終焉の地となった1982年のジャパン・ツアー。その究極ステレオサウンドボード・アルバム。
【日本洋楽史の伝説放送を永久保存】
そんな本作に刻まれているのは「1982年12月8日:日本武道館」公演。その超極上サウンドボード録音です。この日は日本洋楽史において特別な輝きを放っている。何しろ、JAPAN自体が人気絶頂にあっただけでなく、衝撃の解散宣言。その最後の武道館公演というだけでなく、某有名ミュージシャンとの共演も実現し、その模様は某放送協会によるFMラジオ番組“JAPAN SPECIAL”で放送された。それこそ、日本中の洋楽ファンがこぞって録音に挑み、マニア同士で高音質を競うほどの熱狂を引き起こした。特に初回放送は再放送ではカットされた「Quiet Life」まで放送されたこともあり、日本のファンにとっては中途半端な公式盤『OIL ON CANVAS』よりも遙かに重みのある伝説の放送でした。もちろん、JAPAN伝説の象徴音源だけに数々の既発ブートレッグも生み出してきたわけですが、本作はその最高峰を極めた1本なのです。
【至高マスターを磨き込んだ究極クオリティ】
その本作の大元になったのは、ある記録マニアによるマスター。このマニアは音楽番組のアーカイヴをライフワークとしており、80年代から時代時代でハイエンドの機材を更新しては録音/録画し続けた。配線や電波状況、さらにはマスター・カセットの保存環境にも気を配り、“最高の音”を現代まで残してきたのです(日本は放送局の管理が厳格で、海外のように原盤が流出することはまずありません)。当店では、このマニアから提供された極上マスターの数々をご紹介してきましたが、本作もその1つなのです。ここで、以前ご紹介した『JAPAN SPECIAL: BUDOKAN 1982』を思い出される方もいらっしゃるでしょう。既発群を一蹴するクオリティで衝撃を呼びつつ、わずか1週間の限定リリースで消えた幻の超名盤。そう、本作はあの衝撃マスターをCD化したものです。ただし、そっくり同じではありません。通常リリースの妨げになっていたDJトークをすべて削除(デヴィッド・シルヴィアンのMCはしっかり残っています)して純粋なライヴアルバムとして構成し直し、細心マスタリングで磨き込んだ究極仕様なのです。そのマスタリングも無闇矢鱈なイコライジングで音圧稼ぎをしているわけではありません。極々微細な音揺れ、ノイズ等を徹底的に補修したのです。ボーナス盤を体験された方なら「どこかノイズあった?」と思われるかも知れませんが、これは普通に聴いていたら気づかない、もし聞こえたとしても瞬間の「プッ」以下で拍手かノイズが判明できないレベル。今回はそれらを波形で洗い出した上で、さらにフルボリューム再生のダブル・チェック。耳に入る可能性のある傷を徹底的に見つけ出し、可能な限り補正したのです。もっとも、それまでやっても100分以上で10カ所未満。いかに元マスターが優れていたかもご理解いただけるでしょう。
【文化遺産となるライヴアルバムの最高傑作】
そうして究極形に引き上げられた本作から流れ出るのは、『OIL ON CANVAS』にさえ凌駕する名演。これだけの象徴サウンドボードを分析するのも気が引けますが、初めての方のためにもセットを整理しておきましょう。
●QUIET LIFE(2曲)・Quiet Life・OIL ON CANVASで聴けない曲:Alien●GENTLEMEN TAKE POLAROIDS(5曲+α)・Gentlemen Take Polaroids/Swing/Nightporter/Methods of Dance・OIL ON CANVASで聴けない曲:Burning Bridges(SE)/Taking Islands In Africa(★)
●TIN DRUM(7曲)・Sons of Pioneers/Cantonese Boy/Visions of China/Canton/Ghosts/Still Life in Mobile Homes/The Art of Parties ●その他(4曲)・OIL ON CANVASで聴けない曲:Life in Tokyo(★)/European Son/Bamboo Music(★)/Good Night(★)個目中:「★」印は共演曲。
……と、このようになっています。『OIL ON CANVAS』では聴けないレパートリーが6曲もある上、4曲では歴史上大変貴重なゲスト・ミュージシャンらとの共演も聴ける。しかも、単に珍しい・増量というのではなく、演奏自体も素晴らしい。『OIL ON CANVAS』は来日前の1982年11月に録音されましたが、本作は終焉の日本。ショウ全体で噛みしめるような熱演が繰り広げられる。そのすべてを完全オフィシャル級のクオリティで楽しめるのです。公式作品と並ぶのではなく、凌駕する1本。以前ご紹介した2CDも放送そのままのラジオ・アルバムとして些かも価値は薄れていませんが、本作はそれとは違う「音楽作品」なのです。伝説の初回放送、既発とは次元の違うマスター、そして終焉までカウントダウンに入った熱演と歴史的な共演……。すべてが至高・究極の次元で揃った絶対の超名盤。頂点的録音です。あの時代を生きた洋楽ファンにとって、まさに一生の一枚。
Live at Budokan, Tokyo, Japan 8th December 1982 STEREO SBD(UPGRADE)*頂点的録音です。
Disc 1 (47:11)
1. Burning Bridges 2. Sons Of Pioneers 3. Alien 4. Gentlemen Take Polaroids 5. Swing 6. Cantonese Boy 7. Visions Of China 8. Nightporter 9. Ghosts
Disc 2 (56:00)
1. Still Life In Mobile Homes 2. Methods Of Dance 3. Quiet Life 4. European Son 5. The Art Of Parties 6. David Sylvian Introduction 7. Bamboo Music 8. Taking Islands In Africa 9. Life In Tokyo 10. Canton 11. Good Night
David Sylvian: lead vocals, keyboards Mick Karn: fretless bass guitar, backing vocals Steve Jansen: drums Richard Barbieri: keyboards, synthesizers
STEREO SOUNDBOARD RECORDING





























