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Yes イエス/Tokyo,Japan 2.23.2019

絶賛のうちに終了したYES結成50周年のジャパン・ツアー。その中でもっともバラエティ豊かでカラフルだった「2019年2月23日:東京ドームシティホール」公演の極上ライヴアルバムが登場です。当店では、先日ご紹介した『NAGOYA & AMAGASAKI 2019』から傑作録音でレポートを続けておりますが、いよいよ東京編。まずは、同時リリースの『TOKYO 2019 1ST NIGHT」とも合わせ、コレクションを日程で確かめておきましょう。・2月19日『NAGOYA & AMAGASAKI 2019』Disc 1-2・2月20日『NAGOYA & AMAGASAKI 2019』Disc 3-4・2月22日『TOKYO 2019 1ST NIGHT』 2月23日:東京ドームシティホール 【本作】・2月24日:東京ドームシティホール 以上、全5公演。今回の来日公演は公演毎に異なるセットでも話題になりましたが、その中でも本作は特別な1本。その理由はセットにあります。今回の来日公演は公演毎に異なるセットでも話題になりつつ、事前告知とは異なった内容にもなりました。ここでセットの分類も確認しておきましょう。・2月19日(名古屋):『危機』完全再現・2月20日(尼崎):『危機』完全再現・2月22日(東京):『危機』完全再現・2月23日(東京):ベスト選曲セット ←★本作★・2月24日(東京):『サード・アルバム』完全再現 当初は名古屋・大阪もベスト選曲セットと告知されていましたが、フタを空けると『危機』完全再現ショウ。東京初日(2月22日)もまったく同じセットであり、通常スタイルのショウとなったのは本作の「2月23日」だけでした。 ●第一部(ディスク1) いつもなら派手なアルバム再現がないと地味なイメージになりがちですが、今回は少し違う。尺を大幅に食うアルバム・パートがないためにセットが非常にバラエティ豊かで、“50周年”の記念感が一層強いのです。ショウは他公演と同じく「2部構成+アンコール」だったわけですが、スタートからガラッとイメージ・チェンジ。第一部はいきなり大作「Close to the Edge」から幕を開け、名古屋・大阪・東京初日では演奏しなかった「Heart of the Sunrise」も登場する。それ以上に幅広さが凄い。古くは『時間と言葉』の「Sweet Dreams」から『フライ・フロム・ヒア』の「We Can Fly」まで披露しつつ、同じアルバムから2曲はないと多彩さ。前半3公演でも第1部は通常スタイルでしたが、さらにバラエティ豊かな“50周年”感が素晴らしいのです。 ●第二部+アンコール(ディスク2) 他公演ではアルバム再現に費やされていた第二部も通常スタイル。ここでは前3公演では演奏されなかった曲がたっぷり。「Perpetual Change」こそ最終公演でも披露されましたが、『ドラマ』の「Does It Really Happen?」と『リレイヤー』の「Soon」はこの日だけのレパートリー。第一部では『ドラマ』『リレイヤー』からセレクトされておらず、さらに多彩なのです。実のところ、海外公演に近いセットなのですが、大きく異なるのはアンコールで演奏された「No Opportunity Necessary, No Experience Needed」。この曲は2019年に入ってから演奏されるようになっていたものの、ことごとくアルバム再現とセットだった。つまり「No Opportunity Necessary」まで披露しつつ、ベスト選曲だったのは全世界でもこの日1回限り。“50周年”ツアーでも、世界一バラエティ豊かなショウだったのです。遅くなりましたが、そんなショウを記録した本作はレア度も無関係なほどに極上。先日ご紹介した『NAGOYA & AMAGASAKI 2019』と同じく“西日本最強テーパー”氏の作品なのですが、もはや「西日本」の冠は不要かも知れません。最近では東京への遠征録音も多く、本作はその経験に裏打ちされた鉄壁サウンド。よくよく聴けばスネアの鳴りにオーディエンスらしさも感じられるものの、それはヘッドフォンでわざわざ探した場合。極太で整った芯、距離感なしに細部まで鮮やかなディテールは、それこそサウンドボードなんら変わらない。スネア音に客録っぽさを感じるとは言ったものの、それもあくまで音色の話。クリスタル・クリアな空気感の中で勢いよくスティックを跳ね返す皮の振動まで目に浮かぶほどリアルで間近なのです。『NAGOYA & AMAGASAKI 2019』をさらに上を行く極上ぶり。まだ最終日まで録音が出揃っていないので断言しかねますが、恐らくは「ツアーNo.1」は本作で決まりでしょう。特別なサウンドで綴られる、特別なショウ。派手なアルバム再現ショウに人気が集まるのも無理はありませんが、再現ではないからこそ“50周年”の特別感が一層鮮明。キャリアを総括するバラエティに溢れ返るライヴアルバムの大傑作です。世界で1回だけのセットを超極上サウンドで体験できる1本。 Live at Tokyo Dome City Hall, Tokyo, Japan 23rd February 2019 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (67:55) 1. The Firebird Suite 2. Close to the Edge 3. Nine Voices (Longwalker) 4. Parallels 5. Clap 6. Madrigal 7. Fly From Here, Part I: We Can Fly 8. Sweet Dreams 9. Heart of the Sunrise Disc 2 (70:52) 1. Intro. 2. Perpetual Change 3. Does It Really Happen? 4. Soon 5. Yours Is No Disgrace 6. No Opportunity Necessary, No Experience Needed 7. Roundabout 8. Band Introductions 9. Starship Trooper Steve Howe - guitar, vocals Alan White - drums Geoff Downes - keyboards, vocals Jon Davison - vocals, acoustic guitar, percussion Billy Sherwood - bass, vocals Jay Schellen - drums Tony Kaye - keyboards

Yes イエス/Tokyo,Japan 2.23.2019

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