17年ぶりにロックへと回帰した新作『57TH & 9TH』を発表したスティング。その最新にして極上のプロショットがリリース決定です。とは言え、本作はただの最新プロショットでもありません。撮影されたのは“バタクラン劇場”。そう、あのパリ同時多発テロ事件の標的となった悲劇の会場なのです。しかも、コンサートが行われたのは「2016年11月12日」。この日は新作発売(11月11日)の翌日でもありますが、あの惨劇(11月13日)から1周年の前日でもあった(13日当日には追悼セレモニーが行われました)。この日がバタクラン劇場の再開初日であり、その第1号パフォーマンスなのです。そんな特別な夜を収めた本作は、まさしく完璧な公式級プロショット。最新デジタル配信の超ビビッドな画質はもちろん、音質、ミックス、カメラワーク、文字テロップに至るまで、すべてがオフィシャル感覚で満ちあふれた逸品です。そして、その超クオリティで描かれるのが2つとない特別なショウ。もう冒頭からいつもとはムードが明らかに違う。喝采に誘われ、ブルーに照らされた美しいステージへ足を踏み入れるスティング。喜びに沸く観客を前に、彼はフランス語で語りかけ、1分間の黙祷を捧げるのです。そして、ショウは「Fragile」の穏やかな調べでスタート。アコースティック・ギターが切々と紡がれる中、トランペットが得も言われぬ哀愁を醸し出す。このトランペッターこそ、この日の特別ゲスト。フランスを代表するトランペット奏者イブラヒム・マーロフです。彼はレバノン出身でフランス在住。イスラムとヨーロッパという2つの世界に満ちた悲しみを一身に体現した調べが会場に充満する……。イブラヒムは1曲でステージを降りますが、「Inshallah」「Desert Rose」「Next To You」でも登場。計4曲に参加しています。ショウは「Message In A Bottle」から気を取り直したように勢いを増す。その後は、もう1つのテーマである新作『57TH & 9TH』タイム。次から次へと新曲が繰り出され、振り返ってみるとアルバム全10曲中7曲もが披露。「Englishman In New York」やカバーの「Ain't No Sunshine」も演奏されますが、おおよそ“新曲+THE POLICE”が大半を占めています。また、その演奏ぶりは溌剌としていて、悲劇を振り払って未来へ歩みを進めるような生命力も感じさせる。そして、そこで滲むのはスティング自身の想い。「デヴィッド・ボウイ、プリンス、MOTORHEADのレミー、グレン・フライ、そしてレナード・コーエン」と、この1年で去っていった仲間たちに捧げるようにコールする「50,000」……。この曲はプリンスが亡くなった週に書かれ、彼自身の運命について自問したことから生まれた曲。現在のスティングは「ショックだったけど、人間は前に進まなくちゃね」と語りますが、その想いまでもが美しい画面から滲み出すのです。特別な日、特別な会場。単にスティングの極上プロショットという以上に、2016年という“今”が音楽に姿を変えて刻まれた1枚です。スティング個人の想い、世界への祈り。そんな魂の歌声を極上の映像美で捉えきったマルチカメラ・プロショットの銘品。
Live at Le Bataclan, Paris, France 12th November 2016 PRO-SHOT (90:21)
1. 1 minute of silence (in memory of the victims) 2. Fragile (with Ibrahim Maalouf) 3. Message in a Bottle 4. I Can't Stop Thinking About You 5. One Fine Day 6. 50,000 7. Inshallah (with Ibrahim Maalouf) 8. Petrol Head 9. Down, Down, Down 10. Driven to Tears 11. Englishman in New York
12. Desert Rose (with Ibrahim Maalouf) 13. Every Breath You Take 14. So Lonely 15. Walking on the Moon 16. Roxanne 17. Ain't No Sunshine 18. Next to You (with Henry Padovani) 19. The Empty Chair
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 90min.
Sting - Vocals, Bass, Guitar Vinnie Colaiuta - Drums Dominic Miller – Guitar Rufus Miller - Guitar, Bass Ibrahim Maalouf - Trumpet Mael Guezel – Percussion





























