「RAINBOW最古の海賊盤」とも言われる伝説のアナログ盤『CATCH THE RAINBOW』。その史上最高峰盤が復刻です。とにかく、この録音ほど“伝説”の二文字が似合うアルバムはありません。今なお、英国ロックファンの魂に刻み込まれたRAINBOW初来日ではありますが、その約1ヶ月後には登場したという最古の2枚組LP。データ的に最初だっただけでなく、凄まじいハイクオリティ・サウンドを誇り、『ON STAGE』以前から知るファンにとって「RAINBOWのライヴ盤」とは、このアナログ2枚組と同義でさえありました。オリジナル盤はわずか200枚(100枚説もあり)という極プレスでしたが、本作は国内コアマニアが奇跡的に所蔵していたミント・クオリティ盤をハイエンド機材でデジタル化した超極上品なのです。そんな伝説盤に封じ込まれているのは「1976年12月5日+9日:大阪厚生年金会館」公演。2つの大阪公演オーディエンス録音から1回分のフルショウ仕立てにしたライヴアルバムなのです。やや複雑な中身ですので、まずは一歩ずつ。ツアー日程からショウのポジションを確認しておきましょう。
・12月2日:東京都体育館・12月5日:大阪厚生年金会館 【本作】・12月7日:名古屋市公会堂・12月8日:大阪厚生年金会館・12月9日:大阪厚生年金会館 【本作】・12月10日:京都会館・12月13日:九電記念体育館・12月14日:広島市公会堂・12月16日:日本武道館
以上の全9公演。大阪厚生年金会館では合計3公演あったわけですが、本作はその1回目と3回目から編まれています。その中身はを整理しますと……
●ディスク1:アナログA面(12月9日)「Over The Rainbow」「Kill The King」「Mistreated」「Sixteenth Century Greensleeves」●ディスク1:アナログB面(12月5日)「Catch The Rainbow」「Lazy」「Man On The Silver Mountain」「Blues」「Man On The Silver Mountain (reprise)」
●ディスク2:アナログC面(12月9日)「Keyboard Intro.」「Stargazer」「Still I'm Sad incl. Keyboard Solo」●ディスク2:アナログD面(12月9日+5日)「Drum Solo」「Still I'm Sad (reprise)」(12月9日)「Do You Close Your Eyes」「Over The Rainbow」(12月5日)
……と、このようになっています。おおよそアナログ片面ごとに「12月9日」と「12月5日」が交互に並んでいますが、チョット違うのはD面。C面から引き続いて「12月9日」のテイクなのですが、この日はリッチーが演奏に不満(一体コレのどこが!?)でアンコールがなかった。そのため、アンコール部分が「12月5日」となっています。とまぁ、データ的な話をご理解頂いたところで、肝心要。何よりも驚異的なのはクオリティ! とにかく凄い。素晴らしすぎる。「12月5日」も「12月9日」も「まるでサウンドボード」を地で行く超極上サウンドなのです。その後、両日とも発掘が進み、当店でも『HAIL TO THE KING(12月5日)』や『MORE HEAVY STRUCK(12月9日)』をご紹介してきましたが、そのいずれとも違いながら頂上に君臨するサウンド。特に12月9日分は、名盤音誉れ高き『SHADOW OF THE WIZARD』でさえ、軽く凌駕してしまうのです。しかも、本作はその史上最高峰盤。実のところ、20年以上前にもアナログ起こしCDはありましたが、残念ながらアナログのコンディションが悪かった。本作は、ミント・クオリティでしかあり得ない艶やかなノイズレス・サウンド。しかも、テープより遙かに経年劣化に強いLPだけに、まさに当時そのままの鮮度が保たれているのです。「この2録音の完全版が聴きたい」という夢も叶わぬまま42年の時間が経ってしまいましたが、もし大元カセットが発掘されたとしても、ここまでの鮮度は望めないでしょう……。本作では伝説アナログに全霊の敬意を込め、ピッチの調整以外、一切の手が加えられていません(もしアナログ盤と違いを感じられるとしたら、それはハイエンド機材とミント盤の威力です)。そのサウンドで描かれるショウは……もはや、言葉にする必要はないでしょう。全公演が発掘された現在となっては、両公演の名演ぶりは殊に有名。実のところ、両公演ともリッチーは不満だったそうですが、「これで不満なら、どうやったら満足するのさ?」という熱演が吹き出す。特に「12月5日」のアンコールは苛立ちが怒りに転化した狂気のギタークラッシュが爆発。徹底的にいたぶりブチ壊す凄まじい瞬間を超極上サウンドで味わえます。実のところ、本作は5年前に登場した輸入盤と同内容です。当時盤をお持ちの方にとっては無用のアルバムですが、ここまでの超名盤が廃盤なのはロック文化の損失。あってはならないことです。だからこそのRising Arrowレーベルからのレギュラー復刻に踏み切りました。
Live at Koseinenkin Kaikan, Osaka, Japan 5th & 9th December 1976 TRULY PERFECT SOUND
Disc 1 (51:41)
Live at Koseinenkin Kaikan, Osaka, Japan 9th December 1976
1. Over The Rainbow 2. Kill The King 3. Mistreated 4. Sixteenth Century Greensleeves
Live at Koseinenkin Kaikan, Osaka, Japan 5th December 1976
5. Catch The Rainbow 6. Lazy 7. Man On The Silver Mountain 8. Blues 9. Man On The Silver Mountain (reprise)
Disc 2 (51:22)
Live at Koseinenkin Kaikan, Osaka, Japan 9th December 1976
1. Keyboard Intro. 2. Stargazer 3. Still I'm Sad incl. Keyboard Solo 4. Drum Solo 5. Still I'm Sad (reprise)
Live at Koseinenkin Kaikan, Osaka, Japan 5th December 1976
6. Do You Close Your Eyes 7. Over The Rainbow
Ritchie Blackmore - Guitar Ronnie James Dio - Vocals Cozy Powell – Drums Jimmy Bain - Bass Tony Carey – Keyboards





























