英国の巨匠が録音した大傑作ライヴアルバムが登場です。“巨匠”とはイギリス在住のテーパーで、当店にも常に英国ロックの極上音源の数々を提供してくださる名録音家。ポール・マッカートニー、THE ROLLING STONES、デイヴ・ギルモア、U2等々など、数え切れないほどのコレクションを提供してくださり、テーパーが誰かを意識していない方でも何本かは触れていることかと思います。逆に、テーパーを意識するお客様にはお馴染みで、「よく知らないバンドだけど、彼の作品なら」と固定ファンの方も多くいらっしゃる名手中の名手なのです。普段は最新録音をメインに提供してくださるのですが、実のところ巨匠はボウイの大ファン。本作は、彼の膨大なボウイ・コレクションの中でも「これぞ!」という逸品をチョイスしてお届けいただいたのです。そんな名録音家の逸品とは、「1997年8月12日シェパーズ・ブッシュ・エンパイア公演」を収めたオーディエンス・アルバム。もちろん、巨匠自らが英国の伝統会場に持ち込んで録音したマスター現物をダイレクトにCD化したものです。そのサウンドは驚異的。名録音家であることは数々の名作群が証明してきましたが、本作のサウンドは安心のブランド………ではない。名声を高め続けてきたコレクションの中でも、ズバ抜けて素晴らしいのです。なんと言っても強烈なのは、ダイレクト感。観客の生々しい歓声も記録されてはいますが、楽音の激近ぶりはそれどころではなく、いったん演奏が始まるや、サウンドボードのように図太い。しかも、反響らしい反響もなく、凄まじいまでの直結感なのです。巨匠の作品というと、会場の大きさや空気感まで丸ごとパックした“体験感覚”が美味しいのですが、本作のサウンドは空間どころか、「ボウイの隣に立って録音でもしたの?」と訊ねたくなるほど直近なのです。特に凄いのは重低音。低音域はオーディエンス永遠の課題さえありますが、本作ではどこまでも艶やかなビッグ。ぶっとい迫力がありながら、ビビることもないのです。もちろん、低音に埋め尽くされるわけではなく、その上に乗る中域・高域も瑞々しく輝き、ボウイの歌声も突き抜けてくる。なんとも、なんとも贅沢なサウンドなのです。そのサウンドで描かれる“1997年のボウイ”がまた、なんとも素晴らしい。本作は“EARTHLING TOUR 1997”の一環なのですが、ドラムンベース/ジャングルを大胆に取り入れたデジタル・サウンドが鮮烈。往年のクラシックスを交えながら、当時の新作『EARTHLING』の全10曲中7曲が披露されるわけですが、その躍動感はアルバム以上。下手をすると無機質感が先立ってしまうタイプのアンサンブルであっても、生々しくぶっとい録音によって肉体感覚たっぷりで、ド迫力のロック・フィールがスピーカーから弾け出すのです。ボウイは『EARTHLING』について「前回の“OUTSIDE TOUR”で得たエキサイティングな収穫を真空パックした」と語っていますが、その興奮がステージに戻ってさらに爆発したようなライヴ。残念ながらオフィシャルに残されず、日本公演もなかった“EARTHLING TOUR 1997”ではありますが、その真実はここまで凄いものだった……。今になって思い知らされるようなライヴアルバムなのです。 ボウイの大ファンにして世界的な名録音家である英国の巨匠。彼の秘蔵コレクションの中から選りすぐって提供していただいた1本は、録音の女神が微笑んでいるとしか思えない素晴らしい音世界でした。ボウイを愛し、熟知し、追い続けた彼だからこそ捉えることのできた“EARTHLING TOUR 1997”の世界。サウンドボードさえも超え、オフィシャル作品レベルの極上ライヴアルバム。どうぞ、この機会にたっぷりとご堪能ください。
Shepherd's Bush Empire, London, UK 12th August 1997 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
Disc 1(69:45)
1. Intro: "Heroes" 2. Quicksand 3. Queen Bitch 4. Waiting For The Man 5. Jean Genie 6. I'm Afraid of Americans 7. Battle For Britain 8. The Man Who Sold The World 9. The Last Thing You Should Do 10. Fashion 11. Seven Years in Tibet 12. Fame 13. Outside 14. Stay
Disc 2(65:44)
1. Looking For Satellites 2. Under Pressure 3. Hearts Filthy Lesson 4. Hallo Spaceboy 5. Scary Monsters 6. Little Wonder 7. Moonage Daydream 8. Dead Man Walking 9. White Light White Heat 10. O Superman 11. Look Back In Anger 12. All the Young Dudes
David Bowie (vocals, guitar, alto & baritone saxophone), Reeves Gabrels (lead guitar), Gail Ann Dorsey (bass, vocals, keyboards), Zachary Alford (drums, percussion) and Mike Garson (keyboards).





























