豪華なグレイテスト・ヒッツをずらりと並べた“SOUND+VISION TOUR 1990”。その最初期を伝える極上ライヴアルバムの登場です。このツアーは数々のプロショットやサウンドボードでもお馴染みなのですが、実はそうしたプロ記録はツアー後半に偏っている。当店でも日本公演の『COMPLETE VISION IN DOME』や『MILTON KEYNES 1990 2ND NIGHT』『ROCK IN RIO 1990』といったプロショット/サウンドボードをご紹介して参りましたが、それらはすべてワールドツアー後期の姿なのです。それに対し、本作は極初期。「1990年3月15日バンクーバー公演」のオーディエンス・アルバムです。どれほど初期なのか、まずはワールドツアー全体の概要から見てみましょう。
・3月4日-15日:北米#1(7公演)←★ココ★・3月19日-4月22日:欧州#1(22公演)・4月27日-5月9日:北米#2(7公演)5月15日+16日:日本公演(2公演)・5月20日-7月29日:北米#3(40公演)8月4日-9月16日:欧州#2(24公演)9月20日-29日:南米(6公演)
以上が“SOUND+VISION TOUR 1990”の全容。上記した日本公演や本国ミルウォーキー、南米はすべてツアー後期から末期なのが分かっていただけるでしょう。それに対して本作はキックオフである「北米#1」の最終日。全108公演中、7公演というタイミングを切り取ったライヴアルバムなのです。そして、そのクオリティもタダ物ではない。当店では、ボウイ研究の世界的権威による監修で選りすぐりマスターをお届けしており、本作もその例に漏れない。しかし、その例から飛び抜けているのは録音家。実のところ、本作を録音したのは、かのJEMS。その秘蔵コレクションから近年になって登場した録音なのです。実際、本作のサウンドはその経緯を証明するような素晴らしさ。目を閉じれば“光景”が浮かぶリアリティは間違いなくオーディエンス録音ではあるものの、その透き通ったクリアさは「客録の常識」とはかけ離れている。距離感ゼロとも言えないのですが、ディテールも克明に真っ直ぐ飛び込んでくるストレート感は最高。しかも、大観衆の息吹もしっかりと感じられながら楽音との間に入ってこない。詳しい録音ポジションは分かりませんが、下方から湯気のように立ち上る熱狂と、レーザービームのように眩しい音楽。それがクリスタル・クリアな会場から吹きこぼれるようなライヴアルバムなのです。そんなサウンドで描かれるツアー極初期のパフォーマンスこそが素晴らしい。まず、セットリストからして新鮮。比較的日程の近い日本公演でもやらなかった「Golden Years」「John I'm Only Dancing」「Queen Bitch」「Alabama Song」といったナンバーが盛りだくさん。特に「John I'm Only Dancing」は、この翌月を最後に二度と演奏しなくなるレア・ナンバーです。しかも、レア曲があるからと言って定番が削られているわけでもない(日本より少ないのは「Starman」だけ)のが嬉しい。やれる曲・用意した曲をたっぷりと聴かせてくれるのです。それだけの山盛りセットが可能なのも、ツアー極初期の勢いがあればこそ。もちろん、初期とは言っても7公演ですのでバンドはしっかりとエンジンも暖まった全力運転。その上で「これから全世界を巡るぞ!」の気概が溢れんばかり。まだセットを絞りきらず、観客の反応を見ながら用意した名曲群を存分に披露しまくるライヴアルバムなのです。これまでなかなか知られてこなかった“SOUND+VISION TOUR 1990”の極初期「北米#1」。それをJEMS録音の極上クオリティで伝えるライヴアルバムの大傑作です。素晴らしいサウンド・美味しい名曲・フレッシュな演奏。名盤の条件が高次元でそろった絶品の1本。
Live at PNE Coliseum, Vancouver, BC. Canada 15th March 1990 TRULY PERFECT SOUND
Disc 1 (64:56)
1. Intro 2. Space Oddity 3. Changes 4. TVC15 5. Rebel Rebel 6. Golden Years 7. Be My Wife 8. Ashes To Ashes 9. John I'm Only Dancing 10. Queen Bitch 11. Fashion 12. Life On Mars? 13. Blue Jean 14. Let's Dance 15. Stay 16. Band Intro 17. China Girl
Disc 2 (65:34)
1. Ziggy Stardust 2. Sound And Vision 3. Station To Station 4. Moon Of Alabama 5. Young Americans 6. Panic In Detroit 7. Suffragette City 8. Fame '90 9. Heroes 10. The Jean Genie 11. Pretty Pink Rose 12. Modern Love 13. Rock 'N' Roll Suicide
David Bowie - vocals, guitar, saxophone Adrian Belew - lead guitar Erdal Kizilcay - bass Michael Hodges - drums Rick Fox – keyboards





























