お宝流出の極上ステレオサウンドボード・アルバムが登場です。本作に収められているのは「1998年7月26日ピッツバーグ公演」。原点回帰となった快作『BY YOUR SIDE』の制作直前にあたるライヴアルバムです。ご存じの通り、THE BLACK CROWESはオフィシャル・サイトでライヴ音源をダウンロード販売しておりますが、そのラインナップは「1996年」「1997年」の次が「2001年」になっており、本作の“1998年”は扱っていない。“ジミー・ペイジとの合体前”というミッシングリンクを繋ぐ1本なのです。流出サウンドボードと言ってもクオリティはピンキリなのですが、本作は思いっきり“ピン”の方。ネットにもないオリジナル・マスターを独自入手したのですが、そこから流れ出たサウンドは極端なまでに極上。もちろん、リリース用録音ではないのでミックスは荒々しいのですが、それは欠点ではなく美点。思いっきり生々しい演奏が、現場そのもののバランスで脳ミソにねじ込まれる。通常、卓直結サウンドボードは“臨場感”に欠けるものですが、本作はそうではない……いえ、むしろ“臨場感”さえも超えた“存在感”まで感じるのです。まるで頭がマイクロフォンになったようにクリス・ロビンソンの息づかいが感じられ、脳ミソの中にバンドがいるかのようにリッチ・ロビンソンのギターが鳴る。まるでTHE BLACK CROWESと同じ部屋に立ち、周囲を囲まれて演奏されているような埋没感なのです。しかも、その部屋にいるのは自分だけではない。卓直結サウンドボードにも関わらず、オーディエンスの熱い熱狂がしっかりと聞こえる。普通のライヴアルバムのようにミックスされているわけではなく、バンド側のマイクに届いた声援のようなのですが、それがあまりに熱く、近いためにえらく自然なのです。そうですね、自分を中心にTHE BLACK CROWESが周りを囲み、そのすぐ外縁をさらにファンが囲んでいる。実際の現場がどういう配置だったかは分かりませんが、本作から聞こえる音世界は、そういうものなのです。そんなサウンドで描かれるショウがまた、猛烈に熱い。それまでの作品をひとまとめにしたボックス『SHO' NUFF』に伴うツアーだったわけですが、当時の最新作は『THREE SNAKES AND ONE CHARM』からはゼロですし、『AMORICA』からも3曲止まり。その一方で、2大名作『SHAKE YOUR MONEY MAKER』『THE SOUTHERN HARMONY AND MUSICAL COMPANION』からは5曲ずつがたっぷりと演奏され、さらに制作を控えた新作『BY YOUR SIDE』からの名曲「Kickin' My Heart Around」を早くも演奏している。まさに“原点回帰”に向かわんとするバンドの姿勢がストレートに滲むライヴアルバムなのです。 残念ながら「Wiser Time」エンディングと「Jealous Again」前半にカットがあるためにショウの完全体でこそありませんが、それ以外は当日ショウの全曲の一部始終を捉えきった1枚です。ジミー・ペイジもノックアウトされ、パートナーに選んだTHE BLACK CROWES。その本質を脳ミソ直撃サウンドで描く激烈ステレオサウンドボード・アルバムの大傑作。
Live at Metropol, Pittsburgh, PA. USA 26th July 1998 STEREO SBD(from Original Masters) (79:43)
1. Introduction 2. Remedy 3. Sting Me 4. Black Moon Creeping 5. High Head Blues 6. Kickin' My Heart Around 7. Sister Luck 8. Thorn In My Pride 9. Thick N' Thin 10. Nonfiction 11. Wiser Time 12. Jealous Again 13. No Speak No Slave
14. She Talks to Angels 15. Member Introduction 16. Hard To Handle
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
Chris Robinson - Vocals Rich Robinson - Guitar, Vocals Audley Freed – Guitar Sven Pipien - Bass Steve Gorman - Drums Ed Harsch – Keyboards





























