SCORPIONSは'79年6月の来日公演終了後、バンドにとって初めてのアメリカツアーを行い、ドイツ出身のハードロック・バンドとして画期的なアメリカ進出を果たしました。アメリカツアー終了後は再びヨーロッパに舞台を移し、ツアーを継続する事になっていましたが、ここでとある依頼が舞い込みま す。'79年の"レディング・フェスティバルは"、例年通り8月末に3日連続で予定され、この年は初日の24日がTHE POLIS、25日がTHIN LIZZY、そして最終日の26日はPETER GABRIELがそれぞれヘッドライナーに予定されていました。しかし25日に出演を予定していたTHIN LIZZYは、ツアー中にゲイリー・ムーアが脱退した事でバンドの建て直しを余儀なくされ、出演キャンセルに立ち至ります。そこでその代役として、ヨー ロッパでの人気が高まっていたSCORPIONSに白羽の矢が立ち、彼らは思わぬ形で大舞台のステージに上がる事となりました。本作「READING ROCK '79」は、10年近く前にリリースされていた当時から「SCORPIONSの'79年を代表する音源」として知られ、廃盤後 も定番としてファンに親しまれています。バンド史上でも特筆すべきライヴを、優れたライン・ソースでパッケージした本作の価値は、同年のライン・ソース決 定版「TOKYO 1979: Pre-FM Master」に優るとも劣らず、ファンならば絶対に聴いておきたい一本です!本音源はフェスティバル後日の音楽番組で放送された素材が元になっているため、残念ながら完全収録ではなく、約42分のダイジェスト的な内容です。しかしクラウス・マイネのヴォーカルをセンターに、左チャンネルにはルドルフ・シェンカーのギターを、また右チャンネルへはマティアス・ヤプスのリードギター を、それぞれクリアにバランスよく収録したサウンドは、放送音源ならではの聴き応えを楽しませてくれます。本来1曲目だった「Pictured Life」はカットされていますが、続く「Backstage Queen」と「We'll Burn The Sky」のウリ時代メドレー、新たにレパートリーとなった「LOVEDRIVE」からの新曲4つはしっかりとフィーチャーされており、ライヴのハイライト は網羅されています。マティアスのギター・プレイやバンドの一体感は来日公演と比べても向上しており、聴き手は安心して演奏に聴き入る事が出来ます。また「TOKYO 1979: Pre-FM Master」では未収録だった「He's A Woman, She's A Man」が収録されているのは本作の大きなアドバンテージ。ハードかつ個性的にロックするSCORPIONSの魅力をたっぷり楽しめます(同曲の冒頭でハ イテンションに叫ぶルドルフも印象的)!また、同様に本作の聴き所となっているアンコールの「Robot Man」は、録音の関係で前半こそクラウスのヴォーカルがオフ気味になっているものの、その分ルドルフとマティアスのツインギターは鮮やかに聴き取れま す。公式ライヴ「TOKYO TAPES」における同曲のように、最後までとことんスパークするSCORPIONSライヴの凄みは圧倒的というほかありません!SCORPIONSはこの後'80年や'86年の"モンスターズ・オブ・ロック"など、多くの大規模フェスティバルに参加します。その嚆矢となった '79年レディング・フェスティバルは、彼らが経験した最初期の大舞台として意義深いものがあります。また'79年から'80年にかけて変化していったバ ンドの姿を極上のライン・ソースで確認できる価値も大きい。「ANIMALIZED IN MILWAUKEE」とともに過渡期SCORPIONSの姿を活写した本作は、どんなSCORPIONSファンにとっても必聴の一本だと断言します!
Live at Reading Festival, England 25th August 1979 STEREO SBD
1. Backstage Queen 2. We'll Burn The Sky 3. Loving You Sunday Morning 4. Love Drive 5. Always Somewhere 6. He's A Woman, She's A Man 7. Another Piece Of Meat 8. Robot Man STEREO SOUNDBOARD RECORDING
Klaus Meine - Vocals Rudolf Schenker - Rhythm Guitars Matthias Jabs - Lead Guitars Francis Buchholz - Bass Herman Rarebell - Drums





























