■1984年6月7日プリンスの誕生日コンサート■コンサート本編とリハーサルをサウンドボードで収録。プリンスが才能あふるるミュージシャンである事に異論はないであろう。非常に多作であり、ステージも積極的であり、小さな身体ながらあふれるパワーには驚愕せざるを得ない。そしてコレクターの世界でも、数多くの音源が流通しており、プリンスの才能を別の側面からも再認識させられる。そんな中、ベスト音源のひとつとして挙げられるのが1984年6月7日、プリンスの誕生日にファースト・アベニューで行なわれたバースデー・ライヴである。 ツアーの一環ではなく、まったくの単発で行なわれた特別ライヴである。 本作はパーフェクトなサウンドボードで当日の様子を収録しており、その音質のクオリティの高さはまるでライヴ・アルバムを聴いているかの如くである。オープニングはPAシステムから会場に流されていたBGMから始まる。まるで当日この場にいたかのような錯覚に陥る。そして司会者が厳かに「紳士淑女の皆さま・・・」とアナウンスするや、ファンキーなビートが会場いっぱいに広がる。一曲目は「17 DAYS」である。このバランスの優れたサウンドボード音源は、特にベースの音が腹にズンズン響くリズムを刻んでおり、かつプリンスのヴォーカルとコーラス隊はクリア、あたかも目の前で歌っているような近さ。まさに素晴らしいの一言に尽きる。バースディ・コンサートらしく、コンサートの終盤では客席から自然発生的に「ハッピーバースディ」が沸き起こる箇所が、本作のハイライトであろう。 ディスク2はこのバースディ・コンサートのためのリハーサルの様子を収録したもので、こちらもサウンドボードで収録している。完璧な姿のみを常に見せてくれるプリンスなだけに、このような舞台裏を明かすことは本意ではなかろうが、あの完璧なパフォーマンスが作られる過程を垣間見れる、ファンにとっては非常に貴重な音源である。特に納得がいく出来にならなかったのか「Irresistible Bitch」に比較的長く時間をとってリハーサルが行なわれている。 1984年6月7日、プリンスの誕生日にホー・ムグラウンドFIRST AVENUEで行なわれたバースディ・ライヴを、ライヴ・アルバムとして成立するほどの音質、バランス、内容、いずれもパーフェクトなサウンドボード音源で収録。ディスク2には当日のリハーサル音源もサウンドボードで収録している、プリンスのコレクターズ・アイテムの中でもベストのひとつと言われる名音源である。 Live At First Avenue Minneapolis, MN June 7, 1984 DISC ONE concert 01. Introduction 02. 17 Days 03. Our Destiny 04. Roadhouse Garden 05. All Day, All Night 06. Interlude 07. Free 08. Noon Rendezvous 09. Erotic City - All The Critics Love U In New York 10. Something In The Water (Does Not Compute) 11. When Doves Cry 12. Happy Birthday 13. Irresistible Bitch 14. Possessed - Bold Soul Sister DISC TWO Rehearsal 01. 17 Days 02. When We're Dancing Close And Slow 03. Free 04. Erotic City #1 05. Erotic City #2 06. Irresistible Bitch #1 07. Irresistible Bitch #2 08. Irresistible Bitch #3 09. When Doves Cry 10. Possessed #1 11. Possessed #2 12. All Day, All Night 13. Something In The Water (Does Not Compute)