60年代中盤から解散となる1970年まで、再結成以前のまさに黄金期、1968年8月23日LA、ハリウッド・ボウル公演をサウンドボード音源でコンプリート収録しタイトル。 元々ライブ・レコーディング用にアル・クーパーがコンサート・エンジニアを務めたことでも知られるライブだけに冒頭の音割れや12弦ギターの音のバランス、時折発生するハウリング以外は、2人のハーモニーやポールのギター、それぞれの音の定位、広がりなどはカンペキに再現。そしてこの年の3月彼らが音楽の大半を担当した映画「卒業」のサウンド・トラック・アルバムが、そして続く4月には第4作となる「ブックエンド」のリリースと、まさにこれこそS&Gと云える最盛期で、ポールのギター1本と2人のハーモニーだけ最後まで観客を魅了。しかもアルバム「ブックエンド」のコンセプトそのままにコンサート全体が1つの組曲で構成されており、その中には聴衆に対する幾多のメッセージも。そしてもちろん楽曲の聴き所も多数で、特に中盤” Scarborough Fair”のギターが奏でる不協和音による緊迫感、また”Overs”や”Cloudy”、さらに”Punky's Dilemma”などスタジオ録音に近いアレンジも嬉しいところ。 01. Mrs Robinson 02. Homeward Bound 03. .Intro 04. April Come She Will 05. Fakin It 06. Overs 07. The 59th St Bridge Song (Feelin Groovy) 08. Intro 09. America 10. A Most Peculiar Man 11. I Am A Rock 12. At The Zoo 13. Scarborough Fair-Canticle 14. Bye Bye Love 15. Cloudy 16. The Leaves That Are Green 17. Punky's Dilemma 18. Intro 19. Benedictus 20. The Dangling Conversation 21. Intro 22. For Emily Whenever I May Find Her 23. A Poem On The Underground Wall 24. Anji 25. The Sound Of Silence 26. Richard Cory 27. Old Friends 28. Bookends 29. He Was My Brother [Recorded at The Hollywood Bowl, LA, CA. USA August 23rd 1968 : master soundboard recording]