その個性的な演奏で、ヴァン・ヘイレンなど多くのミュージシャンに影響を与えたアラン・ホールズワースの訃報が、2017年4月16日届くことに。その偉大なギタリストへの追悼アイテムとして、貴重なプロショット・・ライブ映像を収録したのが本タイトルで、まず前半には、1986年2月16日にドイツ行われた「フランクフルト・ジャズ・フェス」に出演した際の模様を、現存するベスト・クオリティーのマスター映像にて71分にわたりコンプリート収録。 ちょうどシンタックスを本格的に導入した同年リリースの『Atavachron』収録曲をメインにした構成で、他も『Road Games』『Metal Fatigue』からの楽曲を盛り込んだセットとなっており、以後この時期の作品をあまり取り上げていない事からも、ファンとしては要チェックの映像。さらに後半には、2011年11月9日、同じくドイツのレヴァークーゼンで、こちらも恒例のジャズ・フェス「31 Leverkusener Jazztage」出演時の模様を、TVオンエアー・マスターから61分にわたり収録。まずこの数年前から、様々なリズム・セクションの組み換えを行い、そのメンバーごとで、オリジナリティー溢れるアンサンブルを展開していた中、ここでは、ジャズ・ベーシストのアーネスト・ティヴスとチャド・ワッカーマンとのトリオにより、素晴らしいリズム・コンビネーションを披露。特にチャドのジャストでの入りや、フィル・インによるリズムのエンドに比重を置いたドラミングがバツグンでギター、ベースとの絡みが絶妙。さらにホールズワースも近年多用しているコンソール(マジック・ストンプ)を駆使しながら多彩なトーンやフレーズを生み出し、特に終盤”Letters Of Marque”での破壊的な超絶ギター・ソロや6連多用のティブスのベースも要チェック。新たなトリオでの可能性を感じさせていた時期であり、この後は体調不良もあって年々ライブの回数も減り、ファンを心配させることとなり、まだ元気な頃のプレイがたっぷり堪能できる、こちらもファン必見映像。 01.Introduction/02.Three Sheets To The Wind/03.Letters Of Marque/04.Tokyo Dream/05.Looking Glass/06.Atavachron/07.Non-Brewed Condiment/08.White Line/09.Shallow Sea/10.Devil Take The Hindmost [Frankfurt Jazz Festival 1986: at Kongresshalle, Frankfurt, Germany February 16th 1986] ◇ Allan Holdsworth - Guitar, Synth-Axe / Gary Husband: - Drums / Jimmy Johnson - Bass / Kei Akagi - Keyboards 01.Introduction/02.Leave Them On/03.Fred/04.Water On The Brain/05.Madame Vintage/Above & Below/The Things You See/06.The Fifth/07.Letters Of Marque/08.Proto Cosmos [31. Leverkusener Jazztage : at Forum Leverkusen,, Germany November 9th 2011] ◇ Allan Holdsworth - Guitar / Ernest Tibbs:- Bass / Chad Wackerman - Drums