“ZIGGY STARDUST”時代の伝説的な初来日。そこで秘宝「1973年4月12日・名古屋公演」のオーディエンス・アルバムをお贈りします。まずは、全9公演のうち、本作がどんなポジションにあるのか見てみましょう。
・4月8日・10日・11日:東京厚生年金会館・4月12日:名古屋市公会堂 【本作】・4月14日:広島郵便貯金ホール・4月16日:神戸国際会館・4月17日:大阪厚生年金会館・4月18日・20日:渋谷公会堂
このように、この名古屋公演は3日間の東京公演の次、本編プレスCDの広島公演の1つ前に当たるコンサートでした。古くから日本贔屓で知られるボウイが、実際に東京で日本人オーディエンスと対面。彼も観客も互いに慣れ始めたところで、地方を変えての再対面となった現場なわけです。この名古屋公演は、長らくなにひとつ記録が見つからず、セットリストさえも不明なコンサートでした。それが近年になって突如、現場録音が発掘。本作は、そのコアマニアの間で取引されているマスターなのです。そのサウンドはこれまたヴィンテージ感豊かなもの。冒頭こそ爆音気味にも感じますが、ショウが進むにつれてどんどん改善されていき、「Changes」辺りからはとても聴きやすい。さらに「Space Oddity」以降の後半は、まるで別物のようにクリアで「HIROSHIMA 1973」にも肉薄する素晴らしいサウンドに変化。そのサウンドで繰り広げられるライヴもまた、広島公演にも匹敵するもの。文化人層の多かった東京とはまた違い、無邪気に無垢に熱狂する声援の熱さが清々しいほど。日本人らしい聞き込むタイプなのは同じですが、歌の最中にふっと沸き上がる嬌声に、ボウイの一挙手一投足が目に浮かぶような“現場感”が溢れているのです。そして、そこには東京を経て“日本人の聴き方”を知ったボウイのノセ方も透ける。1公演1公演、1曲1曲で日本に馴染んでいくのも、初来日だからこそでしょう。コアマニアだけが密かに愛してきた広島と名古屋のコンサート。その両日をヴィンテージ感と現場感たっぷりに伝えてくれるドキュメント・セットです。初めて目撃する“ボウイの世界”・“ZIGGY STARDUSTの世界”が日本中へ広がっていく様子が手触り感覚で聴ける2公演。“日本とボウイ”の幸福な時代の始まり、ぜひあなたも一層深く、たっぷりと感じてください。
Kokusai Tenji Kaikan, Nagoya, Japan 12th April 1973 (76:07)
1. Ode To Joy Intro 2. Hang On To Yourself 3. Ziggy Stardust 4. Changes 5. Moonage Daydream 6. John I'm Only Dancing 7. Watch That Man 8. The Width Of A Circle 9. Space Oddity 10. The Jean Genie 11. Time 12. Five Years 13. Let's Spend The Night Together 14. Suffragette City 15. Rock 'n' Roll Suicide
16. Land Of Hope And Glory (Outro)





























