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Jimi Hendrix ジミ・ヘンドリックス/NY,USA Rehearsals 1969 Upgrade

ジミとジプシー・サン・アンド・レインボーズ伝説のウッドストックは本番前に行っていたリハーサルの音源も存在します。これはジミが新しいバンドを結成した1969年夏の拠点となった別荘「ショーカン・ハウス」で重ねられた稽古の模様を捉えたもの。ほぼ三年近く活動したエクスペリエンスの後で組まれた新バンドということからジミがリハーサルを録音し、そこからまとまり具合を確かめたのでしょう。その録音は4トラック・レコーダーを使って行われましたが、ショーカン・ハウスで同機材を設置する作業はエディ・クレイマーが出向いて行われました。バンドを組まれたことがある人ならば、誰でもリハーサル・スタジオで稽古を録音したことがおありかと思われますが、この音源も正にそうした状況から収録されたもの。4トラックということから四本のマイクをフロア・マイク的にセッティングしたものであり、サウンドボードとオーディエンス録音の中間のような独特の音質が魅力。ローリング・ストーンズの1972年ダラス・リハなども同類の音源であり、スタジオの臨場感や広がりが伝わってくるのが魅力でしょう。そこへ4トラック・レコーダーを使用したことからステレオ感も抜群。よって純然たるサウンドボードとは趣が異なる録音なのですが、それでも非常に聞きやすい音質であることを保証します。そうした音質も十分に優れた存在であることからウッドストック・リハーサルは過去にもCDリリースの実績があり、マニアの間では有名な音源の一つでしょう。現在ではこちらもジミ音源サークルATMがその名も「SHOKAN」というタイトルでロウジェネバージョンをまとめた決定版三枚組をネット上にてリリースしており、今回のリリースもそれが元となりました。秀でたクリアネスやナチュラルに漂うヒスノイズがこれぞロージェネレーションと確信させてくれるもの。とはいっても所詮はリハーサル。三枚に渡る音源をすべてリリースしたとしても、最後まで聞き通すのは至難の業かと。そこで今回はプレスCD一枚にまで絞り込んだ文字通りのエッセンシャル・コレクションとしてリリース。一枚にまとめるに当たっては、どんなアーティストのリハーサル音源でも散見されるインストゥルメンタル・ジャムのほとんどを省きました。それがスタジオ・リハーサル音源の宿命とはいえ、やはりジャムを音楽として何回も聞き返すことは稀でしょう。本ディスク最後にただ一つ収録したジャムはミッチのドラムを主体としてジミがリフを弾くという、楽曲の形に近い完成度とバランスの良い録音状態、そして何より4分で終わるという聞きやすさから採用と相成ったのです。それ以外はすべて楽曲、しかもウッドストックでも演奏された曲を、その本番の曲順にまとめたことで俄然聞きやすくなりました。となると一曲目は「Message To Love」になる。ここではかなり演奏が煮詰まっていて聞き応えも十分ですが、それでもまだゆったりと演奏されているのがリハーサルらしいところ。この音源の特徴として、エクスペリエンスのクラシック・ナンバーをほとんど取り上げていないことが挙げられます。音源に残された唯一のエクスペリエンス・ナンバー「Spanish Castle Magic」では本番の録音以上にジューマ・サルタンとジェリー・ベレツのパーカッションがよく聞こえ、このバンドらしさが垣間見られる点は貴重でしょう。二テイク続く「Lover Man」もまだスピード感が足りないところがリハーサルらしいのですが、既にラリー・リーにソロを弾かせている点は注目に値します。リーと言えば彼が本番で歌った二曲のリハーサルは残されていないのですが、代わりに録音されているリー主体な二曲でも彼が歌っており、どちらもジミ不在ながら演奏が非常に白熱していることから収録しました。「Ain't Got Nobody」はその曲名を繰り返すだけの、いかにもアドリブ的な演奏なのですが、リーのシャウトは迫力たっぷり、しかも彼が弾いたリフは曲へと進展しそうな完成度。もう一方「Why I Sing The Blues」はBB・キングのカバーで、こちらはリハと思えないほど激しい演奏が繰り広げられていてこれまた聞き応え十分。何しろミッチ・ミッチェルとベレツ以外は黒人ですので、ブルースを弾かせると凄まじい説得力が生まれるのがお見事。そのミッチが本番ではドラム・ソロを披露したインストゥルメンタル「Jam Back At The House」も二つのテイクではっきり演奏がまとまっていく様子が解って楽しめます。最初はミッチのソロを設けずストレートに演奏していますが、テイク2で短いながらミッチがソロを披露。それと同時に演奏の完成度も高いことから本番を彷彿とさせてくれます。そしてこのリハにおいてもっとも貴重な場面は「Machine Gun / If 6 Was 9」でしょう。そこではジミが思い付いたリフを弾いたところ、それが後の「Machine Gun」へと発展するフレーズの種が撒かれたのです。間もなくそのリフは「If 6 Was 9」へと移りますが、これがとても貴重。何しろジミが一度もライブで披露しなかった曲ですので、リハーサルながらもそれなりにバンドが合わせてまとまった演奏にはワクワクさせられます。しかも面白いことに、ジミは歌パートのメロディをギターで奏でるという。確かにこの曲がウッドストックのような大舞台で演奏されるとはとても思えませんが、これぞリハならではの貴重な場面。その演奏をミッドナイト・ビートの「WOODSTOCK REHEARSALS 1969」やスコルピオのボックス「SESSIONS - AND YOU'LL NEVER HEAR ... SURF MUSIC AGAIN」などで聞かれていた(今となっては少ないかもしれませんが…)マニアなどには、音質が俄然ナチュラル、なおかつピッチも正確な今回のアッパーさ加減に驚かれるはず。それにも増して本音源がオフィシャルに日の目を見る可能性は極めて低く、何と言ってもグダグダなジャムを排し、ウッドストック本番の内容に近づけた編集によって一気に聞きやすくなったリハーサル音源。ぜひ同時リリースの本番との違いを楽しんでください!★音質は公式レベルの完璧なステレオ・ライン録音です。 Jimi's rented house (Shokan), Traver Hollow Road, Boiceville, Ulster County, New York, USA Recorded during July 1969 Recorder : Jimi and/or Eddie Kramer on 2-track and/or 4-track (68:47) 1. Message To Love 2. Hear My Train A Comin' 3. Spanish Castle Magic 4. Ain't Got Nobody (sung by Larry Lee) 5. Lover Man #1 6. Lover Man #2 7. Jam Back At The House #1 8. Jam Back At The House #2 9. Izabella 10. Why I Sing The Blues (sung by Larry Lee) 11. Machine Gun / If 6 Was 9 12. Instrumental JamGypsy Sun And Rainbows Jimi Hendrix - lead guitar, vocals Mitch Mitchell - drums Billy Cox - bass Larry Lee - rhythm guitar, vocals Juma Sultan - percussion Jerry Velez - congas

Jimi Hendrix ジミ・ヘンドリックス/NY,USA Rehearsals 1969 Upgrade

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