『GRACELAND』『THE RHYTHM OF THE SAINTS』の歴史的な2連作で時代の寵児となったポール・サイモン。その黄金時代を極上クオリティで体験できる大傑作映像がリリース決定です。本作に収められているのは「1991年3月7日ユニオンデール公演」。“BORN AT THE RIGHT TIME TOUR”では来日公演も果たしましたが、本作はそれから遡ること7ヶ月前のショウ。ここで、時代の追い風を全身に受けていた“1991年”を振り返ってみましょう。
・1月4日-4月17日:北米#1(45公演)←★ココ★・5月2日-7月23日:欧州(33公演)・8月8日-9月29日:北米#2(23公演)←※公式・10月7日-11月6日:日本/豪州(14公演)・11月24日-12月7日:南米(4公演)
これが“1991年”のツアー・スケジュール。公演数はやや不確実ではありますが、おおよその概要はご理解いただけると思います。このツアーのニューヨークというと、公式作品『PAUL SIMON'S CONCERT IN THE PARK(祈、DVD化!)』が思い浮かびますが、そちらは「北米#2」。本作のユニオンデール公演は「北米#1」26公演目となるコンサートでした。そんな本作は何とも、何とも素晴らしいオーディエンス・ショット。再生すると極上サウンドが流れ出すものの、真っ暗な画面に不安がよぎりますが、これは最初だけ。3分半ほどすると映像も浮かび上がってくるのですが、ここでビックリ。美しくも巨大なポールの姿が画面いっぱいに現れるのです。あまりに肉薄するズームぶりは、撮影ポジションが分からない……。実のところ、思いっきり引いたシーンになるとステージ正面のバルコニー席から見下ろしで撮っているのが分かるのですが、ほとんどがズームシーンばかり。その画面には遮蔽物は映らず、まるでプロショットの1アングルを抜き出したよう。しかも、映像美も究極的。S-VHSマスターからダイレクトにデジタル化されており、ダビング痕もなければ、経年劣化もゼロ。先ほども触れましたが、サウンドも超極上でほぼほぼサウンドボードのようです。当時、可能な限りのハイエンド環境で撮影しつつ、そのクオリティを26年後の今日までキープし続けているのです。さらに、安定したカメラワークが異常。ズームのまま見どころを追うのですが、その安定感にはド肝を抜かれる。普通、ズームのまま左右に振るとステージ全体の位置関係が掴みづらく、狙いが定めにくい。わずかな角度でも大きく視野が変わり、見づらくなりがちです。ところが、本作の撮影者は、自在にカメラ・リハーサルでもしていたかのように(多分していませんが)、各ミュージシャンの位置をしっかりと把握。いちいち引きにすることなく的確にソロ・パートを収めきる。さらに、そのソロがいつ来るか、何小節で歌に戻るかもキチンと分かっていて、すぐさまポール(のドアップ)に戻る。会場配置・曲構成・ショウ演出……すべてを熟知していなければ、不可能なカメラワークを見事にやってのけるのです。それだけの愛情が注ぎ込まれた“BORN AT THE RIGHT TIME TOUR”がまた、心を震わせる素晴らしさ。ワールド・ミュージックを大胆に取り込んだアンサンブルは繊細にして真摯。そして、雄大。『GRACELAND』『THE RHYTHM OF THE SAINTS』両作のナンバーはもちろんのこと、過去のレパートリーやSIMON & GARFUNKELも、そのアンサンブルで生まれ変わっていくのです。ほぼ『CONCERT IN THE PARK』に準じるショウ構成ではあるものの、こちらは屋内会場の通常公演。あれほどのスケール感はありませんが、逆により一層親密で音楽に寄り添うようなムードに浸りきれる。そして、『PAUL SIMON'S CONCERT IN THE PARK』ではカットされた「Cecilia」や、『THE RHYTHM OF THE SAINTS』の新曲「Further to Fly」も観られるのです。特等席の視界と超・極上のクオリティ、そして匠のカメラワークで綴る“BORN AT THE RIGHT TIME TOUR”。『CONCERT IN THE PARK』のレギュラー公演版、もしくは本生100%の体験映像となる1本です。ショウが素晴らしいだけでなく、その音楽に尽きぬ愛情を注ぎ込んで美しく記録しきった極上品……いえ、文化遺産。溢れる“愛”と“美”に包まれた銘品、どうぞ心ゆくまで味わい尽くしてください。
Live at Nassau Coliseum, Uniondale, NY. USA 7th March 1991 AMAZING SHOT!!!!!!!!!
Disc 1(68:36)
1. The Obvious Child 2. The Boy in the Bubble 3. She Moves On 4. Kodachrome 5. Born at the Right Time 6. Train in the Distance 7. Me and Julio Down by the Schoolyard 8. Proof 9. I Know What I Know 10. Bridge Over Troubled Water 11. The Cool, Cool River 12. Instrumental
Disc 2(71:03)
1. Further to Fly 2. Cecilia 3. Graceland 4. You Can Call Me Al 5. Still Crazy After All These Years 6. Late in the Evening 7. Hearts and Bones 8. Loves Me Like a Rock 9. Diamonds on the Soles of Her Shoes 10. African Traditional 11. The Boxer 12. The Sound of Silence
Paul Simon - Vocal, Guitar John Selolwane - Guitar Ray Phiri – Guitars Vincent Nguini - Guitar Richard Tee - Piano, Vocals Armand Sabal-Lecco – Bass Steve Gadd - Drums Cyro Baptista - Percussion Dom Chacal - Percussion Mingo Araujo - Percussion
Sidinho Moreira - Percussion Tony Cedras - Accordeon, Keyboard, Guitars Chris Botti - Trumpet Michael Brecker - Saxophone, EWI Reginald 'Briz' Brisbon - Background Vocals The Waters - Background Vocals Barney Rachabane - Saxophone, Pennywhistle
COLOUR NTSC Approx. 140min.





























