昨年のスティーヴン・タイラーに続き、初のソロ来日を果たしたジョー・ペリー。公表後にはヴォーカルにはゲイリー・シェローン(EXTREME/元VAN HALEN)、サイドギターにAEROSMITHの同僚ブラッド・ウィットフォードの参加も発表され、スーパーバンドな布陣で日本を訪れました。そんな彼らのライヴ・イン・ジャパンを完全収録した豪華4枚組の登場です。本作に収録されているのは2公演。「2018年9月17日:メルパルクホール大阪」公演と「9月18日:品川プリンス」公演をディスク2枚ずつに配した4枚組です。まずは、今回の来日スケジュールの中でショウのポジションを確認しておきましょう。
・9月15日:Zeppダイバーシティ東京(HOLLYWOOD VAMPIRES)・9月17日:メルパルクホール大阪 【ディスク1-2】・9月18日:品川プリンス 【ディスク3-4】
以上、全3公演。「あれ? 2公演のハズじゃ……」と思われた方もいらっしゃると思います。もちろん、ジョーのソロ公演は2回。しかし、今回はそれだけではなく、HOLLYWOOD VAMPIRESの初来日公演も行われていました。ところが、これがとんだ曲者。一般販売の通常コンサートではなく、ある飲料メーカーの特別企画。ビールを購入してたまったシールで抽選に応募し、当選した1000人だけが観られる特別公演でした。しかも、企画名は「ジョニー・デップ・スペシャルイベント」。HOLLYWOOD VAMPIRES初来日というだけでなく、帝王アリス・クーパー来訪という超貴重な機会だというのに熱心なファンでも一般購入することができず、ジョニー・デップ目当ての抽選……。ロックファンの心象を逆なでする、史上希に見る悲劇となってしまいました。
【超極上クオリティで全2公演を丸ごと完全収録】
HOLLYWOOD VAMPIRES初来日がロックファンに届かなかったのは残念至極ではありますが、残るジョーのソロ2公演は無事に通常開催。本作は、その2公演の一部始終を超極上サウンドで楽しめるオーディエンス録音なのです。そんな本作のサウンドは異常なほどのハイクオリティ。実は東京・大阪共に、現代日本を代表する名手の作。大阪は“西日本最強テーパー”氏ですし、東京も関東圏で名作を連発している人物。この2人のコレクションは枚挙に暇がないのですが、今回の例に近いものといえば先日リリースされて絶賛を集めたエース・フレイリーの『JAPAN TOUR 2018』やジーン・シモンズの『LOUD PARK 17』。どちらも東京・大阪の超極上オーディエンス録音をセットしてジャパンツアーを総括しましたが、あの傑作と同じ録音家たち。もっと言えば、スティーヴン・タイラー。ソロ来日の傑作『OSAKA 2017』『BUDOKAN 2017』とも同じ布陣なのです。これらの傑作群を1本でも耳にされた方ならご理解いただけると思いますが、本作もまた「まるでサウンドボード」を地で行く超極上の録音タッグなのです。
【2曲多い大阪/ジョニー・デップも登場する東京】
そんな極上クオリティで描かれるショウも極上。ジョーのソロ公演は世界的にも極少なために内容は謎でしたが、フタを空けるとAEROSMITHも含めてキャリアの美味しいどこ取り。ソロ最新作『SWEETZERLAND MANIFESTO』からの6曲を軸としつつ、懐かしのJOE PERRY PROJECTや2005年の「Shakin' My Cage」も披露。そして、AEROSMITHの名曲群の一気呵成。しかも、定番に加えてちょっとしたヒネリの聴いた曲も嬉しい。例えば新曲にしてもアナログ盤にだけの限定収録される「Fortunate One」「Quake」「Man With the Golden Arm」を取り上げていますし、AEROSMITHにしても本家では長らくやっていない「Pandora's Box」「Bright Light Fright」も披露。なんと『DONE WITH MIRRORS』の「My Fist Your Face」まで飛び出すのです。そして、そんなセットを演じるパフォーマンスもカッコイイ。ブラッドはもちろんのこと、他のメンバーもHOLLYWOOD VAMPIRES他で共演歴があってコンビネーションもバツグン。そして、ゲストのゲイリー・シェローンも熱いロックンロールにぴったりでEXTREMEばりのハマり度を聴かせてくれる。もちろん、「Combination」などジョー自身がヴォーカルを執る曲もあり、「Walk This Way」ではトーキング・モジュレーターを咥えたまま歌っています。そんな熱演は大阪・東京を通してたっぷりと味わえますが、それぞれに内容も異なる。まず大阪(ディスク1-2)の旨みは、曲の多さ。東京公演では演奏しなかった新曲「Won't Let Me Go」を演奏し、アンコールラストには必殺の「Mama Kin」も披露してくれます。代わって東京(ディスク3-4)の旨みはゲスト。アンコールにはHOLLYWOOD VAMPIRESのバンド・メイトであるジョニー・デップが登場し、「Sweet Emotion」「Train Kept A-Rollin’」を共演するのです。上記のように3日前にはHOLLYWOOD VAMPIRESがライヴを行っていたからこそ実現したわけですが、是非とも帝王アリスにもご登場いただきたかった……。
ソロ初来日にして豪華なラインナップとキャリアを総括する名曲をたっぷりと披露してくれたジョー・ペリー。その全2公演を丸ごと超極上クオリティで真空パックした大傑作4枚組です。本作自体が希代の名作なのですが、さらに同録音家コレクションであるスティーヴン・タイラーの『OSAKA 2017』『BUDOKAN 2017』と聴き比べてみるのも楽しい。大ボリュームだけでなく、味わい方も多彩な極上の逸品。どうぞ心ゆくまでご堪能ください!
Mielparque Osaka, Osaka, Japan 17th September 2018 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Stellar Ball, Tokyo, Japan 18th September 2018 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
Live at Mielparque Osaka, Osaka, Japan 17th September 2018
Disc 1 (60:08)
1. Intro 2. Let the Music Do the Talking 3. Toys in the Attic 4. East Coast, West Coast 5. Pandora's Box 6. Shakin' My Cage 7. Aye Aye Aye 8. Fortunate One 9. My Fist Your Face 10. Spanish Sushi 11. Seasons of Wither 12. I've Got the Rock n' Rolls Again 13. Bright Light Flight
Disc 2 (56:52)
1. Rockin' Train 2. Won't Let Me Go 3. Quake 4. Combination 5. Walk This Way 6. Train Kept A-Rollin' 7. Band Introduction 8. Man With the Golden Arm 9. Sweet Emotion 10. Mama Kin
Live at Stellar Ball, Tokyo, Japan 18th September 2018
Disc 3 (63:04)
1. Intro 2. Let the Music Do the Talking 3. Toys in the Attic 4. East Coast, West Coast 5. Pandora's Box 6. Shakin' My Cage 7. Aye Aye Aye 8. Fortunate One 9. My Fist Your Face 10. Spanish Sushi 11. Seasons of Wither 12. Band Introduction
13. I've Got the Rock n' Rolls Again 14. Bright Light Flight
Disc 4 (50:42)
1. Rockin' Train 2. Quake 3. Combination 4. Walk This Way 5. Man With the Golden Arm 6. Sweet Emotion (with Johnny Depp) 7. Train Kept A-Rollin' (with Johnny Depp)
Joe Perry - Guitar, Vocal Gary Cherone - Vocal Brad Whitford - Guitar Chris Wyse - Bass Buck Johnson - Keyboards David Goodstein - Drums





























