1971年北米ツアーより9月11日ニューヨーク州ロチェスター公演を収録。複数流通する音源を編集し、過去最長収録したロチェスター公演のベスト盤!本公演は今まであまりCD化されておらず、全長盤10年程前に一度リリースされただけですので、ファンには嬉しいタイトルとなるでしょう。本公演は1995年にリリースされたMAD SCREAMING GALLERYという3枚組CDタイトルにボーナストラック的に収録され初登場。そこではライブの中盤から終盤にかけてを音質上々のステレオ・オーディエンス録音にて収録していました。またそれとほぼ同時期にLIVE AT LEEDS 1971という、実際にはロチェスター公演の序盤及び終盤を収録した1CDタイトルが登場しました。このタイトルはMAD SCREAMING GALLERYとは音源が異なるからなのか、先のタイトルとは収録内容的に全く重ならないばかりか、質感の大きく異なるモノラル・サウンドで収録していました(現在、これらは互いに別音源ということで整理されているようです)。その後、2005年頃これらの既存タイトルに初登場部分を追加し、ひとつのライブに仕立てあげたGIANTS OF THE SKYというバージョンがネット・トレーダー間で公開され、そこではDazed And Confused及びStairway To Heavenが不完全ながら初収録され、Whole Lotta Love及びThank Youがより完成版に近くなり、それを元にした同名2CDタイトルもリリースされました。しかしその後、Dazed And Confusedについては1975年のアールズコートでのテイクを収録したフェイクと判明したため、結局この日のDazed And Confusedの録音は確認されないまま現在に至ります。今回はトレーダー間に複数流通する複数の音源を編集し、過去最長収録を実現(一部既発タイトルによる補てんがなされています)。ライブ序盤、Immigrant SongからBlack Dogまでは、低音の効いたダンゴ状の、まさに音の塊と言った爆音サウンドにビックリしますが、鮮度は既発LIVE AT LEEDS 1971に比べかなり良くなっており、ヒスノイズこそ目立つものの、十分ナチュラルで空気感の感じられるド迫力サウンドです。Stairway To Heavenは既発GIANTS OF THE SKYではライブ序盤以上に苦しい音質でしたが、今回はその既発と同音源ながらかなり鮮度の良いマスターにて収録。ギターソロ途中からのカットイン収録なのは同じですが、ロバートの最後の歌唱パート「stairway to…heaven…」の箇所でカットのない、観客の叫び声を含む良好マスターにて収録。既発ではこの箇所の曲中カットがノイズに埋もれていたため判別がつかなかった程であり、この付近ではそれくらい既発との音質差を体感できると思います。また、演奏後の曲間部も既発に比べ20秒程長く収録。Celebration Day以降は概ねMAD SCREAMING GALLERYと同様の臨場感のあるステレオ録音で、Whole Lotta Loveメドレーは既発GIANTS OF THE SKY同様複数テイクを繋いだ編集バージョンですが、既発GIANTS OF THE SKYではA Mess Of Blues以降、音の劣るモノラル音源にすり替わっていましたが、今回クリアで鮮度の良いステレオ・マスターを使用していますので、既発をお持ちの方にも新鮮な気持ちで鑑賞頂けることと思います。 Live At War Memorial Auditorium, Rochester, New York, USA 11th September 1971.L Digital AUD Disc 1 1. Intro. 2. Immigrant Song 3. Heartbreaker 4. Since I’ve Been Loving You 5. Black Dog 6. Stairway To Heaven 7. Celebration Day 8. That’s The Way 9. Going To California 10. What Is And What Should Never Be Disc2 1. Moby Dick 2. Whole Lotta Love 3. Organ Solo 4. Thank You