ダイヤモンド・デイヴが最高に輝いていたツアーの最強音源がアップグレードしました! 類い希なるショウマン・シップでオリジナルVAN HALENのステージを牽引していた男、デイヴィッド・リー・ロス。ダイヤの異名を持つ彼が一番眩く輝いていたツアーといえば、「DIVER DOWN」に伴う“Hide Your Sheep Tour 1982-1983”ではないしょうか。天才エディ・ヴァン・ヘイレンによるギター革命の衝撃が薄れつつあった時代、半分近くがカヴァー曲で占められた「DIVER DOWN」は、彼のエンターテイナーとしての才能が一気にクローズアップされたアルバムでもありました。そのライヴ“Hide Your Sheep Tour 1982-1983”ではアルバムの大半の曲がプレイされ、押しも押されもせぬ“ザ・ビッグV”2枚目の看板として世界に名を轟かせたのです。本作は、そんな“Hide Your Sheep Tour 1982-1983”の最強盤として君臨してきた「1982年10月27日モントリオール公演」のオーディエンス・アルバムです。もしかしたらVAN HALENマニアのあなたも、この日程・会場にあまりに馴染みがないかもしれません。実は、この音源は“11月18日ハンプトン公演”として知られる既発「EVERYBODY WANTS A VIRGIN」の大本となった録音。この度、かのツアー代表作のマスタークローンを独自ルートで入手しました。「あれ?『EVERYBODY WANTS A VIRGIN』はサウンドボードじゃない?」と思われた方は鋭い。より若いジェネレーションのクリア・サウンドで聴き直したところ、実はハイパーなオーディエンス録音だったことが判明したのです!既発ではフェイドで始まっていた冒頭もカットインから入ったり、収録時間が長いことからもマスタークローンなのは明らかですが、何よりサウンドの鮮度の良さが段違い! 既発の時点で“サウンドボード”と勘違いされたことからも、録音の緻密さが分かろうというものですが、さらにその明度がグッと上がっている。既発では右チャンネルが極端にハイ落ちしていた「Ice Cream Man」も劣化なしです! 本作では、そこへさらに丁寧にデジタル・リマスタリング。いくつかの曲で瞬間的な欠けがあったり、音圧が途中で変わるなどの欠点はマスター起因ゆえに“無かったこと”にはできないのですが、その違和感を最小限に低減。大本マスターの鮮度はそのままに、その味わいをストレートに感じられる最高品質に仕上げたのです。ハイパーぶりが加速したサウンドでぶちかまされるのは、まさにノリにノるザ・ビッグV! 軽快にカッ飛ばすビートの上を暴れ回るエディの鮮烈なこと! さすが長年サウンドボード認定されてきただけはあり、細かなピッキングまで耳に突き刺さるようです。そして、ショウ中盤で畳み掛ける「DIVER DOWN」の新曲群がまた凄い。実に12曲中9曲が披露される大盤振る舞いなのですが、バラエティ豊かな曲に乗せたデイヴのショウ運びはますます鋭さを増し、まさに縦横無尽のやりたい放題。特に「The Full Bug」では、速いテンポの中でも声色をコロコロ変える役者っぷりを感じさせ、シャウトは鋭く、ブルースハープのソロも炸裂させる。それに応える観客の大熱狂も凄まじく、「新作だよ? そんなに好きなの?」とCD越しに訊いてみたくなる(笑)ほどです。今となっては次作「1984」の陰に隠れがちなアルバムですが、さすがは全米3位の旬を謳歌している記録だけはあります。究極の名作「1984」に向け、全力疾走を開始したVAN HALEN。本作から聞こえるのは、今まさに頂点を極めようとギラギラと輝くダイヤモンドそのものです。長年の決定盤がさらにビビッドに蘇ったビッグ・アルバム。ぜひ、お試しあれ! Live at Montreal Forum, Montreal, Quebec, Canada 27th October 1982 PERFECT SOUND(UPGRADE) Disc 1 (40:17) 1. Unchained 2. Drum Solo 3. The Full Bug 4. Running With The Devil 5. Little Guitars 6. Where Have All The Good Times Gone? 7. Hang 'Em High 8. Cathedral 9. Secrets 10. Bass Solo 11. Everybody Wants Some Disc 2 (42:53) 1. Dance The Night Away 2. Somebody Get Me A Doctor 3. I'm So Glad 4. Somebody Get Me A Doctor (Reprise) 5. Ice Cream Man 6. Intruder 7. Pretty Woman 8. Eruption 9. Bottom's Up 10. Tora! Tora! / You Really Got Me11. Happy Trails 12. You Really Got Me (Reprise) David Lee Roth - Lead Vocals Eddie Van Halen - Guitars, Vocals Michael Anthony - Bass, Vocals Alex Van Halen – Drums