ロックに帰還したリッチー・ブラックモア。4CD『BIETIGHEIM-BISSINGEN 2016』は、その第2夜のフル録音を磨き上げた決定盤です。ただ、いかに優れたライヴアルバムでも、その“向こう”にある現場の光景までは見せてくれない。そこで、ボーナスには現場の光景を見せ、イメージを何倍も膨らませてくれる映像篇をお贈りします。本作は、昨日リリースされ、大変好評をいただいたもの。ただしフル収録ではなく5曲(+Difficult To Cureのイントロ)だけのダイジェスト収録です。「なんだフルじゃないのか」と思われるのも無理からぬところですが、それには理由がある。実のところ、第2夜も全曲分の映像が到着しているのですが、その中である撮影者の映像だけがズバ抜けて凄かった。その撮影者の6曲だけをフィーチュアした1枚なのです。そのクオリティたるや、異常な次元。先日終わったばかりのバーミンガム公演の映像も登場し始めていますが、今回の新生RAINBOWの3日間全部を総合しても1人だけ突き抜けた超絶ぶり。いや、他の映像も「さすが2016年」と思うビビッドなデジタル画質なのですが、本作はそれを遙かに凌駕し、ほぼプロショット。ステージ最前付近の左寄りから撮影しているようなのですが、安定したアングルに観客の姿がほぼ映らず、視野いっぱいにステージだけが広がる。しかも、その画質は炊かれるスモークの粒子まで見えそうなほど。ロニー・ロメロは歌い上げる口元の歯並びや衣装のジッパーまで克明ですし、リッチーも余った弦の巻きまでハッキリと映し出される。曲間に起こる拍手の手や音声にオーディエンス感覚がなければ、オフィシャルDVD用のアウトテイクかと思うほどなのです。音声もまた、凄い。確実に生々しいオーディエンス・サウンドではありますが、歌声/ギターとも極太で、バランスも最高。もちろん、ノイズ/歪みもなく、本編プレス4CDにも肉薄する極上クオリティなのです。わずか5曲+αではあるものの、そこには繊細で大胆な「Mistreated」「Catch The Rainbow」があり、1回だけの「Sixteenth Century Greensleeves」があり、ロニー・ディオを讃える「Man On The Silver Mountain」があり、万感迫る「Stargazer」がある。今回の復活劇でも最高に輝く曲がキッチリと揃っているのです。あまりの超ハイクオリティ映像だけに、他の映像と混ぜて全曲で組んでみると他の曲がガッカリしてしまいました。無数の映像が登場している今、“ショウの全体像”をお伝えするよりも、リッチーやロメロによる“新生RAINBOWに一番近づける特別映像”に注目していただきたい。そのために全曲収録は断念した本作を制作いたしました。猛烈に吹き出している映像でも、特出した41分間。ぜひ、新生RAINBOWの真価を最高峰映像でしっかりと眼に刻んでください!
Monsters Of Rock Festplatz am Viadukt, Bietigheim-Bissingen, Germany 18th June 2016 (40:57)
01. Mistreated 02. Sixteenth Century Greensleeves 03. Man On The Silver Mountain 04. Difficult To Cure (Intro) 05. Catch The Rainbow 06. Stargazer
COLOUR NTSC Approx.41min.





























