『MIRAGE』『THE SNOW GOOSE』『MOONMADNESS』……歴史的大傑作を連発した“あの4人”による超傑作プロショットがリリースです。長い歴史の中で数々の名盤、名演を生み出してきたCAMELですが、ファンの心にもっとも深く刻まれているのは、アンドリュー・ラティマー、アンディ・ウォード、ピーター・バーデンス、ダグ・ファーガソンの4人でしょう。本作は、そんなオリジナル・ラインナップを代表する極上プロショットなのです。冒頭に「ESPECIAL CAMEL 15-6-1977」とテロップが表示されますが、本作が収録されたのは「1976年4月14日ハマースミス・オデオン公演」。テロップが初放送時の日付かどうかは分かりませんが、本作の元になっているのはオリジナル放送ではなく、グッと時代の過ぎた2006年放送。スペインの国営放送「テレビシオン・エスパニョーラ」の50周年に開設されたデジタルチャンネル「TVE50」での再放送バージョンです。デジタル放送だけに、その画質は特上。1976年のフィルム撮影と思いますが、クッキリと切り立った解像度は髪の1本1本からフィルムの粒子まで見えるよう。「Dunkirk」等での微細な音切れや「White Rider」の7分台で(1・2秒ほどの)乱れといった録画マスターに起因するため、「完璧」とは言えないのですが、99.9%の基本クオリティは間違いなく公式級なのです。そんな画質・音質で描かれるオリジナルCAMELの素晴らしさ……。わずか6曲の収録とは言え、その長さは50分以上のたっぷりLPサイズ。そこに名盤『MIRAGE』『THE SNOW GOOSE』『MOONMADNESS』の代表曲を生真面目に2曲ずつ配した構成は、まるで“目で見るベスト盤”かのよう。そのアンサンブルもまた、“オリジナル4”の粋。1976年8月には最初のメンバーチェンジでメル・コリンズを迎えるわけですが、本作はその4ヶ月前にあたり、“あの4人”でできる総てを凝縮したような演奏がたっぷりと詰まっているのです。メルを迎えた5人編成時代、初来日を果たしたCARAMEL時代、さらには新大陸の血を導入したキット・ワトキンス時代等々など……。最新来日の盲目奏者ピーター・ジョーンズに至るまで、さまざまな才能とアンサンブルを魅せてくれたCAMEL。その中にあって、すべての原点にして、大代表作を連発した“オリジナル4”の生演奏を特上クオリティで目撃できる1本です。もっとも魅力的で、もっと眩しい名盤3枚を1つのライヴ、1枚の映像に凝縮した傑作。最新来日のライヴアルバムが連発する今だからこそ、40年前の輝きに満ちた本作も存分にお楽しみください。 Live at Hammersmith Odeon, London, UK 14th April 1976 PRO-SHOT (50:42) 1. White Rider 2. Lunar Sea 3. Preparation 4. Dunkirk 5. Another Night 6. Lady Fantasy Andrew Latimer - Guitars, Vocals Peter Bardens - Keyboards Andy Ward - Drums, Percussions Doug Ferguson - Bass PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 51min.