アルバム「地底探検」に伴うジャパン・ツアーから1975年1月21日、大阪厚生年金会館公演を、トレーダー間でも一切出回っていないオリジナル・マスター・カセットより高音質収録。オープニングがカットインで収録という欠点はあるものの、音の生々しさ、パンチ、ダイナミズムは最高レベルであり、世界中の多くのマニアを驚かせるであろう、ファン必携の1枚です。自ら率いるロック・バンド(イングリッシュ・ロック・アンサンブル)に加え日本側のオーケストラ(シャンブル・シンフォニエット)と東京放送合唱団が参加、更にロンドン・シンフォニック・オーケストラの常任指揮者デヴィッド・ミーシャム、ナレーション役としてロイヤル・シェークスピア劇団の俳優テリー・タブリンを含む、総勢79名による一大ロック・コンサートは当時、一般のメディアでも大きく取り上げられ、東京4回、大阪1回、名古屋1回のジャパンツアーは、各地で大絶賛を受けました。2部の「地底探検」では、ステージの後ろには火山のバックドロップが掲げられ、特別製のモンスターが登場して観客を沸かせてくれました。代表曲Catherine Howardでは「桜」が挿入されていますが、これは勿論、日本だけのアレンジです。今、聴いても、全く古さを感じさせない、普遍的とも言うべき、日本コンサート史上に残るドラマチックなコンサートを理想的な音像で再現してれくます。リック・ウェイクマンがイエス脱退後、初のソロ来日公演から75年1月21日の大阪公演を収録した2枚組。音はモノラルが、抜けもよく音数の多いコンサートの全体像を見事にとらえている。音の劣化も少なく、何よりも音のゆらぎがないのが嬉しい。この時の来日公演は追加公演を含む東京4日間、大阪2日間、名古屋1日という日程であり、全てのオーケストラとコーラス隊を伴う編成だったため、単なるロック・アーティストの枠では収めきれないほど大がかりなものとなった。本作は大阪公演の最終日にあたり、バンドもオーケストラも万全の体制で臨んでいるため、数多くあるリックのコンサートのなかでもベストに近い仕上がりとなっている。特にアルバム『地底探検』をそっくり再現した第二部ではなく、リックの名演をちりばめた第一部の方が今となっては興味深い。『地底探検』の演奏はどうしてもアルバムと聴き比べてしまうため、オーケストラのテクニックとかダイナミクスに物足りなさを感じてしまいがちだが、前半の演奏ではメロトロンの使用を含むロック・バンドとしてのリックの手腕がいかんなく発揮されており、イエスとは全く異なるイギリスの優雅な香りをたたえたサウンドが心地よい。ヴォーカルのひとり、アシュレー・ホルト以外はほとんど無名のミュージシャンを起用していたリックだが、この演奏のいなたさ自体がファンにはたまらないところかもしれない。後半の『地底探検』も壮大で美しい。何度聴いても、どこの国の演奏を聴いても、この曲はまるでクラシック音楽のCDを聴いているようにそれぞれが味わいがあって面白い。もちろん、この日本での来日公演もデイヴィッド・ミーシャムの指揮にぐいぐいと引っ張られるようで素晴らしい演奏となっており、イエス・ファンは必聴である。全体的に初来日公演ではこの日の演奏がベストかもしれない。
Live at Koseinenkin Hall, Osaka, Japan 21st January 1975 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters)
Disc 1
1. Opening 2. Catherine Parr 3. Guinevere 4. Catherine Howard 5. Merlin The Magician 6. Ann Bolyen
Disc 2
1. Tuning 「Journey To The Centre Of The Earth」2. The Journey 3. Recollection 4. The Battle 5. The Forest 6. The Forest(encore)
Conductor: David Measham Narrator: Terry Taplin Jeffrey Crampton - Guitars John Hodgson - Percussion Roger Newell – Bass Barney James - Drums Garry Pickford Hopkins - Vocals Ashley Holt – Vocals Chambre Symphoniette Tokyo Broadcasting Choir





























