよりコンプリート収録。まず特筆すべきは、これまでアナログでも有名だったこの音源を、2015年に公開された、テーパー所有のマスター・テープよりダイレクト収録したもので、そのロー・ジェネレーション・マスターからの本タイトルは、この最も実験的な時期であり、残された音源の少ない貴重なライブを、過去流通とは格段グレード・アップしたクオリティーで収録し、しかも一部テープ・チェンジ等でカットされていたパートも全て収めて、完全再現を実現。そしてまだ幻想的インプロが多く、60年代サイケの名残も残したこの時期のライブは、まずシド時代の”Astronomy Domine”でスタート。そして10分以上に及ぶ、実験的展開を試みた”Careful With That Axe, Eugine”に続く、「モア」のメロー・チューン"Cymbaline"は、足音のギミックが異常に長いヴァージョンであり、インプロを交えた大胆なアレンジとなるもの。そして当時はまだ未発表だった”The Embryo”も、まだ胎児の鳴き声がない未完成ヴァージョンにて。そして続く”Interstellar Overdrive”も原曲とはかなりイメージの違う大胆なアレンジが施され、その後スペイシーなギルモアのギターが素晴らしい”Set The Controls For The Heart Of The Sun”から、ラストは”Atom Heart Mother”の原曲となる”The Amazing Pudding”で、4人による「原子心母」のプロト・タイプを20分以上にわたり披露しエンド。フロイドのライブ史において、最も実験的かつ、創造性に満ち溢れた時期のパフォーマンスを、ベスト・クオリティーにてここに。
DISC ONE : 1. Astronomy Domino/2. Careful With That Axe Eugene/3. Cymbaline/4. A Saucerful Of Secrets/5. The Embryo/6. Interstellar Overdrive
DISC TWO : 1. Set The Controls For The Heart Of The Sun/2. Atom Heart Mother
[Live at Meistersingerhalle, Nurnberg, Germany March 14th 1970]





























