グレンの息子ディーコン・フライとヴィンス・ギルを迎えて甦ったイーグルス。彼らの復活ツアー“EVENING WITH THE EAGLES”の最新・極上ライヴアルバムが登場です。本作に収められているのは「2018年7月20日:ボストン公演」。“EVENING WITH THE EAGLES”は全米を巡っており、ちょうど今は約1ヶ月間の充電期間中。まずは、そんな彼らの近況を知る意味でも再始動後の歩みの中でショウのポジションを確認しておきましょう。
【2017年】《5月:ディーコン&ギルを迎えての再始動を発表》・7月15日+29日:THE CLASSC EAST & WEST出演・9月30日:THE CLASSIC NORTHWEST出演・10月17日-29日:北米#1(6公演)《11月:全米ツアーを発表》
【2018年】・3月12日-7月28日:北米#2(39公演)←★ココ★・9月8日-10月20日:北米#3(15公演)
これが現在までに公表されているスケジュール。その後は11月にジョー・ウォルシュが主催する“VETSAID 2018”が決まっているだけで、年末期には何の予定も入っていません。春先から始まった「北米#2」はつい先日終了しており、本作のボストン公演はその終盤35公演目にあたるコンサートでした。そんなショウを収めた本作は、見目麗しい極上のオーディエンス・サウンド。詳しい録音ポジションは伝わっていませんが、オンな感触はサウンドボードばりで、ほんのりとした会場音響はまるでミックスされているかのように艶やかで自然。生々しい喝采も吸い込まれてはいるものの、イーグルスのショウで闇雲な空騒ぎが起ころうはずもなく、惜しみない拍手はヴィロードの絨毯のように滑らかで、大きな(それでいて遠い)唱和の海がきめ細やかに広がるのです。実のところ「まるで公式ライヴ盤」と呼べるほどの美録音なのですが、この観客の息吹はそれ以上。メロディに逐一反応しながら極めてナチュラルに沸き立ち、約2万人に及ぶコーラス隊は会場空間が目に浮かぶほどに立体的に広がる。作為を持ってミックスした歓声では、こうはいかない。オーディエンス録音というと、ともすれば「公式が出るまでの場つなぎ」「サウンドボードがないから仕方ない」といった代用品にもなりがちですが、本作のサウンドはまったく違う。公式アルバムでも成し得ない“オーディエンスだからこその美”に充ち満ちた気品のライヴアルバムなのです。そんな極めつけの美音で描かれるショウこそが素晴らしい。当店では“EVENING WITH THE EAGLES”の第一報となる傑作『KANSAS CITY 2018(Uxbridge 819)』もご紹介しましたが、あれから4ヶ月が経過してセットも変更。大筋では変わらぬグレイテスト・ヒッツではあるものの、ツアー初期には演奏しなかった名曲「The Long Run」やヴィンスのソロ曲「Don't Let Our Love Start」を披露。もちろん、19年ぶりと話題になった「Ol' '55」も演奏してくれます。そんなセット以上に気になるのは息子ディーコンとヴィンス。ツアーが発表された当初から「過去最高のラインナップ」との声も聞かれましたが、場数を踏んだことで更に熟達。コーラスのシンクロ度は一層磨きがかかり、ディーコンが歌う「Take It Easy」「How Long」「Peaceful Easy Feeling」「Already Gone」、ヴィンスの「Take It to the Limit」「Tequila Sunrise」「Ol' '55」「Lyin' Eyes」「New Kid in Town」「Heartache Tonight」共に、自分の持ち歌のように馴染んでいます。とにかく美しい音と美しい曲と美しい演奏。一聴するとオフィシャル品のようなのに、聴き込むほどそれ以上の感動をくれるライヴアルバムの大傑作です。サウンドボードに近いかどうかではなく、客録なればこそ輝きに満ち、現場だから胸に迫る。“オーディエンス出しかあり得ない美”を究めたサウンドで、イーグルの名曲と新たなる門出に立ち会える音楽作品。
Live at TD Garden, Boston, MA, USA 20th July 2018 TRULY PERFECT SOUND
Disc 1(73:58)
1. Seven Bridges Road 2. Take It Easy 3. One of These Nights 4. Take It to the Limit 5. Tequila Sunrise 6. Witchy Woman 7. In the City 8. I Can't Tell You Why 9. New Kid in Town 10. How Long 11. Peaceful Easy Feeling 12. Ol' '55 13. Lyin' Eyes 14. Love Will Keep Us Alive
Disc 2(69:10)
1. MC 2. Don't Let Our Love Start Slippin' Away 3. Those Shoes 4. Already Gone 5. Walk Away 6. Life's Been Good 7. Heartache Tonight 8. Funk #49 9. Life in the Fast Lane 10. Hotel California 11. Rocky Mountain Way 12. Desperado 13. The Long Run
Joe Walsh - Guitars, Vocals Timothy B. Schmit - Bass, Vocals Don Henley - Drums, Vocals Deacon Frey - Guitars, Vocals Vince Gill - Guitars, Vocals





























