2018年ニック・メイスンが立ち上げたプロジェクト「SAUCERFUL OF SECRETS」は、初期のフロイド・ナンバーのみを演奏するということで、アナウンスされるや、世界中のフロイド・ファンから大きな反響を呼ぶことに。そして春にイギリス数箇所でギグを行なったのち、9月2日からは本格的なヨーロッパ・ツアーがスタート。そしてその2公演目となる、9月3日デンマーク、コペンハーゲンのフォーラム・ブラックボックスでのショーを、そ当日の模様を良好極上オーディエンス・ショットにて92分にわたり収録。して先のUKツアー同様「Interstellar Overdrive」でスタートするや、続いてギルモアもソロで演奏していた「Astronomy Domine」、ロジャーも取り上げた「Set The Controls For The Heart Of The Sun」はもちろん、「Lucifer Sam」「Bike」「Let There Be More Light」といった60’sフロイド・ナンバーが続々披露され、また『夜明けの口笛吹き』や『神秘』だけでなく、初期シングル「Arnold Layne」「Point Me At The Sky」や、『モア』の「The Nile Song」、「Green Is The Colour」なども次々と。そして一番新しくても『雲の影』の「Obscured By Clouds/When You're In」までで、『狂気』以降は一切なしという徹底ぶり。 なおこのあたりはUKツアーと同様のセットリストで、このユーロ・ツアーからはさらに中盤で、バレットの「Vegetable Man」、さらに「If」を前後にはさんだ9分尺の「Atom Heart Mother」と、『原子心母」』からもセレクトされ、演奏時間も長くなっており、まさにサイケデリック・フロイドを再現。「See Emily Play」が未収録以外は、全曲をステージ左サイドからのアングルにて撮影したもので、メンバーと同じ目線の高さゆえ、前方客の障害もなく見晴らしも良好。またズームも絶品で、ワンカメラ・オーディエンスながら、関係者撮影ではないかと思うほどのクオリティーで捉えており、初期フロイドが甦ったかのような幻想を超えたサイケ空間は、映像にて是非体感を。 COLOUR NTSC Approx.92min. 1. Intro 2. Interstellar Overdrive 3. Astronomy Domine 4. Lucifer Sam 5. Fearless 6. Obscured by Clouds 7. When You're In 8. Arnold Layne 9. Vegetable Man 10. If 11. Atom Heart Mother 12. The Nile Song 13. Green Is the Colour 14. Let There Be More Light 15. Set the Controls for the Heart of the Sun 16. Bike 17. One of These Days 18. A Saucerful of Secrets 19. Point Me at the Sky [Live At Forum Black Box ,Copenhagen, Denmark September 3rd 2018] Nick Mason - Drums / Gary Kemp - Guitar / Lee Harris - Guitar / Guy Pratt - Bass / Dom Beken - Keyboards