正真正銘の“初日本”となった、「1973年4月8日・東京厚生年金会館」公演のオーディエンス・アルバムをお贈りします。本作のマスターもまた世界のマニアに衝撃を与えたもの。“初来日の初日”と言えば、アナログ時代から録音自体は存在していましたが、わずか30分だけでした。ところが、2003年に『FIRST LANDED JAPAN』は、それとはまったく別録音のオリジナル・マスターを使用しており、ショウを完全収録。サウンドも(頂点とまでは言えないものの)とてつもなく素晴らしく、オリジナルからのダイレクトなデジタル化だけに鮮度もバツグン。専門誌から「ウルトラアイテム!」「全くクリアーな音質で、時代を考えると相当高音質」「全音源コレクターでもない限り、コレで決まり」等々、惜しみない賛辞が寄せられたのです。本作は、そんな奇跡の発掘マスターをデジタル・リマスタリングで磨き上げたもの。さすがに傑作録音とは言っても、1973年だけあってピッチの揺れやサウンドの丸みがないわけではなかった。そこで、ランダムに変化してしまうピッチを丁寧・正確に修正していき、ヴォーカルやギターの高音部もバランス良く調整。さらにクリアになっただけでなく、ボウイの歌声をその場で聴いているような、自然な鳴りを実現したのです。そんなサウンドで描かれる“初日本”のステージは、独特な雰囲気に包まれている。楽曲が強烈に主役を張った録音のせいもありますが、会場を包む“静”の緊張感が凄い。大いに歌い騒ぐ海外公演とは違い、じっくりと聴き込む日本のオーディエンス。しかも、ドキュメンタリー映画で見られるイギリスと比べても年齢層が高めな観客は、“最先端のボウイ”をチェックしようとするかのように熱いまなざしを送っていた。「これからとんでもないものが始まる」という緊張感、そして実際に開演してからは圧倒された会場の異様なムード。いわゆる一般のロックコンサートとは違い、1曲1曲、瞬間瞬間、異文化と直接対面している衝撃、目の当たりにしている現実に熱狂するのも忘れ、思考停止の中で蹂躙されていくような雰囲気。そんな現場の空気が恐ろしくリアルにスピーカーから流れ出るのです。また、なんと言っても2日目では演奏しなかった「Panic In Detroit」「Aladdin Sane」「Time」「Starman」を聴けるのが嬉しい。特に「Panic In Detroit」は全9回の初来日でもこの初日にしか演奏しなかったナンバーですし、「Starman」は既発には収録されていなかった。そんな曲達もまとめてフルのライヴがクリア&リアルなサウンドで聴ける………何度聴いても、この録音が初登場したときの感動が蘇ります。初来日にして、初めての日本のステージに立ったボウイ。そして、その現実を全力で受け止めようとしていた日本のオーディエンス。そんな一期一会のムードを現場の空気ごと本生100%に記録した唯一のフルマスター。ボウイと日本のファンが初めて出会い、共に歩み始めた第一歩。
Live at Koseinenkin Kaikan, Tokyo, Japan 8th April 1973 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters)
Disc 1 (46:58)
1. Ode To Joy Intro 2. Hang On To Yourself 3. Ziggy Stardust 4. Changes 5. Moonage Daydream 6. Panic In Detroit 7. Aladdin Sane 8. Width Of A Circle 9. Space Oddity
Disc 2 (34:28)
1. Jean Genie 2. Time 3. Five Years 4. Let's Spend The Night Together 5. Starman 6. Suffragette City 7. Rock 'N' Roll Suicide





























