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Ginger Baker,Eric Clapton & Friends ジンジャー・ベイカー エリック・クラプトン/London,UK 2020

つい先日の2月17日にロンドンで行なわれた、エリック・クラプトン主催による「ジンジャー・ベイカー・トリビュート・コンサート」の全貌を逸早くリリース致します!このコンサートは、60年代に共に伝説のスーパーグループ、クリームを結成し、かけがえのない青春時代を共に過ごしたクラプトンが、昨年10月6日に亡くなった名ドラマー、ジンジャー・ベイカーを偲び、友人ミュージシャンを集めて開いたものです。その全貌を高音質ステレオレコーディングしたオーディエンスソースがネット上にアップされ、当店はそれを逸早くメディア化してリリースすることと致しました。元々高音質なマスターですが、当店で定評をいただくプロエンジニアが低音域を少し緩和してマスタリングし、より聴きやすくしてのリリースとなります。注目の出演者はクレジットを見ていただくと、その豪華さに驚かれることでしょう。しかしこのコンサート、アナウンスは昨年の内にされながら、出演者はコンサート当日まで秘匿されていたのです。コンサートの3日前にナイル・ロジャースが自身のSNSでクラプトン、スティーヴ・ウィンウッド、スティーヴ・ガッドらとスタジオ入りしたことを写真入りで暴露し、俄かにファンが騒ぎ出したということがありました。そして当日の朝、出演者が発表されて、やはり3日前のスタジオ入りはこのコンサートのリハーサルだったのか、と誰もが納得したというわけです。この戦略は、コンサートを盛り上げるため主催者側が意図したものだったと思われます。そして蓋を開けてみると、その出演者の豪華なこと!セットリストはクリームとブラインド・フェイスでのレパートリーに集中しました。ステージには4台のドラムキットが設置され、向って左からジンジャーの息子コフィ・ベイカー用、ソニー・エモリー用、スティーヴ・ガッド用、ケニー・ジョーンズ&ヘンリー・スピネッティ用となっていました。オーディエンスは4人ものドラマーが共演するのか、とワクワクしたことでしょう。ソニー・エモリーとスティーヴ・ガッドはハウスバンドとして常時スタンバイ。ピアノのクリス・スティントン、バックコーラスの女性二人もクラプトンと共にハウスバンドのメンバーとして最初から最後まで出演しました。では曲ごとに聴きどころを解説していきましょう。Introduction・・・冒頭にはクリーム時代のジンジャーのインタビュー映像や解散コンサートでのドラムソロシーンが流されます。それに続いてエリック・クラプトンとバンドが登場。クラプトンがジンジャーへの追悼コメントを述べます。ここではクラプトンはジンジャーを本名の「ピーター・エドワード」と呼び、「彼は今日、きっと会場のどこかにいるよ。」と言って会場を沸かせています。Sunshine of Your Love & Strange Brew・・・70年代初期からの付き合いとなるクラプトンの友人ミュージシャン、元ピンク・フロイドのロジャー・ウォータースをベースに迎えての贅沢過ぎるステージです。ボーカルとギターソロはもちろんクラプトンがとっています。ボーカルのセカンドコーラスはバックシンガーのシャロン・ホワイトが担当しています。White Room・・・この曲ではロジャーに加え、同じくクラプトンとは友人関係にあるロニー・ウッドがギターで、元フェイセズ&ザ・フーのケニー・ジョーンズがドラムで加わっています。ロニーはオブリガートのほか、後奏のワウワウソロも任され、見事なプレイを披露しています。後半はクラプトンがソロを引き継ぎます。メインボーカルはクラプトンで、Bメロ部のボーカルはバックコーラスのシャロン・ホワイトがとっています。I Feel Free・・・この曲からはあのナイル・ロジャースがギターで加わります。クラプトンとの付き合いがここまで深いものだとは知る由もなかったのですが、それだけに意外な驚きがありました。あの伝説ともなった彼のギターカッティングが冴え渡ります。また、この曲からはベースにウィリー・ウィークスが参加。クラプトンとは久々の共演となります。ボーカルは、オルガンで参加したポール・キャラックが務めています。Tales of Brave Ulysses・・・前曲からメドレー形式で演奏されます。引き続きロジャースが参加。後奏のソロを任され、ワウペダルを踏みながらハイテンションで味わい深いプレイを披露します。往時のジャック・ブルースに比べればかなり弱々しいですが、クラプトンが懸命にボーカルを務めます。そういう意味では、2005年のクリーム再結成コンサートでも聞けなかった珍しいパターンを楽しむことができます。Sweet Wine・・・ウィル・ジョンズがギターで参加し、中間ではクラプトンと堂々と渡り合うツインリードソロを見事に決めています。このウィル・ジョンズ、あまり馴染みのない名前だと思いますが、彼はクラプトンの甥にあたる人物(クラプトンの前妻パティ・ボイドの妹のポーラとストーンズの数々のアルバムやデレク&ザ・ドミノスのセカンド・アルバムのエンジニアを務めたアンディ・ジョンズとの間に生まれた子。因みにアンディ・ジョンズは、プロデューサー、グリン・ジョンズの弟です)で、自分のバンドを率いてプロ活動をしている、今年47歳のギタリストです。彼がギターを始めたきっかけは伯父のクラプトンから励まされてのことだったそうです。こうした機会に呼んでやるクラプトンに身内思いの人の良さが表れています。Blue Condition・・・クリームとしてはユーモラスな、ライブ向きではなかった曲です。曲前にはクラプトンが「今までステージで演奏したことのない、おかしな曲をやるよ。」とアナウンスし、会場が盛り上がります。ジンジャーが歌ったオリジナル・バージョンどおり、もったりしたリズムで演奏が進みますが、こんな曲でクラプトンが切れ味鋭いギターソロを決めているのが聴きものです。ジンジャーが会場のどこかから見ていて、「おい、こんな曲をやってくれるのかい?」と言ってそうです。Badge・・・再びロニー・ウッドが参加。セカンドソロパートでは、ポール・キャラックのオルガンソロに続き、ロニーがギターソロをスライドでプレイしています。こうして聴くとロニーのプレイはツボを押さえたなかなかのもの。73年のクラプトンの「レインボー・コンサート」での好サポートを思い出してしまいました。ドラムには、クラプトンのお抱えドラマーでもあるヘンリー・スピネッティが加わっています(彼は81年のジャパン・ツアーでこの曲をプレイした経験があります)。Pressed Rat and Wart Hog・・・この曲ではジンジャーの息子でドラマーのコフィ・ベイカーが参加。血は争えない、蛙の子は蛙、という格言を思い出させる見事なドラミングと親父さんにそっくりなボーカル(語り)を聞かせます。Had to Cry Today・・・ここからはブラインド・フェイス・タイムとなります。当然、スティーヴ・ウィンウッドが参加。まずはウィンウッドはストラトを抱えてのクラプトンとのツインリード体制。オリジナル・バージョンの通りボーカルも彼がとり、ファーストソロはクラプトン、セカンドソロはウィンウッドとクラプトンのツインリードとなりますが、何と今回はここにナイル・ロジャースも加わってのトリプルリード展開となります。このままブラインド・フェイスを再結成しても良さそうなくらいのレベルの高い演奏が展開されています。Presence of the Lord・・・ウィンウッドがオルガンに回り、クラプトン作の名曲が演奏されます。ボーカルは69年当時とは異なり、クラプトンがファーストコーラス、ウィンウッドがセカンドコーラス、ギターソロ後のサードコーラスは二人のデュエットとなっています。クラプトンのワウワウソロも久々に聴けます。Well Alright・・・メンバーはそのままでウィンウッドがピアノをプレイ。ソロではシンセサイザーをプレイしています。このアレンジは2008年のクラプトン&ウィンウッドのジョイントコンサート時と同じです。Can't Find My Way Home・・・ウィンウッドが名唱を聴かせる名曲を披露。ソロはクラプトンが決めます。バックを務めるナイル・ロジャースのお気に入り曲なのか、えらくノリノリな様子で、オフマイクで歌いながらギターをプレイしていました。Do What You Like / Toad・・・ジンジャーの十八番とも言うべきドラムソロのためのナンバーでした。ここでは息子のコフィがここぞとばかりに親父さん顔負けのドラムソロを披露しています。これがジンジャーへの一番の追悼になったのではないでしょうか。息子の成長ぶりに喜ぶジンジャーの顔が見えるようです。ドラムソロ後のエンディングをToadのフレーズに繋ぐという構成です。Cross Road Blues・・・アンコールは出演者全員による演奏となっています。第4のドラムキットにはケニー・ジョーンズが座り、ヘンリー・スピネッティはそのキットのシンバルのみを叩きました。ギターソロはクラプトンからロニー・ウッドへ回され、クリス・スティントンのピアノソロを挿んでウィル・ジョンズのギターソロへ。再びクラプトンの歌の後はウィンウッドの歌とオルガンソロへ。そしてナイル・ロジャースのギターソロへと回されます。そしてクラプトンのラストコーラスへ。ところが歌い終わったクラプトンが何と「Everybody Solo!(みんなソロを弾いて)」と声を掛けます。ステージ上の4人のギタリストが向かい合い、各々ソロを重ねるという凄い展開に。そして大団円。アンコールに相応しいナンバーでした。このセットリスト、このゲストならば、オーディエンスは全員満足したことでしょう。個人的な事前のメンバー予想では、プロデビューしているジンジャーとジャックの息子二人とクラプトンによる「擬似クリーム再結成」もあるのか?とか、70年代にジンジャーとトリオバンド、「ベイカー・ガーヴィッツ・アーミー」を組んでいたエイドリアン&ポール・ガーヴィッツ兄弟も出るのでは?とかを考えていたのですが、それを見事に裏切る「クラプトン人脈によるクラプトンならではのジンジャー追悼」となりました。これが一番だったでしょう。この素晴らしいコンサートが公演日から僅か18日後にCDでのリリースです。音質は超高音質ステレオ・オーディエンス録音の完全版 EventimIM Apollo, London, UK 17th February 2020 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (36:11) 1. Introduction 2. Sunshine of Your Love (with Roger Waters) 3. Strange Brew (with Roger Waters) 4. White Room (with Roger Waters, Ronnie Wood on guitar & Kenney Jones on 3rd drum kit) 5. I Feel Free (with Nile Rodgers, Paul Carrack on organ & vocals) 6. Tales of Brave Ulysses (with Nile Rodgers) 7. Sweet Wine (with Paul Carrack on organ & Will Johns on guitar ) Disc 2 (67:48) 1. Blue Condition 2. Badge (with Ron Wood, Henry Spinetti on 3rd drum kit) 3. Pressed Rat and Wart Hog (with Kofi Baker on drums & vocals) 4. Had to Cry Today (with Steve Winwood & Nile Rodgers on guitar) 5. Presence of the Lord (with Nile Rodgers on guitar, Steve Winwood on organ & vocals) 6. Well Alright (with Steve Winwood on organ & vocals & Nile Rodgers on guitar) 7. Can't Find My Way Home (with Steve Winwood on organ & vocals & Nile Rodgers on guitar) 8. Do What You Like / Toad (with Steve Winwood, Ronnie Wood & Nile Rodgers; with drum solo by Kofi Baker) 9. Cross Road Blues (with everyone & Roger Waters on cowbell) 10. Outro including Nile Rodgers trying to encorage 2nd encore Eric Clapton - guitar 6 vocal, Paul Carrack - organ & vocal, Chris Stainton - piano, Sonny Emory - drums, Steve Gadd - drums, Willie Weeks - bass, Katie Kissoon and Sharon White - back chorus Steve Winwood - guitar, organ & vocal, Roger Waters - bass, Nile Rodgers - guitar, Ronnie Wood - guitar, Kofi Baker - drums, Kenney Jones - drums, Henry Spinetti - drums, Will Johns - guitar

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