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ジョン・ハイズマンがCOLOSSEUMの盟友クレム・クレムソン＆マーク・クラークと結成したトリオ、JCM（ジョン・クレム・マーク）。本国でデビューアルバム『HEROES』がリリースされたばかりですが、早くも最新ライヴアルバムが到着しました。そんな本作に収められているのは「2018年４月９日ミルトンキーンズ公演」。その極上オーディエンス録音です。まずは、始動したばかりの彼らの予定からショウのポジションを把握してみましょう。 ・４月７日-10日：英国（３公演）←★ココ★・４月13日＋14日：オーストリア（２公演）《４月20日『HEROES』発売》・４月21日-30日：ドイツ#1（６公演）・５月９日-20日：ドイツ#2（10公演）・５月23日＋24日：チェコ（２公演）・７月７日：ハンガリー・７月29日：ドイツ#3 これが現在までに公開されている日程。JCMは今年４月からライヴ活動を始めており、ドイツを中心に中央ヨーロッパをツアー。本作のミルトンキーンズ公演はそれに先立つ本国公演で、彼らにとって２回目にあたるステージでした。そんなショウを記録した本作は、実に素晴らしいオーディエンス録音。録音したのは80年代からイギリスで活動を続けている録音家で、当店では“英国の巨匠”としてもお馴染みです。ロンドン近郊のライヴスペースを熟知された方ですが、特に“ステーブルズ・シアター”は彼の庭。これまでもCARL PALMER'S ELP LEGACY、SOFT MACHINE、KT TUNSTALL、WISHBONE ASH、URIAH HEEP等々、さまざまなバンドの名作を生み出してきました。本作は、その最新作でもある。実際、本作のサウンドは上記の名作群に劣らぬ素晴らしさ。現代的なクリアさとDAT録音の暖かみを両立させ、クラブの密室感をたっぷりと味わわせてくれる。まさに巨匠サウンドの見本とも言うべき名録音です。そのサウンドで描かれるのは、何とも胸に迫る一夜。そもそもジョンがJCM結成を思い立ったのは、昨年ラリー・コリエルやアラン・ホールズワースの訃報に触れてのこと。「信頼してくれた友人たちは、ほとんど亡くなってしまった。それで思ったんだ。彼らは、私に自分の音楽を続けるように望んでいるんじゃないか。そう励ましてくれているってね」と語っています。そうして制作された『HEROES』は、かつてジョンが率いていたCOLOSSEUMやTEMPESTのナンバーに加え、ラリー、アラン、グレアム・ボンドといった縁のあるカバーが収録されていました。そして、このライヴもその想いに充ち満ちている。『HEROES』でリメイクされた全曲が披露され、さらにCOLOSSEUMの「Skellington」、TEMPESTの「Foyers Of Fun」、COLOSSEUM IIの「Watching Your Every Move」、ジャック・ブルースの「Grease The Wheels」「Morning Story」「Theme From An Imaginary Western」も演奏されるのです。どの曲も友人たちへの想いが込められていますが、それだけでもない。１曲１曲の前にはかつての仲間達への想い出が語られ、捧げる言葉が綴られる。ディック・ヘクストール＝スミスを想って「Watching Your Every Move」を告げ、ゲイリー・ムーアへ捧げて「Rivers」が始まり、オリー・ハルソールの名と共に「Yeah Yeah Yeah」を演奏する３人。ジャック・ブルースの曲は彼だけでなく、詩人ピート・ブラウンへも捧げられ、クレムソンもスティーブ・マリオットやグレッグ・リドリーのために「Four Day Creep」を演奏する。１人ひとりの名前を耳にするたび、今はもういないヒーロー達の面影が浮かび、名曲が甦っていくのです。誤解のないように付け加えますと、本作は葬式でもなければ、涙に暮れる湿っぽいショウでもありません。MCも和やかなら、現場のムードはとてもアットホームな暖かみに満ちている。熟達した３人のアンサンブルはどこまでも素晴らしく、名曲達はかつての輝きを取り戻す。英国ロックの旨みがたっぷりと詰まったショウなのです。ただ、そこには演じる側にも、聴く側にも想い出が染み込んでいる。その心のアルバムを１ページずつめくり、語り合うようなライヴアルバムなのです。今は亡き友人達に背中を押され、始動したJCM。その心暖まるショウに立ち会い、名匠が腕によりをかけて記録した２枚組です。英国ロックを愛し続けた方ほど、深く深く響く人生のライヴアルバム。ぜひ、じっくりとお楽しみください。 Live at Stables Theatre, Milton Keynes, UK 9th April 2018 PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1(64:45) 1. Pre Concert Announcement 2. Tune Up 3. The Kettle 4. Jon Hiseman Introduction - dedications to Dick Heckstall Smith & Jack Bruce 5. Weird of Hermiston 6. Dedication to Allan Holdsworth 7. Foyers Of Fun 8. Introduction to Colosseum 9. Skellington 10. Dedication to Gary Moore 11. Rivers 12. Band Introductions and dedications to Pete Brown & Jack Bruce 13. Grease The Wheels 14. Dedication to Ollie Halsall 15. Yeah Yeah Yeah 16. Tune Up for Second Set 17. Strange Her 18. Dedication to Allan Holdsworth Disc 2(74:05) 1. Dedication to Larry Coryell 2. The Real Great Escape 3. Dedication to Dick Heckstall Smith 4. Watching Your Every Move 5. Dedication to Graham Bond 6. Only Sixteen 7. Dedication to Pete Brown & Jack Bruce 8. Morning Story 9. Dedication to Steve Marriott & Greg Ridley 10. Four Day Creep 11. Dedication to Gary Moore 12. The Inquisition 13. Jon Hiseman Drum Solo 14. Tune Up 15. Theme From An Imaginary Western 16. Walking My Baby Back Home (outro.) Jon Hiseman - Drums, Stage Introductions Clem Clempson - Guitar, vocals Mark Clarke - Bass, vocals

拡大表示	JCM ジョン・ハイズマン/UK 2018 販売期間: 価格: 1,940円 (税込) 購入数: 個 在庫 在庫あり 返品についての詳細はこちら