祝・ARWの来日公演決定! 来る2017年4月、大注目の新プロジェクトが日本にやってきます。今週は、そんな予習にもピッタリな最新ライヴアルバムが登場です!当店ではプロジェクトの始動早々からライヴアルバムでレポートしてきましたが、今週ばかりはYESのライヴ会場で初めて知った方もいらっしゃるかも知れません。そんな方々にも広く素晴らしい新生YESミュージックを知っていただき、来日公演で実体験して頂きたい。そこで、改めて基本から始めさせて頂きます。ARWとは、YESのオリジネイター:ジョン・アンダーソンと元メンバー:リック・ウェイクマン&トレヴァー・ラビンによるプロジェクト。バンド名「ARW」はもちろん「アンダーソン・ウェイクマン・ラビン」のことです。その構想は2010年にまで遡りますが、3人のスケジュールが合わず延期。2016年になってやっとツアーが実現したのです。その始動開始は2016年10月で、現在は精力的にツアー中。ここで、その活動概要を見てみましょう。
・2016年10月4日-12月3日:北米(36公演)←★今ココ★《約3ヶ月後》 ・2017年3月7日:テルアビブ公演 ・2017年3月12日-25日:UK(10公演)・2017年3月27日+28日:ベルギー+オランダ(2公演) 《約3週間後》 ・2017年4月17日-24日:日本(6公演)
以上が現在までに発表となっている55公演のスケジュール。現在は2ヶ月で36公演という北米ツアーの真っ最中で、年が明けてから欧州→日本へと歩みを進める予定です。そんな彼らがなぜ話題になっているかと言えば、フレッシュにアレンジされたYESミュージックがあまりにも鮮烈だからに他なりません。現在行われているセットは全曲YESナンバーで「クラシックYES:8曲+90125 YES:8曲」と半々。クラシックYESナンバーでは衰えを知らぬラビンのシャープなギターが光り、90125 YESナンバーではリックの煌びやかなフレーズがまぶされている。しかも、曲によっては単なるオブリガートに止まらず、新たなソロパートが追加される凝りようなのです。さらに、サポートのはずのリズム隊も単なるサイドマンのレベルではない。ベースはリック人脈のリー・ポメロイ(IT BITES)、ドラムはラビン人脈のルー・モリーノ3世(COCK ROBIN)で、それぞれが実力派。特にモリーノは「まるでビル・ブルーフォード」と言われるセンスあるフレーズを叩き出しつつ、そのパワーは「まるでコージー・パウエル」とさえ言われる逸材。2人ともオリジナルを尊重しながらも“コピー”には走らず、やたらと新鮮なアンサンブルを聴かせてくれるのです。さて、やっと本題。そんな期待いっぱいのARWですが、その予習にぜひお薦めしたいのが本作。「2016年11月19日ラスヴェガス公演」のオーディエンス・アルバムです。現在、本家YESが来日中ですが、ちょうど同じタイミングで行われているライヴアルバムです。そのクオリティは、実に素晴らしいオーディエンス・サウンド。これまで4作のライヴアルバムをお届けしてきましたが、ARWは名録音の宝庫となりつつある。図太く真っ直ぐ届く楽音は逞しく、ディテールまで鮮やか。「まるでサウンドボード」と呼ぶタイプでこそないものの、距離感がほとんどなくダイレクト感たっぷりです。特にオーディエンスでは弱みになりがちな中低音がしっかり録れているのが嬉しい。先述しましたが、ARWは主役3人以外のリズム隊も聴きどころでして、テクニカルながらキビキビとした躍動感がたっぷりと味わえるのです。もちろん、いかに中低音が良いと言っても、そればかりが強調されているわけでもない。タフなリズムに乗って舞い踊るギターとキーボードも克明ですし、さらに“YESの化身”とも言うべきジョンの歌声が総てを分け入って飛び込んでくるのです。さらに、そんなフレッシュなアンサンブルに沸く観客の喜びようも素晴らしい。来る来日公演ではジッと静かに妙技に耳を澄ませる現場となるでしょうが、本作は本場アメリカ。新鮮に蘇ったYESミュージックを素直に喜び、興奮する姿も眩しい。そして、それだけの反応が当たり前に感じるほどに、ARWの演奏がエネルギッシュなのです。本家YESに続いて、新生ARWの来日まで決まり、まさかのYESミュージック花盛り。現在、絶賛来日中の本家も新しいリズム隊で蘇った演奏が鮮烈ですが、リック&ラビンの華やかさまで吹き込まれたARWの新鮮さはケタ違い。YESを愛する総ての方に、ジョン・アンダーソンの“今”がいかに素晴らしいかを知って頂きたい。そのために最適の1本。
Live at Pearl Theater, Palms Casino, Las Vegas, NV. USA 19th November 2016 PERFECT SOUND
Disc 1(66:24)
1. Symphonic Music (Perpetual Change Theme) 2. Cinema 3. Perpetual Change 4. Hold On 5. I've Seen All Good People 6. Drum Solo 7. Lift Me Up 8. And You And I 9. Rhythm Of Love 10. Heart Of The Sunrise
Disc 2
1. MC 2. Changes 3. Long Distance Runaround 4. The Fish (Schindleria Praematurus) 5. The Meeting 6. Awaken 7. Make It Easy 8. Owner Of A Lonely Heart 9. Roundabout
Jon Anderson - lead vocals Trevor Rabin - guitars Rick Wakeman – keyboards Lee Pomeroy - bass Lou Molino III – drums





























