ついに、解散ツアー“THE END”の最終日が発表されました。伝説バンドBLACK SABBATHが眠りに就くXデーは“2017年2月4日”。彼らがPOLKA TULK BLUES BANDとして初めてステージに立った1968年8月から48年6ヶ月、故郷バーミンガムの地で終焉を迎えることになったのです。そんな報が世界を駆け巡った今週、その“THE END”から極上ライヴアルバムが到着いたしました。まずは、“THE END”の進捗状況から見ていきましょう。
・2016年1月-3月:北米レッグ#1(18公演)・2016年4月:オセアニアレッグ(7公演)・2016年6月-7月:欧州レッグ(18公演) ←★今ココ★・2016年8月-9月:北米レッグ#2(19公演)・2016年11月-12月:南米レッグ(7公演)・2017年1月-2月:英国レッグ(8公演)《BLACK SABBATH解散》
これが“THE END”の全容です。最終公演が発表になったからと言って全日程が確定したわけではありません(祈!再来日!!)が、現在のところ全77公演。現在は、第3部の「欧州レッグ」に突入しているところ。本作は、その欧州レッグの初日「2016年6月1日ブダペスト公演(ハンガリー)」のオーディエンス・アルバムなのです。これまでを振り返ってみると、第1部「北米レッグ#1」は、強烈な超ハイクオリティ録音が連発する音源異常事態(これからお試しになる方には、特に『WINNIPEG 2016』『COMPLETE M.S.G. 2016』をお薦めします)。代わっての第2部はグッと数も減り、『SYDNEY 2016』以外は目立った高音質盤はありませんでした。さて、BLACK SABBATHの“本場”でもあるヨーロッパは一体どうなるのか?と注目されていたわけですが……。結論から申し上げましょう。初日の第一報である本作からして、“異常だった北米レッグをも超えた!!”実際、本作のサウンドは異常。傑作連発の北米レッグをもってしても、本作と比較になるのは頂点『WINNIPEG 2016』しかない、という次元なのです。そのダイレクトな楽音の図太さ、リフのエッジ、バスドラ/スネアの豊かなグルーヴ、シンバル類の鋭い響き等々など、どれをとっても完全無欠。特に強烈なのは、ギーザー・バトラーのベース。極太の輪ゴムが唸るような弾力感でありながら、しなやかで美しい。ここまで見事なベース・サウンドは、ちょっと聞き覚えがないほど。『WINNIPEG 2016』の金属感とも違った、豊かで暖かく、それでいてゼロ距離の間近感。極上のメロディアスなフレーズの歌心が耳の中に直接流し込まれるのです。そんな猛烈サウンドの中に、ごく小さな会話(曲間でないと聞こえないレベル)と手拍子が入り、遠くうっすらと大歓声がオーバーダビングされたように広がる。ヘッドフォンを耳に押し当てて聴けば、確かにオーディエンス録音のリアリズムがあるものの、ほぼオフィシャル盤のようにしか聞こえない……いえ、本作を前にしたらオフィシャル盤さえ裸足で逃げ出す超絶クオリティなのです。その上で、当のBLACK SABBATHも絶好調。もちろん、オジー・オズボーンですから「完璧な歌唱で圧倒」などということはあり得ませんが、ツアー再開初日とあって疲れもなく高音も伸びる。ツアー後期にはよくある「大丈夫ですか……!?」となるシーンもほとんどありません。さらにトミー・クルフェトスも今や堂々とBLACK SABBATHの金看板に恥じぬグルーヴを叩き出し、いつも鉄壁なトニー・アイオミ、ギーザー・バトラーは本作でも鉄壁。見事なライヴを聴かせてくれるのです。これは欧州レッグの第一夜。まだまだこれから欧州レッグの後半があり、北米レッグ#2も控えている。“THE END”をレポート。繰り返しますが、本作は“あの”『WINNIPEG 2016』に匹敵する超絶録音です。第3部「欧州レッグ」の第一夜にして、再び登場した異常な1本。
Live at Budapest Sports Arena, Budapest, Hungary 1st June 2016 TRULY PERFECT/ULTIMATE SOUND
Disc 1(55:46)
1. Intro. 2. Black Sabbath 3. Fairies Wear Boots 4. After Forever 5. Into The Void 6. Snowblind 7. War Pigs 8. Behind The Wall Of Sleep 9. N.I.B.
Disc 2(41:02)
1. Hand Of Doom 2. Rat Salad 3. Iron Man 4. Dirty Women 5. Children Of The Grave 6. Paranoid





























