オークランド、ボストンと並ぶ、1977年アニマルズ・ツアーの代表的音源にしてツアー最終公演音源である、7月6日カナダはモントリオール、オリンピック・スタジアム公演を現存する6種よりミックスした究極のファン・メイド・ソースを収録。この日の音源には二つのマスターが存在しており、有名な公演ゆえ、そこから数多くのアイテムがリリースされてきましたが、本盤は「Recorder 1」を使用した代表的タイトル「The Last Animalized」「Azimuth Coordinator」「Fire Works Show In The Canadian Walls」、「Recorder 2」を使用した「Who Was Trained Not To Spit On The Fan」「Montreal 1977」「Roar Ends」を掛け合わせています。それぞれのピッチは微妙に違うのですが、本テイクに関してはハーヴェステッドの「Who Was Trained Not To Spit On The Fan」をベースに全体のピッチとタイムを調整しているようです。ノイズ・リダクションやイコライズは全く使用せず、6種のマスターのもつ音の特性を絶妙に掛け合わせた音像は、作為的なミックスを感じさせない素晴らしい出来栄えになっています。音の自然な抜けとボトムの力強さは圧巻で、「軽過ぎず、重過ぎず」、「自然な質感でいながら耳に突かない」理想的な質感で、この歴史的なショウを再現してくれます。この日は「In The Flesh」ツアー最終日。メンバー全員、長いロードの苛々がピークに達している感じで、特にロジャーのヒステリックなムードが演奏に緊張感を与えている様子が伺えます。ロジャーはハイな感じになっているらしく、Pigsの3番で「19-61!」と叫ぶ所はこの日はやけに迫力があります。このコンサートはロジャーがステージから観客に唾を吐きかかけるという常識外の暴挙に出たコンサートとしても知られていますが、Pigs On The Wing 2では観客から発せられた花火に歌を邪魔され激怒したり、SOYCD後半の歌では、逆に途中で笑いが止まらなくなるなどの珍しいシーンを聞くことができます。バンド全体としては第一部・Animals, 第二部・炎、どちらのパートも鬼気迫るような演奏を聴く事が出来ますし、Moneyの中間パートなどでもギルモアは緊張感溢れる演奏を聴かせてくれます。しかしながらアンコールラストのBluesの前に、ギルモアは「俺はもうやらないよ」と早々にステージを降りてしまい、スノウィ・ホワイトと3人が延々とプレイする様子を見ていたそうです。ダルな演奏に客席からは激しいブーイングや野次が飛びますが、ロジャーはそれをも楽しんでるように感じられます。ロジャーがファンに唾を吐きかけ、それがステージと客席の間に壁を作る構想に繋がったとされる、そういった意味でも歴史的公演のオリジナル・ミックス版。これは必聴です!!
Live at Olympic Stadium, Montreal, Quebec, Canada 6th July 1977 TRULY AMAZING SOUND(6 Source Mixed)
Disc 1
1. Sheep 2. Pigs On The Wing 1 3. Dogs 4. Pigs On The Wing 2 5. Pigs(Three Different Ones) 6. Shine On You Crazy Diamond Part 1-5 7. Welcome To The Machine
Disc 2
1. Have A Cigar 2. Wish You Were Here 3. Shine On You Crazy Diamond Part 6-9 4. Money 5. Us And Them 6. Blues





























