デイヴッド・カヴァデールそしてグレン・ヒューズをメンバーに迎えて新生した第三期DEEP PURPLEが、「BURN」発表後の1974年春に行った全英ツアーより、2公演目に当たる4月19日のエジンバラ"オデオン・シアター"におけるライ ヴが、良質なオーディエンス・マスターを用いてます。1973年の暮れに「BURN」を完成(リリースは'74年初頭)したPURPLEは、カヴァデールら新メンバーに経験を積ませる目的もあって、同年 12月から行われた短期のヨーロッパツアーでライヴ活動をスタートします。3月からは本格的なアメリカツアーに突入し、4月6日にはオンタリオ・モー ター・スピードウェイで行われた"カリフォルニア・ジャム"へELPやBLACK SABBATHらとともに出演。20万人を超える大観衆の前で、リッチーのステージ爆破に代表される壮絶なパフォーマンスを披露し、第二期の後半から続く アメリカでのPURPLE人気を決定的なものとしました。彼らは4月9日にアメリカツアーを終了すると、4月18日から5月いっぱいまで約1ヵ月半のイギリスツアーを行い、本国のファンへ新たなバンドの姿を見 せ付けました(このイギリスツアーで前座を務めたのが、ロニー・ジェイムズ・ディオのELFでした)。本作ではこのイギリスツアーの序盤に当たる、4月 19日のエジンバラ公演を、同時としては充分以上に優良な客席録音で収録しています。モノラル気味の録音ですが、バランスは良好で、オープニングからカヴァデールのMCやリッチーのサウンドチェックなど、比較的明瞭な音像で捉えられてい ます。「Burn」で始まる演奏においてもこの両名のプレイを中心としつつ、全体の演奏を確かな輪郭で聴き取れます。録音者の近くに邪魔な歓声を発する観 客が居ないのも特徴のひとつ。録音者とステージの間には若干距離があるようですが、この特徴のおかげで演奏の素晴らしさが損なわれる事も無く、聴き手はバ ンドのプレイをじっくりと楽しめるでしょう。
セットリストは当時の標準的なものですが、グルーヴィな「Might Just Take Your Life」や、アクティヴでエネルギッシュな「Lay Down Stay Down」や「You Fool No One」などは第三期らしい味わいと魅力を余す所無くアピールしています。リッチーの1分以上にわたるソロから導かれる「Mistreated」は、両名 共演の素晴らしさを満喫させます。カヴァデールのヴォーカルはWHITESNAKE時代のほうが優れているとはいえ、リッチーのギターがこの曲の要であっ た事がはっきりと理解できます。ジョン・ロードのバンド紹介以降は第二期の名曲が連発。二人のヴォーカルによる個性がギラン時代とは趣を変えた「Smoke On The Water」、ジョンのソロから流れ込む「Lazy」は聴き応えたっぷりです。ディスク2はライヴのクライマックス「Space Truckin'」が炸裂! 曲中盤以降はリッチー,ジョン,ペイスらが入り乱れ、白熱のソロとインタープレイが怒涛のように繰り広げられます。"カリ フォルニア・ジャム"を超える35分間の大熱演には、いかなるファンも圧倒されてしまうでしょう! アンコールは第三期お馴染みの「Going Down」が、重厚でグルーヴィな楽音を楽しませます。日によっては同曲に続き「Highway Star」が取り上げられていましたが、本ライヴでは「Going Down」のみで9分間のロング・バージョン。最後まで第三期PURPLEならではの演奏を聴き手に満喫させます。このイギリスツアーでは「LIVE IN LONDON」として公式化された、ロンドンのキルバーン"ゴーモント・ステート・シアター"公演があまりにも有名ですが、本作はアンコールの 「Going Down」を含み、第三期PURPLE唯一となったイギリスツアーをより深く聴き込ませます。
Live at Odeon, Edinburgh, UK 19th April 1974 AMAZING/TRULY AMAZING SOUND
Disc 1
1. Intro 2. Burn 3. Might Just Take Your Life 4. Lay Down Stay Down 5. Mistreated 6. Jon Talks 7. Smoke On The Water 8. Keyboard Solo/Lazy 9. You Fool No One
Disc 2
1. Space Truckin' 2. Going Down
David Coverdale - Vocal Ritchie Blackmore - Guitar Glenn Hughes - Bass, Vocal Jon Lord - Keyboards Ian Paice – Drums





























