THIN LIZZYにとって初めての来日公演となった1979年のジャパンツアーより、ツアー二日目に当たる東京・中野サンプラザ公演が、完全初登場となる最上級オーディエンス録音でリリースです!LIZZYの「BLACK ROSE」ツアーは'78年のツアーに引き続きゲイリー・ムーアを擁する4人編成で行われ、ヨーロッパそしてアメリカの各地で多くのファンを熱狂させました。しかし全米ツアー中の'79年7月4日・カリフォルニア州オークランド公演を最後にゲイリーが突然脱退した事で、バンドは窮地に立たされます。彼らはと りあえず3人編成で5公演のショウを挟んだ後、セカンド・ギタリストとしてフィルの友人であるミッジ・ユーロを迎え、何とか残りの日程を消化したものの、 出演を要請されていた同年のレディング・フェスティバルはキャンセルを余儀なくされました。LIZZYの初来日公演はこのような混沌とした状況をはねのける様に、'79年9月24日から30日まで計5公演が全てソールドアウトの盛況で行われま した。バンドは来日公演を前にして陣容の建て直しを行い、セカンド・ギターに元MANFRED MANN'S EARTH BANDのデイヴ・フレットを加え、ミッジはキーボードとギターを兼任するという5人編成で日本でのライブに臨みました。ゲイリー不在の来日となったのは 確かに残念でしたが、この時ならではのレアな編成とバンドサウンドを目のあたりに出来た日本のファンは、考え方によってはむしろ幸運だったと言うべきで しょう。しかしゲイリー脱退というアクシデントの影響は大きかったのか、記念すべき初来日公演だというのにこのツアーの音源はあまり出回っておらず、その 全貌は未だに不明な部分が多く存在しています。2年前、そんな状況へ風穴を開けるようにリリースされた「KORAKUEN NIGHT」(Shades-047)は、東京二日目に当たる9月29日・後楽園公演の模様を生々しくリアルな音像で収めており、多くのLIZZYファン から「こういう音源が聴きたかった」と絶賛され、現在に至るまで好評を博しています。今回登場する本音源はその「KORAKUEN NIGHT」同様、トレーダー間でも出回っていない初登場のマスターカセットをダイレクトに使用しており、32年前の録音とは思えないほど高い鮮度とクリ アさでライヴを再現してくれます。音のダイレクト感はショウのオープニングから悶絶レベルで、会場の空気と熱気を溢れんばかりに捉えた臨場感には、どんな 聴き手もノックアウトされるに違いありません!ショウ当日は会場におけるPA装置がやや不安定だったようで、ライヴ序盤の「Are You Ready」や「Bad Reputation」では場所によって出力される音響が乱れる個所があるものの、本テーパーによる収録自体は終始安定した状態で行われており、オーディ エンスノイズすらほとんど気にならない録音は素晴らしいの一言です。この日起きたPAのトラブルも含め、貴重な東京公演初日の模様を分離感抜群の生々しい 高音質サウンドで楽しめるのは、ファンにとってまたと無い喜びでしょう。「BLACK ROSE」からチョイスされた新曲のひとつ「Waiting For An Alibi」は絶品の聴き応えで、音質・演奏とも同年のツアー中においてベストと言えるテイクになっています。続く「Jailbreak」は会場全体が大 きく盛り上がり、ライヴ前半のピークとなっています。フィルが「昨日初めてプレイした曲で、今日が2回目の演奏だ」というMCでスタートする「Sweetheart」は大きな聴き所です。 「CHINATOWN」製作の数ヶ月前というプロトタイプながら、同曲後半の流麗なツインリードはすでに名曲の輝きを放っています。強烈なビートが聴き手 の心も躍らせる「Do Anything You Want To」と「Don't Believe A Word」の流れ、ミッジ・ユーロが存在感を発揮する「Got To Give It Up」と、これもプロトタイプの「Didn't I」はライヴ中盤の山場と言えるでしょう。ミッジの多彩なプレイはこれら以外にも多くの曲でフィーチャーされ、華やかでキャッチーな色合いをLIZZYサウンドにプラスしています。彼を起用する ことでバンドをハードロックのみの範疇に留めず、ポップスからニュー・ウェイブ的なタッチまで貪欲に取り込んでしまうフィルの大きなミュージシャンシップ には改めて驚かされます。フィルのエモーショナルなヴォーカルが聴き手の胸を熱くする「Still In Love With You」を経て、ライヴはいよいよ佳境です。ディスク2冒頭の「Emerald」こそ最初の2分間ほど、マスターテープの回転ムラが見られますが、これ以 降は最後まで素晴らしい演奏を最高の状態で堪能できます。「The Boys Are Back In Town」の爆発力、ヘヴィな「Suicide」、グルーヴィな空気で会場全体をを巻き込む「Baby Drives Me Crazy」など、セットリストの楽曲全てがLIZZYの魅力で一杯です。心地よくロックする「Rosalie」でライヴを締めくくった時、85分間が瞬 く間に過ぎ去っていた事に気付くでしょう!LIZZYは翌'80年の初頭、正式ギタリストとしてスノーウィ・ホワイトの参加を発表し、新たな時代へと入って行きました。本作に収められたライヴの 模様は、過渡期ならではの変化しつつあるバンドの様子を見事に描き出し、'70年代と'80年以降の双方のカラーが微妙な色合いで混ざり合った「この時だ け」の面白さを存分に満喫させてくれるでしょう!このCDは、もちろんLIZZYファンは言うに及ばず、全てのブリティッシュ・ロッ クファンにとって間違いなく必聴必携です!
Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 25th September 1979 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1
1. Intro. 2. Are You Ready 3. Bad Reputation 4. Waiting For An Alibi 5. Jailbreak 6. Sweetheart 7. Do Anything You Want To 8. Don't Believe A Word 9. Got To Give It Up 10. Didn't I 11. Still In Love With You
Disc 2
1. Emerald 2. Cowboy Song 3. The Boys Are Back In Town 4. Suicide 5. Sha-La-La 6. Drums Solo 7. Baby Drives Me Crazy 8. Rosalie
Phil Lynott - Vocal, Bass Scott Gorham - Guitar Dave Flett – Guitar Midge Ure - Guitar, Keyboards Brian Downey – Drums





























