1974年パトリック・モラッツ参加後に製作された「リレイヤー」リリースに伴う、1975年UKツアーより、過去にはVHS等で流通していた、5月10日ロンドンのクイーンズ・パーク・レンジャーズにおける野外ライブの模様を、過去最高のベスト・クオリティー映像にてコンプリート収録。まず70年代イエスの代表的なライブ映像で知られる本タイトルは、当時その一部が国内でもTVオンエアーされたことでも知られ、その後公式にはVHS/LDも完全版としてリリースされ、さらにその後2枚のディスクを分割したバージョンがDVDでもリリースされたものの、いずれもすでに入手困難となっているもの。そして本タイトルはこの分割バージョンを、マスター・クオリティーを保持するため、圧縮することなくダイレクトにトータル2時間30分にわたり2DVDに収録したもので、現存する映像クオリティーとしてはベストといえるもの。 なお、映像はもちろんカラーながら音声は当時同様モノラルで、しかも収録時の機材トラブルのため、前半の音声バランスが悪いのは、マスターからのもので、そのために当時は公式リリースが中止となり、国内TVで放送されたのも、トラブルのある前半部分はカットされ、「遥かなる想い出」以降が放送されることに。それでもやはり貴重な70年代フル・ライブをこのクオリティーで観れることはファンにとっては嬉しいかぎりで、しかも「リレイヤー」ツアーゆえに、オープニングの”サウンド・チェイサー”をはじめ、同アルバムからの3曲全曲が演奏されているのもこの時期ならでは。そして”危機”に続き「リレイヤー」から”トゥ・ビー・オーバー”、そして22分に及ぶ”錯乱の扉”まではカンペキな流れにて。また”ユア・ムーブ”はこの時期らしいエディット・ヴァージョンで、2分台のモラツのピアノが新鮮。また”ムード・フォー・ア・デイ”からアコースティックの”遥かなる想い出”~”クラップ”と繋ぐおなじみのアレンジなどは観客受けも良いながら、モラッツのレフュジーのPapillionやソロの「Story Of I」を取り混ぜてのピアノ主体のソロでは、かなりのミスタッチをしているのが分かるあたりも、リアルなライブならでは。 そして24分半に及ぶ大曲”儀式”はパーカッシブ・サウンドが素晴らしい迫力で再現され、メイン・セットのラストに相応しいハイライトと言えるもの。そして”ラウンドアバウト”での5人一体の素晴らしいアンサンブルから”スウィート・ドリームス”~”ユアズ・イズ・ノー・ディスグレイス”での大円団まで、このあたりはもうカンペキといえる演奏とサウンド・クオリティーとなるもの。 とにかくこの時期ならではの醍醐味と言える、「危機」「錯乱の扉」「儀式」と、20分台の大作が3曲セッインしているフルライブを、ベスト・クオリティーで完全再現した、全イエス・ファン、必携マスト・アイテム。 Disc One : 01. Opening - Firebird Suite 02. Sound Chaser 03. Close To The Edge 04. To Be Over 05. The Gates Of Delirium 06. I've Seen All Good People / Your Move 07. Mood for A Day 08. Long Distance Runaround 09. Cachaca 10. Clap Disc Two : 01. And You And I 02. Ritual 03. Roundabout 04. Sweet Dreams 05. Yours Is No Disgrace [Recorded at Queen' Park Rangers' Loftus Road Stadium, London, UK May 10th 1975 : Totaltime: 148mins.] Jon Anderson - Vocals / Steve Howe - Guitars / Chris Squire - Bass / Patrick Moraz – Keyboards / Alan White – Drums
Yes イエス/London,UK 1975
1974年パトリック・モラッツ参加後に製作された「リレイヤー」リリースに伴う、1975年UKツアーより、過去にはVHS等で流通していた、5月10日ロンドンのクイーンズ・パーク・レンジャーズにおける野外ライブの模様を、過去最高のベスト・クオリティー映像にてコンプリート収録。まず70年代イエスの代表的なライブ映像で知られる本タイトルは、当時その一部が国内でもTVオンエアーされたことでも知られ、その後公式にはVHS/LDも完全版としてリリースされ、さらにその後2枚のディスクを分割したバージョンがDVDでもリリースされたものの、いずれもすでに入手困難となっているもの。そして本タイトルはこの分割バージョンを、マスター・クオリティーを保持するため、圧縮することなくダイレクトにトータル2時間30分にわたり2DVDに収録したもので、現存する映像クオリティーとしてはベストといえるもの。 なお、映像はもちろんカラーながら音声は当時同様モノラルで、しかも収録時の機材トラブルのため、前半の音声バランスが悪いのは、マスターからのもので、そのために当時は公式リリースが中止となり、国内TVで放送されたのも、トラブルのある前半部分はカットされ、「遥かなる想い出」以降が放送されることに。それでもやはり貴重な70年代フル・ライブをこのクオリティーで観れることはファンにとっては嬉しいかぎりで、しかも「リレイヤー」ツアーゆえに、オープニングの”サウンド・チェイサー”をはじめ、同アルバムからの3曲全曲が演奏されているのもこの時期ならでは。そして”危機”に続き「リレイヤー」から”トゥ・ビー・オーバー”、そして22分に及ぶ”錯乱の扉”まではカンペキな流れにて。また”ユアムーブ”はこの時期らしいエディットヴァージョンで、2分台のモラツのピアノが新鮮。また”ムードフォーアデイ”からアコースティックの”遥かなる想い出”~”クラップ”と繋ぐおなじみのアレンジなどは観客受けも良いながら、モラッツのレフュジーのPapillionやソロの「Story Of I」を取り混ぜてのピアノ主体のソロでは、かなりのミスタッチをしているのが分かるあたりも、リアルなライブならでは。 そして24分半に及ぶ大曲”儀式”はパーカッシブ・サウンドが素晴らしい迫力で再現され、メイン・セットのラストに相応しいハイライトと言えるもの。