もはや伝説ともなっている“ALCATRAZZのヴァイ初演”を収めたオーディエンス・アルバムが登場です! 何が”伝説”なのか? それは当時、無名だったスティーヴ・ヴァイがギタープレイだけで観客を制圧していく様が超リアルに活写されているのです!ギター革命児、イングヴェイ・マルムスティーンと共に華々しくシーンに登場したALCATRAZZ。あまりにも速すぎる速弾きとネオクラシカル・スタイルで衝撃を受けていたのは、日本だけではありませんでした。活動の中心地たるアメリカでもイングヴェイは”新たなるギター神”としてシーン全体の注目を集めていた。ところが、そのイングヴェイは1984年7月にグラハムと衝突し、突然ALCATRAZZから脱獄してしまいます。その後、急遽オーディションで採用されたのがスティーヴ・ヴァイ(オーディションにはクリス・インペリテリも参加しており、ヴァイは「クリスに決まりだな」と思っていたそう)。本作は、そんなヴァイのデビューステージなのです。クリアで素晴らしいサウンドの本作ですが、そんな高音質にも字数をかけていられないほど、本作のショウは異様な雰囲気に包まれている。開演を報せるDJから続く「Incubus」のテープに大喝采が起こるものの、そこに渦巻く歓声は「Yngwie !!」コール一色。いよいよ「Too Young To Die, Too Drunk To Live」が始まるや「Where's Yngwie?」の声が何度も聞こえ、動揺している観客の姿が超リアルに伝わってきます。1曲目が終わると、まだ気づいていない歓声も起きますが、すぐさま「Where's Yngwie!?」「F*ck You!!」の怒声が大爆発! その様子にグラハムはMCを挟むこともできず、バンドも次の曲が始められない始末なのです。そんな鬼気迫ったムードを変えたのが、観客を無視するように始めた「Jet To Jet」。高速ソロのパートで、同様にも似た歓声が上がり、曲が終わると正真正銘の喝采が贈られるのです。その後も、繰り返し「Where's Yngwie!?」と叫ぶ観客もいますが、もう「Jet To Jet」の前に起きたような怒号はない。ヴァイは、その演奏だけで、見事に観客を制圧して見せたのです!しかし、この痛快極まる逆転劇、決してヴァイの力量だけが起こした奇跡ではありません。運命を変えた「Jet To Jet」で聴かせるグラハムの絶唱は、今まで聴いた事もないほどの気迫。リズム隊も観客に「黙れ!」と怒鳴るようなアタックの強さを轟かすなか、グラハムは罵声を飛ばす客を睨みつけ、威圧するような怒りのド迫力ヴォイスで歌う・歌う・歌う! そこに運命の渾身ソロが切り込んでいく。このテイクは…………凄い。そして、一転して大喝采の沸き上がる会場に「Thank You!!」と叫ぶグラハムの安堵した声。続く「Night Games」「Island In The Sun」では、凱歌のように高らかで誇らしげな歌声を聞かせてくれる。なんて、なんて素晴らしい!その後も曲を重ね、ソロアルバムのフレーズも交えたギターソロタイムも披露するヴァイを暖かく祝福する会場。普段なら当たり前の口笛や拍手が、これほど感動的に聞こえるとは……。ショウの後半にも相変わらず「Where's Yngwie!?」「You Suck!!」を叫ぶ客もいます(イングヴェイのファンなら、諦めがつかないのも仕方ないですもんね)が、その声に対しても笑い声で返す客も出てくるほど暖かいムードになっていくのです。 本作はわずか45分ほどのライヴ・アルバム。このショウを収めた既発タイトルは、日本公演の録音も混ぜてかさ増ししていましたが、本作では、純粋に当日分だけに絞り込みました。しかし、この短い時間に詰め込まれたドラマは、何十枚のボックスセットだろうと凌駕する感動を届けてくれるのです。イングヴェイ・マルムスティーンからスティーヴ・ヴァイへ。名前を並べただけでも目眩がしそうなほどの超・超・超個性派同士の交代劇。それを何にも知らずに突きつけられた観客の動揺は、想像を絶するものがあります。そして、その動揺をヘンな見た目のギタリストが弾き出す猛烈なフレーズが制圧していく。日本公演もドラマティックでしたが、優しい日本人とはまるで違うシビアな本場を制圧していくからこそ、感動も一層大きいのです。HR/HM史上でも類を見ない、超ドラマティックなライヴ・アルバムの大傑作。ぜひ、あなたも歴史の証人になってください!
Live at De Anza Theater, Riverside, California, USA 13th July 1984 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND (44:11)
1. Intro 2. Too Young To Die, Too Drunk To Live 3. Jet To Jet 4. Night Games 5. Island In The Sun 6. Kree Nakoorie 7. Guitar Solo 8. Desert Song 9. Hiroshima Mon Amour 10. Suffer Me
Graham Bonnet - Vocal Steve Vai - Guitar Jimmy Waldo - KeyboardsGary Shea - Bass Jan Uvena – Drums





























