1972年7月の初来日時に収録・ラジオ放送された貴重な3人のインタビューテイクを収録。DJは「ベストヒットUSA」でお馴染みのVJの方で、堪能な英語でメンバーにインタビューを行っています。番組は氏がDJを務める洋楽専門ラジオ番組「サウンド・フリー」(ヤマハ)で、収録は東京ヒルトン・ホテルのキース・エマーソンの部屋で行われたたもの。(おそらく放送は7月23日日曜の夜)番組自体は1時間番組と思われますが、本テイクは、当時、放送された楽曲はカットされており、純粋にインタビューのみを収録しています。(放送されたのは Knife Edge、Tank、Lucky Man、Stones Of Years、Blues Variation、Hoedownの7曲) エアチェック音源を使用していますが、音質は安定しており、サウンド自体は非常にクリアー。当時のテープとしては破格のクオリティを誇る世界中のファン驚愕&必聴のテイクと言えるでしょう。英語が堪能なDJは、番組編集時に後から対訳を入れるのではなく、その場で、日本語対訳を行っており、当時としては、かなりレベルの高いインタビューを実現しています。決して場当たり的な一般的な質問ではなく、本当に良く考えられたシリアスな質問に、キースを始めメンバーもしっかりした受け答えをしています。ホテルでのインタビューなので途中で、インタビューでシリアスにキースと語り合っている最中に、突然、裸でシャワールームから出てきたカールやグレッグにDJが驚いたり、面白いシーンも収録しています。インタビューの前半はキースで、「3人の出会い」「シンセサイザーについて」「スタジオとライブの演奏の違い」「影響を受けた音楽」、次はグレッグで「他メンバーとの共作・創作について」「マンドリンやバンジョーなどの楽器について」等が真剣に語られます。最初はふざけ気味のメンバーでしたが、DJの英語が非常に堪能な事、質問がしっかりしていることから、珍しく、非常にしっかりとした応えを行っているのが良く分かります。グレッグの「それぞれが違うので良い音楽ができる。意見の相違は多々あるが、だからこそ良いものが出来る」という意見が印象的です。次の「好きなアーチスト」ではキース、グレッグに加えカールも登場します。6トラック目では、空港の到着時に、大勢のファンにもみくちゃにされた様子をキースが冗談気味に語ります。ここからはメンバーや関係者の談笑も多々入る楽しいQ&Aになっています。7トラック目ではキースの製作中のソロアルバムについて語られます。(ニュークリアスのトランペッターのイアン・カー、ニュー・ジャズ・オーケストラが参加していると言っています。)そして、そして…!この後、ボーナストラックで17分51秒の、大変、大変貴重な生録が追加収録されています。ここに何が収録されているか。。。これはもう聴いてもらうしかありません。おそらくプログレファンにとっては、今後、最も重要な音源の一つになること間違いなし。音質は非常に良好で、記録としての価値はとんでもないものがあります。ストレートに語ってしまうと、来日5日目、前日は後楽園球場で長嶋茂雄氏と会談したELPのメンバーが、今度は、歌舞伎座を訪問、有名女形役者の楽屋を表敬訪問します。ここでは18分間に渡って、その楽屋での会話を、新たに発見された大変貴重な隠密録音で聴くことができます。8mmフィルムでカタカタと撮影されている音が生々しいのですが、とにかく、その場にいた少数の関係者のみが体験、そして知りえることができた、1972年ELPの歌舞伎座楽屋訪問の様子を、初めて一般の我々がこのテイクと通じて聴くことが出来るのです!!誰もが「こんなものが世の中にあったなんて…」と驚きの思いで聴き入ってしまうこと間違いありません。これは洋楽史にとっても非常に重要なテイクとなることでしょう。必聴・驚愕!!!!
ボーナストラックに関しての解説の補足文章です。
?日時は1972年7月21日13:00前後の(ELP後楽園公演の前日)歌舞伎座(東銀座)の楽屋で最初の出番の「鳥居前」と次の「吉野山」の合間。
?ELPは歌舞伎観劇前に来ている模様。
?途中拍子木が入って幕があいて役者の台詞が聞こえる。(楽屋にはスピーカーがあって舞台の音が常に流れています。)
?表敬訪問を受けた役者さんは、ELPに静御前の衣装やかつら(簪や飾りが付いている)を説明している。
?ELPの表敬訪問に、「押し隈」(歌舞伎役者が紙や布に顔の化粧をあてて(落とす)サインをし贔屓筋にあげる。)を渡す。付き人に墨をすらせてサイン、朱肉(押印)をしようとしているが朱肉が見つからない模様。別に浴衣をあげた。(「2番目のやつ」と言っている)
?ELPからは「展覧会の絵」のレコードを渡されたようだが これは別の人が貰うはずだったもののよう。「私がとりあえず預かる」など話している。
?明日のELP後楽園公演に行けるかスケジュールを確認している。後援会が6:30からなので終わり次第、間に会えば行く、と言っている。(行ったかどうかは不明。)
(補足説明)
「義経千本桜」は義経が落ちのびていく前後の話で、主役は義経ではなく、その場その場で関わった人たちの話。静御前は「鳥居前」の場で義経が家臣の佐藤忠信に預け別々に落ちのびる算段をする。「吉野山」は落ちのびる途中、静と忠信が桜が満開の奈良の吉野山での舞踊劇。
"Sound Free Yamaha" (FM Tokyo) Radio Interviews In Tokyo Recorded at Keith Emerson's room of Hilton Hotel in July 1972
1. Q&A 1(Keith Emerson) 2. Q&A 2(Keith Emerson) 3. Q&A 3(Keith Emerson) 4. Q&A 4(Greg Lake) 5. Q&A 5(Keith Emerson, Greg Lake, Carl Palmer) 6. Q&A 6(Keith Emerson, Greg Lake, Carl Palmer) 7. Q&A 7(Keith Emerson, Greg Lake, Carl Palmer)
Bonus Track 8. Recorded at Kabuki-za, Tokyo on 21st July 1972





























