ドームを埋め尽くし、スタジアムを燃え上がらせてきたスティーヴン・タイラー。「2017年4月8日Zepp Osaka Bayside公演」のオーディエンス・ショット。ただし、一気貫通のフルショットではなく、1-2曲単位のベスト・ショットを集めたコンピレーション・スタイルです。そのため「アングルは○○」「距離感は◇◇」と一概には言えないのですが、クオリティは言える。「どれも極上」です。現代はデジタル機材の発達でどんな人でも撮影可能になったわけですが、本作は1曲1曲を精査したベスト・ショットばかり。残念ながら「Love Lives」「My Own Worst Enemy」の2曲は満足なクオリティが登場していないので全曲ではありませんが、“ほぼ”ショウの全容が極上クオリティで味わえるのです。そして、そのクオリティで目撃するクラブショウは、最高に熱い。巨大なスタジアムとはまるで違い、最前列の腕が触れそうなほどに近い。各曲のアングルも狭いだけにやけに近く、スティーヴンがプロショットかのようにドアップ。近くに歩いてくると、画面に手を伸ばして触りたくなるほど“そこにいる”のです。そのスティーヴンがまた絶好調。歌声の素晴らしさはセクシーで茶目っ気たっぷりのアクションも69歳とは到底思えません。さらに映像だから分かるのがステージの狭さ。客席との近さもさることながら、バンド内のコミュニケーションもやけに親密なのです。アイコンタクトを交わし、寄り添ってマイクを共にする“バンド感”。AEROSMITHでも観られる光景ではありますが、メンバーに向かって走り寄るのではなく、振り返るとそこにいる間近感。かつてのAEROSMITHがそうであったであろう濃密な空間を、画面いっぱいに目撃できるのです。そして、やっぱり凄いのが観客。AEROSMITHの名曲群や「Come Together」「Train Kept A-Rollin'」等々で大合唱が渦を巻く。スタジアムのような巨大なスペクタクルではなく、狭い空間にパンパンに詰まった密度が凄い。その真っ直中に立ちながら、スティーヴンの歌声がクリアに届くサウンドも素晴らしいのです。これがスティーヴンのクラブギグ。日本では到底ムリだと思っていた密着感・密室感に身を置ける極上映像です。
Live at Zepp Osaka Bayside, Osaka, Japan 8th April 2017
1. Sweet Emotion 2. Cryin' 3. I'm Down 4. Oh! Darling 5. Come Together 6. Jaded 7. Love Is Your Name 8. I Make My Own Sunshine 9. Mercedes Benz 10. Piece Of My Heart 11. Livin' On the Edge 12. We're All Somebody From Somewhere 13. What It Takes 14. Golden Slumbers
15. Dream On #1 16. Dream On #2 17. Band Introductions 18. Train Kept A-Rollin' 19. Janie's Got A Gun 20. Only Heaven 21. Walk This Way 22. Whole Lotta Love
COLOUR NTSC Approx. 84min.





























